【担当業務】・主な担当業務は、空調機性能に関わる法規制・技術標準改定に関わる事業リスク分析・対応策検討、および、規制当局・規格策定団体への当社ポジションのロビイングとなります。・事業リスクが判明した時点で、経営層に速やかにインプットし、リスクを社内事業部門に周知することが求められます。また、有識者との議論による当社としての対応策の具体化と即時実行が期待されます。・ロビー活動については、当社事業の強みを伸ばす攻めのロビーもあれば、規制当局からの規制強化案の緩和を目指した守りのロビーもありますが、どちらにせよ、規制当局・規格策定団体に対して論理的に当社ポジションを説明する提案力と、社内技術部門と連携し提案を裏付けるエビデンスを取得する調整力が必要です。【具体的業務】・各国・地域における法規制・技術標準の改定動向を把握し、当社への影響度の正確な分析と、規制当局や規格策定団体への対応策ロビー具体的には、・欧州Ecodesign:Lot1(暖房機,GHP),Lot2(ヒートポンプ温水機),Lot10(ルームエアコン),Lot21(業務用エアコン)における性能評価法改定と新性能規制値・欧州ESPR:実使用時消費エネルギー、冷媒、使用材料、リサイクル率などのデータ管理・日本省エネ法:JIS改定(C9621,B8615など)とルームエアコン/業務用エアコントップランナー制度対応・ASEAN CSPF:MEPS(最小エネルギー基準)改定【課のミッション】・空質空調に関わる規制や規格の動向を把握・予想し、規制当局や規格制定団体に対し当社の意見を適切に反映させるロビー活動を行うとともに、規制・規格の経営リスクを分析し、社内関連部門とともに対応策を検討するのが技術・政策渉外課のミッションです。【募集背景】カーボンニュートラル実現に向けて、空調機器の省エネルギー化は必須です。現在、住宅用・業務用双方の空調機器を対象に、「実使用時」の消費エネルギーを評価する性能評価手法への改定、およびその評価法に基づいた新しい性能規制値への切替が、欧州や日本で議論されています。また、「実使用時」の性能をIoTを駆使して常時モニタリングする性能監視の動きも強まっており、このためのデータ通信・管理・分析・セキュリティに関しても規制、技術標準化が進められています。このような、空調機器とIoT技術とが融合した次世代ステージの規制・規格への対応、および規制当局・規格策定団体へのロビイングを強化していくために、新規人財を募集します。【この仕事を通じて得られること】・グローバルで空調業界を取り巻く規制・技術標準化の動きを捉え、規制当局や技術策定団体への働きかけを通じ、地球規模での環境貢献を実感できます(主な対象は、欧州、日本、中国、ASEAN)・省庁役人、業界著名人、社内の経営層、社内の技術キーマンと直接話ができ、高い視点で業界の方向性を考え、実行するスキルが身につきます。【職場の雰囲気】・30代前半の若手もおりますが、ベテランが多い部署です。・働き方(テレワーク活用等)は自由に選択することが可能です。・規制当局と対峙するため、短期での判断、社内調整、意見書作成等が求められる場合があります。【キャリアパス】・担当分野における当社技術の方向を決める社内影響力を持ち、かつ、社外にも確固たる人脈を築くことで、高度専門職へのキャリアパスを用意しています。弊部署内にも、高度専門職としてグローバルに活躍されているメンバーがおります。