【同社について】
1988年に設立し、ファームウェア、金融、CAD開発の3事業を立ち上げて以来、約30年の実績を築いてきました。自動車用エンジン制御など製造業への技術提供を主力に事業を拡大し、計測技術とシステム制御技術を強みに持つシステムハウスとして、受託開発、常駐開発でお客様のニーズに対応しています。自社オリジナルのプロダクト開発も手がけています。技術力を発揮してお客様のご要望を満たすだけでなく、エンドユーザー視点でのプロダクト企画・開発を積極推進し、IT化による業務の効率化、省力化を見込める新しい領域での取り組みを進めています。特に現在、大きく成長しているのが行政との連携をきっかけに誕生した農業用の灌水コントローラです。農業人口の減少、高齢化が懸念されるなか、大手種苗メーカーとも連携し、展開を加速させています。
■養液土耕栽培向け自動灌水コントローラの設計開発
同社では、長年培った車載制御技術、低電力で動くマイコン回路設計技術、センサー入力・制御出力のための通信技術を活用し、群馬県農業技術センターとの共同研究により、小面積の農地にも適した灌水コントローラーを開発しました。
試作機を農業技術センターのハウスに導入し、トマト育苗や栽培における効果を実証してきました。
また、農林大学校や農家様に試作機のモニター販売による実証・評価をしていただき、使い勝手の良い実用的な製品を完成することができました。