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PwCコンサルティング合同会社~プロフェッショナルが協働することで生まれる、社会を変える提案力

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近年、その重要性からますます市場規模を伸ばし、社会に価値提供をしているコンサルティング業界。しかし実際に、コンサルタントが、どんな舞台で、どのように活躍し、どうやって社会的価値を生み出しているのかを知らない人も多いはず。

そこで、大手コンサルティングファームで働く一流のコンサルタントたちにフォーカスを当て、これまで手掛けたプロジェクトや仕事の醍醐味といった具体的な仕事内容から、コンサルタントの仕事の本質や必要な資質、仕事をするうえで心掛けていることなど、仕事術を語っていただきました。

今回取材にご協力いただいたのは、『PwCコンサルティング合同会社』。戦略の策定から実行まで総合的なサービスを提供しているコンサルティングファームです。同社はグローバル市場で活躍するクライアントに寄り添い、事業やビジネスの成功に向けて支援しています。近年、特に需要が高まっているデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に携わる、コンサルタントのお二人にお話を伺いました。

さまざまな分野のプロフェッショナルが集い、協働して課題解決に導く


―― まずは、御社の事業内容を教えてください。


森誠一郎さん(以下、敬称略):当社はクライアントのさまざまな業務における課題を見つけて、課題を解決するための支援を行っています。戦略コンサル、マネジメントコンサル、ITコンサルなど、総合的な領域を網羅しているのが特徴です。また、PwCあらた有限責任監査法人など、メンバーファームと協業しながら、プロフェッショナルな視点からクライアントへのアドバイスを行っています。


―― 御社の強みは何でしょうか。


:コンサルティングファームは、クライアントの課題解決のために戦略から実行までを担いますが、当社は戦略から実行までの垣根が低いのが特徴です。グループ内の各部門のプロフェッショナルと連携しながら、スピーディーに実行できるのが強みですね。


これは、当社のバリューのひとつである「Work together」に共感した人材が集まっているためと言えるでしょう。さまざまな境界を超えて協働し、人脈やアイデア、そして個人の持っている知識を共有する風土が根付いているのです。例えば保険やTax、コンプライアンス、そしてITなど、それぞれの専門知識をもった人材がそろい、お互いをリスペクトし合いながら、問題解決に臨んでいます。

組織や社会を変革していくやりがいと、知的好奇心が満たされる仕事


―― お二人のこれまでのキャリアについて教えてください。


:私は、ITコンサルティングファームで、エンジニアとしてキャリアをスタートしました。当時はプロジェクトマネージャーを任されていましたが、IT業界の最前線で働くなら20代がベストだな、と感じましたね。次々に最新の技術が出てくるため、歳を重ねると使いこなすのが難しくなってくるからです。次のキャリアを考え、今までの知見を活かしてより幅広い領域で仕事ができるメーカーに転職し、ソフト開発や提案、マネジメント、商品サービスの企画などを行いました。その後、戦略型コンサルティングファームで経験を積みましたが、子どもの誕生をきっかけに、ワークライフバランスを実現しやすい当社に転職しました。


PwCコンサルティング合同会社 パートナー 森 誠一郎さん

高折健司さん(以下、敬称略):私も同じく、エンジニア出身です。国内大手コンピューターメーカーで、システムエンジニア、プロジェクトリーダー、マネージャーを経験。より専門ジャンルに特化した仕事がしたいと思い、外資系ソフトウェア会社のテクノロジーコンサルティング本部に転職し、データベースコンサルタントに領域を絞り、データベースのパフォーマンスやスピードを向上するためのアプリ開発などに携わっていました。


当時、ある程度システムのことは分かっていたつもりでしたが、データベースの領域は一からのスタート。そんな時、職場の先輩に、「いつもどんな本を読んでいるのか」と聞かれたことがありました。答えると、「その本に記載されている参考文献を読んだことはあるのか」と言われました。「一般的な本には専門知識が分かりやすく落とし込んであるだけだ。参考文献こそコンサルタントとして習得すべき専門的な内容が書かれている。」と指摘され、これまで築き上げてきた自分の知識のレベルが低いことに気付かされました。


そこから猛勉強を重ねて、ITサービスマネジメント、運用などにも挑戦。ITインフラ領域にも踏み込んでいきました。その後、当社が特定のソリューション領域に特化した部署を立ち上げるタイミングで入社しました。


PwCコンサルティング合同会社 シニアマネージャー 高折健司さん

―― 現在の仕事内容を教えてください。


:私は、金融機関をクライアントとして抱える金融サービス事業部において、保険コンサルティングを担当しています。最近は、デジタルを用いて業務改革を行うだけでなく、これまで保険業界にはなかった新しい働き方やサービスを提案する機会がありました。AIやIoT、5Gなどの最先端デジタルテクノロジーを活用することで、人々の暮らしやビジネスをよりよい方向に導く「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を実現するために、さまざまな解決策を打ち出しています。テクノロジーエンジニア出身であることと、当社で金融業界の経験を積んできたことが活かされていますね。


現在は、高折と一緒に、独立行政法人の行政サービスの高度化プロジェクトを担当しています。国民向けの、ある行政サービスを、デジタルトランスフォーメーション(DX)によって変革していくという、10〜20年スパンの大きなプロジェクトです。皆さんの生活に関わる行政手続きが、確実に便利になると思い、試行錯誤の苦労もありますが、非常に大きなやりがいを感じています。


