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転職のタイミング 辞める、活動する、入社する ベストなタイミングとは?

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転職活動を始めると、現在の職場を辞める時期や、転職先に入社する時期、引っ越しや家族と の調整など、いろいろなことを考えて進めていかなければならないことがわかります。今回は、年齢や時期、職種など転職のタイミングに関する様々な悩みと解決法についてお伝えします。

いつから動くべき?要注意、転職するタイミング

転職を考えている場合、気をつけたいのが「いつから動き出すか」です。 転職のタイミングで悩んでいる方全員にまずお伝えしたいことは、「転職活動は在職中に行う」です。退職・離職してからの転職活動はお勧めしません。

転職活動は一般的に3~6ヶ月ほどかかるといわれています。いつ始めるかはもちろんのこと、決まった後の退職手続きや引継ぎ、引越しの準備なども考慮すると入念な準備が必要です。

転職活動中の生活費を確保するためにも離職はすべきではありませんし、離職期間が長引くとそ の事実自体が評価に悪影響を及ぼしかねません。

転職のタイミングが悪いのはこんな時

転職が成功するかどうかは、転職者本人のスキルや経験、企業との相性に加え、景気の良し悪しも影響します。景気が悪化すると、求人数の減少や求められる経験やスキルの要件が厳しくなるため、転職が難しくなります。

景気の傾向を知るうえで「有効求人倍率」について、具体的な数字をチェックすることも転職のタイミングを図るうえで役立ちます。有効求人倍率は、求職者一人に対して求人がどの程度あるかを 表していますが、この数値は景気に比例します。有効求人倍率が1未満のときは、転職が困難なとき。

例えば、厚生労働省が発表しているデータによれば、令和3年3月時点での有効求人倍率は1.10倍となっています。同年の前年度が1.55倍あったことを踏まえると、転職市場は厳しい状況だと言えます。

職種によっても求人倍率は異なるため、転職する時には、こうしたデータをチェックして転職する時期を検討すると良いでしょう。

年齢別、転職する前に悩みの元を断つための心構え

転職活動を始めるタイミングはいつが良いのでしょうか。20代であれば、独身の方も多く、転職市場においてもポテンシャル採用で転職の障害もそれほど多くはないでしょう。

ただし、新卒入社1〜2年での転職は在職期間の短さや経験やスキルのなさにより転職が上手くいかない可能性もあります。可能であれば、少なくとも3年間は堪えておきたいところです。

ただ、その後はというと、年齢を重ねるにつれて、人によっては人生で背負うものが増えるようになり、転職するタイミングを見計らうのが難しくなってきます。そこで、ここでは30代、40代で転職を考えている人に必要な心構えをお伝えします。

20代で年齢による転職のタイミングをお悩みの方はこちらの記事をご覧ください。

30代求人の多い年代だから

30代といえば社会人7年~10年目。研鑽を重ねて高い専門性やマネージャーとしての経験を有している人も少なくないでしょう。

30代の転職では即戦力採用の傾向が強まっており、求人数(需要)に対して人材(供給)が追いついていない状態となっているため、スキルや経験が市場では高く評価されます。

転職活動を有利に進めるためには、自分にどんなスキルがあるのか、どんな経験を積んできたのか、一度洗い出してみるとよいでしょう。

40代キャリアアップや先々を考えて

40代の方は「年収アップ」と「やりがい」を理由に転職を検討される方が多いです。

40代で年収アップを狙う場合、管理職経験の有無が転職成功に大きく影響します。まだ管理職としての経験が浅い場合は、今の会社でもう少し経験を積む選択肢を検討しましょう。

一方で、「やりがい」を求めてプレイヤー職への復帰やベンチャーへの転職を検討される場合、ライフスタイルの変化を考慮しなければなりません。

家庭をお持ちであれば、ご家族の同意を取ることを忘れてはいけません。子どもの教育費も段々と増えていく頃。ライフプランと先々のキャリアも見据えて、しっかりと希望の仕事を探すことが大事です。

転職におすすめの月は何月? ボーナスと転職のタイミング

転職を良いタイミングでするために、ここでは求人数の増える時期を見て転職する場合と、ボーナス支給に合わせて転職する場合についてお伝えします。

求人数が増えるのは何月?

