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ビジネス用メガネの選び方 自分に似合うタイプを見つけるポイントとは?

ビジネス用メガネの選び方 自分に似合うタイプを見つけるポイントとは?

仕事の転機など、新しい環境にチャレンジする際、第一印象を変えるツールのひとつがメガネではないだろうか。しかし、いざ新調しようとしても、数あるデザインのなかから自分に似合うメガネを選ぶのは、なかなか難しいものだ。

「靴やバッグと同じように、メガネも用途に合わせて作ることで、仕事とプライベートのオン・オフ使い分けが上手になりますよ」と話すのは、メガネサロン「MyaMya(ミャミャ)」の代表、宮キヌヨさんだ。筆者のメガネに対する悩みをもとに、自分に似合うメガネ選びのポイントについてお教えいただいた。

あなたはどのタイプ? 顔のタイプと「なりたい自分」をイメージ

宮さんいわく、メガネ選びでまず大事なのは、自分の顔のバランスを知ること。顔の形をタイプ別でA~Dに振り分けて考えよう。

  • A) 顔の横幅がふっくらしていて、眉頭から顎下までが長いタイプ
  • B) 顔の横幅はほっそりしていて、眉頭から顎下までが長いタイプ
  • C) 顔の横幅がふっくらしていて、眉頭から顎下までが短いタイプ
  • D) 顔の横幅がほっそりしていて、眉頭から顎下までが短いタイプ

「メガネの考え方は化粧と同じです。化粧で眉やアイシャドウなどを施すように、メガネのパーツも自分の顔の形を黄金比(縦3:横2)の卵型に近づけるために、テンプル(つる)の太さやレンズとの位置関係を選択していくのがメガネ選びのコツです」

これらに加え、「大人っぽくなりたい」「可愛らしくなりたい」という、理想のイメージをもとにメガネを選ぶといいという。
「男性女性両方におすすめなビジネス用メガネの色は、主張の強い黒、少し主張を抑えつつ優しさのある紺、一番弱い印象としてピンクが挙げられます。つい便利な黒色を選びがちですが、あまり固定観念にとらわれないように選ぶといいですよ。フレームの形は、スクエアタイプは主張が強く、営業職向きの印象に。丸タイプは事務職や相談を受けるような仕事を得意とする印象になります」

つまり、営業職など「自分を売り込みたい」「強く見せたい」という人は黒縁でスクエアタイプ。ただし、強くなりすぎないように気をつけて、トーンをひとつ下げて紺にするのも◎。一方、相談を受ける仕事など「相手に親しみやすさを感じさせたい」という人は、丸い形でブラウンやピンクなど、肌になじむ優しい色を念頭に入れておくといいようだ。

「メガネによって相手が受け取る言葉の印象も変わります。私も今日はお話しをするので、説得力のある黒のフレームで、話しやすい印象の丸タイプを選びました」と宮さん。

「仕事先で明るく見られたい!」 どんなメガネを選べば?

筆者の場合、顔の形は面長なBタイプに該当する。その場合、メガネフレームの上辺より下に位置する太いテンプルを選ぶことで、顔を短く見せることができる。また、顎の細いラインのバランスをとるために、横顔に対してふっくらと丸みのある形のレンズが好ましいそうだ。

筆者が普段使っているメガネ

さっそく、ビジネス用のメガネを選んでもらうことに。筆者のメガネの悩みはズバリ、暗い印象を与えてしまうということ。メガネをかけることで、オタク気質な性格が出てしまうことに不安を抱えているのだが……。
「ライターさんならむしろ、仕事ではオタク気質を出した方が、こだわって書いてくれそうな印象が出ていいと思いますよ。今のメガネは少しずり落ちているのが気になりますが、色も形も似合っています。ただし、セルロイドというプラスチック素材でフレームの存在感があり、華やかさやカジュアルさが強いですね。ビジネスというより、プライベート用の方がいいかもしれません」

なるほど。ずり落ちたメガネはだらしなく見えてしまうので、面接や商談の際、メガネのフィッティングは十分に気をつけたいところだ。ビジネス用途で選ぶなら、どんなメガネがいいのだろうか。
「素材を変えてみましょうか。一般的に30代前後のビジネス用メガネであれば、チタン素材のフレームがおすすめです。光沢のあるデザインよりもマットな素材のほうが、落ち着きがあるなかにも若々しさが出て、仕事できる感を演出できます」

おお……! 一気に仕事ができそうな印象に!
今の自分がどのような印象に位置づけされていて、そこからどのような印象に変わりたいのか。それに合わせてメガネを作ると、使い分けが上手になり、メガネによってオン・オフの切り替えができるようになるそうだ。

ビジネス用とプライベート用、メガネも分けて考えるべき

せっかくなので、プライベート用のメガネも新調してみたい。どういったメガネを選べばよいのか、引き続きアドバイスをもらうことにした。

ビジネスシーンでは弱い印象を与えるピンク色だが、女性の婚活にはピンク色はおすすめとのこと。肌になじむ色なので、主張が強すぎず「話を聞きますよ」という人柄に見えるためだ。ただし、度が強く厚みのあるレンズだと、目が小さく地味に見えてしまうので注意が必要だ。レンズの厚みで目が小さく見えてしまうことに悩む女性は、アイラインを通常時の3~4割増しでひくと、その悩みが解消されるケースが多いそう。

大部分をピンク色が占めているフレームのものもあれば、内側のみピンク色になっていて、ハレーションで肌が明るく見え、華やかさが出るタイプもある。ただ、私の場合、大部分がピンク色のタイプはなぜかオタクっぽさが強調されてしまう気が……。
ちなみに、さらに「モテたい!」を実現させるためには、ピンクほど肌に馴染まない赤をかけることで、女性らしさを主張できるという。

……これは、モテる!
「こうなりたい」という理想のイメージに基づいてメガネを選ぶと、なりたかった自分に辿り着いたときにテンションが上がり、漠然とあったメガネへのコンプレックスも解消されることがわかった。逆に、無難なデザインに妥協してしまうことは、似合わないという悩みを解決できず、コンプレックスを増やしてしまうようだ。転職など、心機一転する際には、自分に合ったメガネ選びを追求し、より似合うデザインを選んでみてはいかがだろうか。

似合わないと思い、購入を諦めていた丸メガネ。これが一番気に入りました!

(文・取材:佐々木沙絵子 編集:ノオト)

取材協力:メガネサロン「MyaMya(ミャミャ)」宮キヌヨ

3,000名ものクライアントのデータから確立した「似合うメガネ診断」が人気のメガネプランナー。ひとりひとりの顔立ちや好みだけでなく、ライフスタイルやニーズにあわせたカウンセリングは、メガネコンプレックスから脱出できるだけでなく、コミュニケーション力アップにつながると喜ばれている。
株式会社M’sマネジメント代表取締役。1975年長崎県生まれ。

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