資格があると転職に有利な職種・業種とは?

よく聞かれる質問のひとつに「転職には資格があると有利と聞きますが本当でしょうか」というものがあります。確かに業種・職種によっては履歴書に資格の記載があることで評価が分かれることもあるようです。では、転職に有利な資格とはどのようなものでしょうか。また、採用担当者が本当に必要としているものは何なのでしょうか?

<3つのポイント>
●医療系や技術職は資格の取得が前提となり、金融やIT系などは資格よりも実務経験や実績重視
●業界・業種を問わず英語系の資格を重視する企業が増加
●資格を持っていないから圧倒的不利になるとは限らない

資格が重視される業種・職種とは?

資格の中には公認会計士や宅地建物取引主任者、あるいは医師・薬剤師・看護師のように特定の資格を持っていなくてはその業務に就いてはいけないという「業務独占資格」があります。このため、医療系や建築/土木系などの専門職や技術職では、こうした資格を有していることが採用の前提となっているものも少なくありません。
また、現在求人を行っているポジションではこれらの資格は直接必要ないものの、昇進するためには資格が必要であったり、資格を取得する際に身につく高い専門知識を重視する職場も少なくありません。

たとえば企業内会計士の求人では、公認会計士資格を取得していなくても、経験と実務能力さえあればOKという企業も多くみられます。しかし、こうした実務能力の持ち主の大半は公認会計士資格を取得しており、「資格を有している」という事実が自分の専門性を証明すると考えられる場合も多いでしょう。

ただし、専門性の高い職種の中でも、たとえば金融系やIT系の専門職ではそれほど資格は重視されないこともあります。こういう職場では、資格よりも実務経験や実績が高く評価される傾向があります。

英語系の資格について

近年、英語力を重視する企業が増えました。採用や昇進の基準にTOEICの一定以上のスコアを求める企業も少なくありません。TOEICの公式サイトでは、「中途採用社員に対して企業が期待するスコア」として610~815を提示しています。業種・職種を問わず、一定以上のTOEICスコアを有する人であれば、企業によっては有利な評価を得られるかもしれません。

ただし外資系企業や、海外拠点・海外顧客とひんぱんにコミュニケーションをとる必要のある業種・職種では、TOEICやそのほかの英語系資格・スコアによらず、英語面接による実践的な英語コミュニケーション能力が重視される傾向があります。

転職による中途採用は即戦力としての実務能力が重要

冒頭に掲げたような業務独占資格、あるいはその資格を有していることが専門知識や専門スキルの証明となるようなケースを除いては、多くの資格は選考の際に有利に働きます。ですが、それが全てではありません。
応募する業種・職種に関連性の高い資格を有しているのに越したことはありませんが、多くの企業では資格よりも即戦力として活躍できる実務能力を重視する傾向にあります。

「資格を持っていないから、この業種・職種への応募は無理だろうか?」「就職に役立つような資格を取得してから転職活動を開始するべきだろうか?」といった迷いをお持ちの方は、悩むよりもまず転職エージェントにご相談ください。あなたの希望する業種・職種の求人で資格を必要としない案件があるかどうか、もし資格が必要・あるいは圧倒的に有利となる業種・職種へのチャレンジであれば、どういった資格が有効か、どれくらいの勉強期間で取得が可能かといったこともあわせて、適切にアドバイスいたします。

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