一般的な日本の企業では、春(2月-3月)と秋(9月-10月)に求人数が増える傾向にあります。 その理由は、年度切り替えの組織改変に伴う増員や退職者の後任人事の採用、さらに新規事業・プロジェクトのスタートなどが重なるためです。

この時期は応募先の選択肢は広がりますが、転職者も多いため、大手企業などの人気求人は競争率も高くなる傾向があります。一方で、「夏」と「冬」は求人案件が減少しているものの、人の流動が少ないため、春秋よりも落ち着いて転職活動を行うことができます。

ただし、これはあくまで転職市場全体の傾向です。業界や業種によっては繁忙期が異なるため、転職に適したタイミングも変わることがあります。

せっかくならボーナスをもらった後に退職したい

一般的に、ボーナスの支給は夏と冬。ボーナスをもらってから次の仕事へ転職したい場合、ボーナス支給前に既に転職活動を行う必要があります。その際に注意すべきは引継ぎ期間の確保と転職先との情報共有です。

ボーナスを貰った後、何の手配もせずに突然辞めてしまうと、周囲に迷惑をかけるだけでなく悪印象を与えてしまいます。支給されてから、1~2週間ほど間隔を置いてから打ち明け、残った時間で引継ぎに力を注ぎましょう。

また、内定日からボーナス支給日まで期間が空いているからと言って、内定先に「ボーナスが出るまで入社を延期させてください。」と説明するのは避けましょう。内定を承諾してから入社までの期間は、一般的に1~2ヶ月ほど。無理のないスケジュールを組み、双方に迷惑のかからないようにしましょう。

ライフステージと転職活動

結婚や出産を機にして、労働条件などから転職を考える人もいます。ライフステージで転職をする場合、タイミングとしてはどうなのでしょうか?

結婚と転職のタイミング 男性と女性で変わるか?

結婚を機に転職する場合、男女ともに結婚前がおすすめです。

結婚前に転職した方が良い理由は、もしも転職活動がスムーズにいかず、不安定な時期が長くなってしまった場合、結婚後では家族に経済的・精神的な負担をかけてしまう懸念があるからです。

この場合、住宅ローンや子供の教育費など、独身の時よりも月々の固定出費がかさんで焦ってしまい、早く転職しようと、よく考えずに決めてしまった結果、自分の希望に合わない企業に勤めてしまったという事例がときどき見受けられます。

特に女性は、出産というライフイベントがあります。産休については労働基準法で定められていますが、育児休暇は、労使協定により雇用1年未満の従業員を取得対象外としている場合もあるので、転職先の就業規則を確認してから転職活動をしましょう。

妊娠、産後 育休明けに転職するなら?

基本的に、育児休暇後は元の職場に復帰することが前提になっています。会社側も「復帰する」と思っているからこそいろいろな手続きをしてくれたり、休暇の間は同僚が仕事をカバーしてくれたりと、お互いさまとはいえ、多少なりとも負担をかけていることには間違いありません。

また、転職しても入社後すぐには時短勤務を認めない会社もありますので、育休後すぐに転職をするのはリスクがあります。

育休明けしばらくは、子育てと仕事の両立に慣れず大変です。まだ子どもが小さいうちは、慣れ親しんだ環境で仕事をする方がストレスも多少は軽減されるでしょう。元いた職場ならいろいろな融通をきかせてくれることもあります。復帰に不安があるなら、まずは会社とよく相談し、自分の希望を伝えてみましょう。

子持ち女性、ワーママの場合、転職のタイミングは子供の年齢で変わる

保育園や学童保育などに子どもを預けて仕事をしている場合、退職してから転職するまでの時間があいてしまうと、保育園や学童を退所しなければならない可能性が出てきます。

仕事を辞めてから退所までの猶予期間は自治体によって変わるため、自分が住む地域の区役 所・市役所によく確認しておきましょう。認可保育園の場合は、空き具合にもよりますが、一度退所してしまうと年度の途中で再入園するのは困難なことが多いです。

このように、未就学児~小学生の子を持つ場合は、子どもの預け先との兼ね合いが出てくるため、転職は慎重に進めましょう。

女性の活躍を支える環境が整っている企業特集です。企業選びにお悩みの方、ぜひご覧ください。

職種やキャリアによっては、迷惑をかけない転職のタイミングがある

技術力を必要とする職種や管理職など、すぐに後任を探すことが難しい職種は、一般的な職種よりも辞めるタイミングを慎重に考える必要があります。

エンジニアの転職のタイミング

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進む中、エンジニアの求人は引き続き売り手市場が続いております。エンジニアの仕事は、社内・客先常駐問わず、辞めるタイミングが悪いと仕事先ばかりか客先にまで迷惑をかけてしまいます。

退職するタイミングとしては、プロジェクト完了の時期や、契約更新のタイミングなど、なるべく迷惑がかからないように配慮しましょう。

引継ぎまでしっかりできるように、余裕を持って退職日を設定することが大切です。

新人エンジニアの場合

また、即戦力採用でなければ、入社してから数年かけて教育をうけているケースもあるでしょう。OJT研修プログラムとして、実際にプロジェクトを遂行しながらスキルを積むスタイルが多いです。

そうした場合、プロジェクトを自己都合で切り上げて辞めてしまうと、これまでいた会社に迷惑をかけるだけでなく、そのプロジェクトを完遂することで身につくはずのスキルも得ることができずに終わってしまいます。

さらには、「またすぐに転職してしまうのではないか」「きちんとスキルが身についているのだろうか」と、様々な憶測をうむ状況を作ってしまい、面接時に次の企業に与える心象もよくありません。