高折:私がシニアマネージャーとして率いているのは、ビジネストランスフォーメーションのチーム。特定の製品ベンダーのインフラやプラットフォームを用いて、デジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートし、働き方改革などを実現するための手助けをしています。森と協働している独立行政法人のプロジェクトでは、これまでのITインフラ構築などで得てきた知見やスキルを活かしながら、ジョブマネージャーとして参画しています。


――「コンサルタント」という仕事の魅力は、どこにあるのでしょうか。


:現在、担当している保険業界は、まだまだ変革の余地があるというのが現状です。ですから、それぞれの問題を提起し、解決策を考えていくことで、業界全体を変えていくことができる可能性を秘めています。そうすることで、当社のミッションのひとつである「社会課題を解決する」ことにつながっていくと実感しています。


また、いろいろな知識に触れる機会も多いので、知的好奇心をくすぐられる仕事でもあります。問題提起をすることはとても難しい。だからこそ、問題を見つけて解決策を模索して実行し、人々の生活を少しでも幸せにできることが、大きなやりがいなのです。

高折:当社に入社した当初、先輩から教えてもらった言葉があります。「複雑な状況をいかに整理してあげるか。それが、私たちのバリュー」。これまで私は、「コスト削減の提案をすること=問題提起」だとずっと思っていましたが、この言葉から「複雑な状況を整理して解決策を見いだすことが重要」なのだと気付いたのです。解決策の糸口を探るためにも、「なんで絡み合っているのだろう」「なぜ進まないのか」といった探究心をもって問題解決に取り組んでいます。絡み合った問題がほどけたときには、大きな達成感を得られますね。

必要な資質は、問題解決力。それ以上に大切なことは、相手と向き合う姿勢


―― お二人が仕事をする上で心掛けていることを教えてください。


:例えば、「あなたが抱えている問題は、なんだと思いますか?」と聞かれても、よくわからない人がほとんどだと思います。仕事でも同様に、自分たちの問題点が明確に分かっている企業は少ないです。「御社の課題はなんですか?」と聞くと、「人」「コスト」「売り上げ」など続々と出てくるのですが、具体的に何にフォーカスを当てて改善していけばいいのかが見えていないことがあります。


日本人の特徴でもあると思うのですが、与えられた知識を自分のものにすることは得意なのに、自ら課題を見つけて解くのは苦手な方が多い。だからこそ、「今解くべき課題はこれではないですか」と最初に提案し、クライアントと合意していくことが大切です。そして、「課題を解決するためには、こういった方々に参画してもらい、知見を集めて解く必要があります」と明確に示すようにしています。そのために欠かせないのが、クライアントとのディスカッション。相手の話をよく聞くことで、本当の課題が見えてくるのです。


高折:私も森と同じように、クライアントとの会話に時間を割くようにしています。話を聞けば聞くほど、問題の奥にある課題が見えてくるのです。話を聞いていくうちに、「実は…」と、本当の課題を打ち明けてくれる瞬間が必ずやってくるもの。これを怠って表面上の問題だけを解決しても、クライアントも私たちも、ずっとモヤモヤを抱えたままになってしまうのです。


:会話の中から問題を見つけて提起すると、クライアントは霧が晴れたような顔になります。「話せて良かった!」と、みなさんスッキリされますね。クライアントのモヤモヤは、お腹の奥底にある。ですから「一度持ち帰り、社内で整理させていただきます」という判断は失敗の原因だと考えています。クライアントと一緒に問題を考えながら進めた方が、結果が出る確率は格段に上がります。

―― 一流コンサルタントとして活躍するためには何が必要でしょうか。


:コンサルタントに必要なのは、問題解決能力とリーダーシップ。それらがあれば、インダストリー(業界)の知識は後からなんとでもなります。当社で新しい人材を採用するときには、そこが重視されていますね。コンサルティング業界は、知識があるだけでは戦えない。過去の知識のみに拠らず、プロジェクト推進に必要なスキルを特定し、そのギャップの埋め方が早い人ほど活躍しています。


また、コンサルタントという仕事は、新しい業界や業種、未経験の連続ですから、常に背伸びをしていないといけません。そういった資質は、研修だけではカバーできませんからね。粛々と業務を進めたいという人よりも、社会課題の解決が「楽しい」と感じられる人は、きっとコンサルタントに向いている資質があると思います。


高折:私たちの仕事は、一人でできる仕事ではありません。どんなに良い課題解決策を提示できたとしても、それをクライアントに理解してもらい、関係者を巻き込んで推進していかなくては解決できません。ですから、個人で仕事をするのが好きな方には不向きかもしれません。また、日々いろいろな壁にもぶつかりますが、その壁に対して諦めずに挑戦していけることが大切です。そして、課題を解決していくことに興味がある方には、ぜひ挑戦していただきたいですね。



取材・文:萩原 はるな  撮影:横江 淳

 

【取材協力】 PwCコンサルティング合同会社

 

森 誠一郎
PwCコンサルティング合同会社 パートナー
コンサルティング業界にて約16年の経験を有する。日系・外資の保険会社、証券会社、ハイテク・通信メーカーなどに対して、新技術をイネーブラーとした事業戦略、ターゲット・オペレーティング・モデルの設計、商品開発、営業生産性向上、リーン手法による業務改善、ビジネス・プロセス・リエンジニアリング、グローバルITガバナンスの構築、大規模業務/システム改革などさまざまな全社レベルの変革プロジェクトを支援。

 

高折 健司
PwCコンサルティング合同会社 シニアマネージャー
IT Infrastructure Transformation (Cloud Shift / Desktop Migrationなど) / ITSM領域 (プロセス改善など)におけるコンサルティングを担当。



 


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