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子どもの写真はOK? 上司や取引先への年賀状のビジネスマナー

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年賀状づくりの進捗はいかがだろうか。取引先の担当者、前職の上司など、ビジネス上の関係者をリストアップするだけでもひと苦労。「今年もよろしくお願いします」と、新年定番のご挨拶+来年の干支の絵をプリントして、もう投函してしまいたい……なんて思ってしまうことも。

 

「サッと印刷しただけの年賀状は軽く読み飛ばされます。手書きでメッセージを添えるのは基本中の基本です」と、そんな甘えた考えをバッサリ斬り捨ててくれたのは、『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』(祥伝社)の著者、マナー講師の美月あきこさん。

 

美月さんによれば、年賀状の内容次第で、相手に与える印象が変化し、その後の関係性にも影響を及ぼすという。「相手に好印象を与える年賀状」のポイントをご教示いただこう。

 

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「相手に好印象を与えるのは、相手との過去・現在・未来を表すメッセージが網羅されている年賀状です。今年できた相手との思い出が『過去』、『謹賀新年』のように印字された挨拶が『現在』、これから相手とどのように関わりたいかが『未来』のメッセージです」

 

つまり、あらかじめ印字された年賀状であれば、過去と未来のメッセージが重要になるわけだ。せっかく添え書きするなら、やはり相手の心に響くオリジナルなものが望ましいとのこと。具体的には、どんなことを書けば……?

 

「例えば以前、研修で私が『1年間に7%ずつ成長すると、10年で2倍になる。10年後に理想のビジネスパーソンになるために、日々コツコツ努力しましょう』とお話したら、翌年の年賀状に『先生の仰ったことが本当か電卓で計算したら、本当に10年で2倍になりました!』と書いてくれた受講生の方がいて、思わずクスッとしました(笑)」

 

確かに、これは素敵なメッセージだ。「自分が何気なく言ったことを、相手が大切に受け止めて、教訓にしたり実践してくれたりするとうれしいですよね。特に目上の方には、そんなメッセージが喜ばれると思います」と美月さん。

 

「また、『来年はもっと素敵な自分になるので乞うご期待!』というメッセージをもらったときは、少しカジュアルではありますが、前向きで良い文章だと感じました。その方ならではの、オリジナルの言葉で表現できるとより良いですね」

 

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年賀状といえば、絵や字だけでなく、写真を載せるのはどうだろう。実際よく見かけるが、これにはかつてお子さんの成長写真を載せていたという美月さんから、こんなご指摘が。

 

「途中で気付いたのですが、子どもの写真を載せることは親の自己満足でしかないんですよね。趣向を変えて、自分が仕事をしている写真やオフィスの写真を載せたら、『こんな雰囲気でお仕事をされているんですね』と、ものすごく反響がありました。写真は仕事関係のものを、もし家族のものであれば、せめて自分も写っている写真を選んだ方が、相手の興味をひくと思います」

 

ただ、日ごろはPCで文字を「叩く」ので、綺麗な字を書くのが苦手で……。時間をかけて丁寧に書くべき?

 

「大前提として、雑な字はNGです。雑な字は、相手にマイナスの印象を与えてしまいますから。字がお手本のようなきれいではなくても、がんばって丁寧に書いたことが伝われば大丈夫」

 

何十枚、場合によっては何百枚と添え書きしていると、途中で疲れて投げやりになりがちだが、その気持ちは相手にも伝わってしまうだろう。焦って書くとどうしても雑になるので、前々から準備をしておけば……と思う今年も、気付けば元旦着の投函期限直前。はやる気持ちを抑えて、できるだけ丁寧に仕上げよう。

 

(真崎睦美)

 

 

<取材協力>

人財育成トレーナー 美月あきこ

http://ameblo.jp/lucille/entry-12087654210.html