株式会社FRONTEO

少量のデータでも学習できる実用的な人工知能で、人工知能と共存する未来を切り拓く

人工知能を多方面の業界・産業で活用する方向にある昨今。自然言語処理に特化した人工知能「KIBIT(キビット)」を独自に開発し、さまざまな分野へ応用してきたのは、株式会社FRONTEOです。KIBITの特徴や人工知能活用のこれから、FRONTEOの強み・今後の展望について、CTOの武田秀樹様にお話を伺いました。

- KIBITの特徴についてまず教えてください

KIBITは自然言語処理に強みをもつ人工知能エンジンです。人工知能を用いてソリューションを提供する当社が最も気にかけているのは、「お客様に我々の製品を安心して使っていただけるかどうか」。人工知能は常識をもっているわけではないので、実際にビジネスの現場で効果的な判断ができるように、たくさんのデータを使って「教える」必要があるのが一般的です。しかし、教えるための適切なデータが十分ではない企業がたくさんあるのが現状で、人工知能の普及において重要な課題となっています。
そこで当社は、今までの実績を活かし、少ないデータでも効果的に学習を行い、お客様の課題を解決できるKIBITを開発しました。今は50社を超える、日本を代表する企業にご利用いただいています。

- KIBITは主にどのような領域で利用されているのでしょうか

大きく分けると4つのビジネス領域があります。
まず1つ目は「リーガル領域」。米国の民事訴訟において、膨大なデータの中から訴訟に関連する情報のみを証拠として開示する義務があります。その証拠を見つける際にKIBITが使用されています。
2つ目は、「ビジネスインテリジェンス領域」です。最近多い事例として、企業が保持している報告書やレポート、営業報告資料などの文字情報の解析があります。そういった情報を解析し、コンプライアンス違反がないかどうかのチェックや、VOC(カスタマーの声)活用などを行い、営業効率化に貢献しています。
3つ目は、「デジタルコミュニケーション領域」。企業のマーケティング活動や、受付、又は、ショールームにて活躍しているロボット「Kibiro」がこの領域にあたります。このKibiroにはKIBITを搭載しているので、学習したデータをもとにリコメンドなどを行うことも可能です。
そして4つ目が「ヘルスケア領域」です。電子カルテの解析、問診データの解析などをKIBITが行い、診断を下す際の一助となる情報を提供します。

豊富な経験を活かし、すぐに使ってもらえる人工知能を作りたい

- 競合も多数出てきていると思いますが、そうした中でFRONTEOの強みは何でしょうか

同じ「人工知能開発」に取り組んでいる企業であっても、解析するデータの得意・不得意はそれぞれ違いますし、領域もさまざまなので、あまり競合という意識はありません。例えば「自動運転」「画像判別」「言語認識」「ビッグデータ解析」など、どれを挙げても「人工知能」と結びつけて考えられると思うのですが、扱う知識やデータの毛色がかなり違うことがおわかりいただけると思います。
そのような中でFRONTEOの強みは、やはり「少量のデータで学習できる人工知能エンジンを持っている」という点だと思います。当社はユーザー企業が適切なデータを少し学習させるだけですぐに使えるように、パッケージ化してKIBITを提供しています。また、今まで培ってきたノウハウを活かして、ユーザー企業の要望に合わせた形でお渡しできているので、この点も大きな強みの一つと思います。

- 今後さらにやりたいこと、展望などはありますか

現在は「言語」の解析を得意としていますが、今後さらにそれを深めていけたらと考えています。今まで、さまざまな分野で解析してきたノウハウをライブラリ化してプラットフォームを作り、新しいお客様にもすぐにKIBITを使ってもらえるようにしたいですね。また、テキストだけではなく、数値や画像など、他の種類の情報のデータも含めて総合的に解析できる状態にしたいです。

大事なのは「常に変化を恐れず、戦略的に新しい技術・産業を作る意識」

- どのような人と一緒に働きたいですか。また、どのような人がFRONTEOで活躍できると思いますか

行動情報科学研究所には、研究職、開発職、テクニカルエンジニア、インフラエンジニアなどさまざまな職種の人がいます。どの職種にも共通して言えるのは、「社会に直接役に立ちたい」という気持ちがある人が一番楽しんで仕事ができるということです。自分自身が新しい技術、新しい産業を作っていく、それを世の中の人々が活用できるところまで持っていく、という志向がある人は当社で活躍できると思います。
新技術に関わることは、難しさもありますが同時に大きなやりがいを得ることもできます。この業界自体、速いサイクルで動いているので、そこよりもさらに一歩速いスピードで動いていないとトップは目指せません。私自身、「常に成長していかないと」と思っているので、変わることを恐れない人、ただ闇雲にあれもこれもとやるのではなく、きちんと自分たちの戦略をもって臨機応変に変化していける人、それを楽しめる人と一緒に働きたいですね。



※本記事は、2017/10/30に公開されています。記事の内容については掲載時点のものとなりますので予めご了承ください。

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