管理職の転職のタイミング

管理職が転職するタイミングは、年度末を終え、上期が始まって後任に引き継ぎを終える4月ごろが多いようです。管理職は企業内においても重要な立場ですから、退職する場合はなるべく繁忙期は避け、会社や部下に迷惑をかけないようにしましょう。

加えて、後任に引継ぎを終えるまでポストを空けないための調整が必要です。なるべく早めに退職の意向を伝え、会社に後任を探してもらう必要があります。マニュアルなども準備して、引き継ぎまでしっかり責任を持っておこないたいものです。

管理職の転職で内定後に起こりうるトラブルについてまとめました。ぜひご覧ください。

給与交渉・退職のタイミング、滞りなく進めるために

給与交渉や退職は、伝えるタイミングを間違えると悪印象につながり、その後のやり取りに不具合が生じます。失敗しないためにも、事前に必要なことを頭に入れておきましょう。

給与交渉はどのタイミングですれば良い?

給与交渉をするタイミングは、内定をもらった後、労働条件や仕事内容などの調整をおこなう前にするのがベストです。「給与について聞いたら落とされるのでは?」と心配する必要はありませんので、落ち着いて交渉しましょう。

内定をもらう前にしっかりと給与を確認しておきたいなら、面接のときに聞くこともできます。求人に掲載されている給与は「○円以上」「○円~○円」などと明確でない場合が多いので、給与が転職の条件ならこのタイミングで聞くことも可能です。

しかし、日本企業のなかには、給与に関する積極的な質問を心よく思わない場合もありますので、給与交渉をするなら慎重にしましょう。

給与交渉のタイミングとNG行為について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

退職を伝えるタイミングは?

退職を申し出てから退職できる日までの期間は会社によって異なりますが、「1ヶ月前まで」などと規定がありますので、事前に調べてから退職日を申し出るようにしましょう。

しかし、職種によっては、人が見つかりにくい、時期によっては採用が難しいなど、後任の採用に時間のかかる可能性もありますので、職場になるべく迷惑をかけないように、伝えるタイミングを慎重に検討しましょう。

退職手続きの流れや注意点について知りたい方はこちらをご覧ください。

円満に会社を辞めるには

会社を辞めるときは、円満退職になるよう心掛けしましょう。退職先との話がこじれた場合、転職先に予期せぬ噂が広がってしまうという危険性があります。

そのためにも、上司に引き止められない、納得する退職理由をしっかり考えておくと良いです。例えば、新しい分野にチャレンジしたい、別の環境で自分を試したい、のような現在の環境では実現することが難しいことを伝えましょう。

また、先ほども伝えましたが、退職したいことを告げるタイミングも大切です。引き継ぎのことも考え、時間的に余裕を持って伝えることが大事です。

円満退職に向けた慰留の断り方はこちらをご覧ください。

引っ越し・入社のタイミング、聞かれたときにどう答える?

先ほどの退職を伝えるタイミングと同様に、いつ入社するかを転職先に伝えることも重要です。

Uターン転職で気になる引っ越しのタイミング

Uターン転職をする場合は、家探しは、転職先が決まってからはじめましょう。どこに就職するかわからないうちに引っ越しを決めてしまうと、職場が遠くなってしまう可能性があるからです。

また、会社によっては社宅や寮を用意していることもありますので、先走ると引っ越しが無駄になってしまいます。

「実家の近く」など、すでに住む地域が決まっている場合は、先に家探しを始めてもかまいません。首都圏から地方に戻る場合などは、先に家を決めたほうが往復にともなう交通費と時間を節約することができるので、転職活動が楽になります。

Uターン転職に関する詳細な情報が欲しい方はこちらをご覧ください。

転職先に入社するのは、会社にも自分にも都合の良い日に

多くの会社は、中途の入社日は内定から2~3ヶ月までとしていますが、現在働いている職場の退職日との兼ね合いを考えることも大切です。

「いつ入社できますか」と質問されたら、余裕を持って入社日を設定し、大体の入社希望日を伝えるようにしましょう。入社日が遅くなる場合は、その理由をしっかりと説明してください。

すでに離職している場合は、すぐにでも働けることを伝えて、働く意欲を見せても良いです。転職先の都合もありますので、両者にとって納得のできる入社日を調整しましょう。

自分にベストなタイミング 思い立ったら即行動

ここまで転職のタイミングを考える上で重要なポイントをいくつか紹介してきましたが、全てを考慮しながらプランを立てて転職活動をすることはとても困難です。

まず求人は流動的なものなので、仕事をしながら自分で気になる求人がないか追いかける必要がありますし、応募書類の作成や採用担当とのメールでのやり取りなどを複数社同時並行で行わなければなりません。

転職エージェントを利用すれば、応募の段階から給与交渉まで、転職活動における面倒な部分を隅々までサポートいたします。まずは一度ご相談ください。