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はたラボ

フォロワー22万人超の会社員ツイッタラー「shin5」 さんは、一体どうやってツイートの時間を捻出しているのか?

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Twitterで何万人もフォロワーがいる人でも、普段は会社員をやっている、なんてことは少なくない。妻や家族への愛をつづったツイートが人気のshin5さんもその一人だ。

 

現在フォロワーは約22万人超(2016年9月時点)、Twitterがきっかけで出版したマンガ『結婚しても恋してる』はシリーズ累計10万部を超える人気となっている。しかし、shin5さんの本業はIT企業に勤務するエンジニア。いったい、どうやってツイートする時間を捻出しているのだろうか。もしかして、仕事をちょっとサボっていたりして……!?

 

そんな疑問を解消するべく、直撃取材を敢行することに。ちなみに、筆者がshin5さんのアカウントを知ったときは、すでにフォロワーが10万人を超えていた。洗練されたツイート内容とも相まって、失礼ながらbotか何かだと思っていたが、実在するんですね。

 

「そう思われることは多かったです。最近ではインタビューもしていただくようになり、ようやく実在する人間だと知ってもらえるようになりました(笑)。というのも、半年くらい前に部署異動があったのですが、それまでは忙しすぎて、インタビューの依頼があっても引き受けられなかったんです」

 

shin5さんは以前、朝早くから終電まで働く生活をしていたという。しかし、異動後もツイートのペースが変わったようには感じないが……。

 

「基本的に今も昔も、行き帰りの電車の中や、外に出ている時間に、スマホでツイートしています。僕のツイート内容は本当にあった出来事を基にしているので、そんなに考える時間が必要というわけでもないんです。たまに、上手く140文字でまとまらなくて、下書きに残しておくこともあるのですが、そういったツイートは結局そのままつぶやかないことも。その場その場で思ったことをパッと投稿することの方が多いですね」

 

 

shin5さんの人気ツイートは例えばこれ。あまりに真っ直ぐな家族愛や面白おかしく妻に振り回される様子が「できすぎている」ように見えるため、創作なんじゃないかと言われることも少なくないそうだ。

 

「たまたま好きになった人に子どもがいて、シングルマザーで、それでも結婚したかったくらい妻と子どもが大好きなんです。それに、結婚した後に授かった双子の出産が命懸けだった過去もあります。そういった経緯もずっと発信し続けているので、そのような事情を知っているフォロワーさんなら、僕が“妻に早く会いたい、子どもの顔を見たい”とツイートしているのを見ても納得いただけているのかな、と。

 

ただ、たまたまツイートが目に入っただけという方からすれば、わざとらしいとか思うかもしれないですね。創作なら、もっとシンプルな家族構成にしますよ。プライベートなことがバレないように気を使ってつぶやいてはいますが、ウソはありません」

 

ツイート内容はすべて事実に基づくもの。しかし、プライベートがバレないようにしているとはいえ、これだけ家族のことをネタにしていたら、Twitterが原因でケンカになるようなこともあるのでは?

 

「そうですね……。以前、『家に帰ったら妻に“好きだ”と言おう』とツイートしたのを妻が見ていて、『前に確かにこういうことはあったけど、最近言われてないな……』と怒られたことならあります(笑)」

 

それはケンカではなく、ただの“いい話”である。しかし、これだけ多くのフォロワーがいても、周囲に正体はバレていないのだろうか。もしかしたら、会社の中にもshin5さんをフォローしている人もいるのでは……と思いきや、本人いわく「まだ(たぶん)バレてはいない」らしい。

 

「福山雅治さんが結婚したときに、会社の女性の何人かが『今日はもう早退します』と言っていました。そのことをつぶやいたら、ニュースで僕のツイートが取り上げられてしまったんです。そのときはもうダメかも、と思いましたが、誰にもバレていなかったですね」

 

これは、他の会社にも早退したがった女性社員がいたということだろうか。福山雅治さんの魅力に救われたと言えそうだ。

 

「ただ、今までに2回、心臓が飛び出そうになるくらいドキッとしたことがあります。1つは、会社の就活用のPRアカウントの中の人をやらないか、と言われたこと。僕のTwitterのフォロワー数が多いことなんて知らないはずなのに……(笑)。結局、そちらのアカウントでは、全然フォロワーは増えませんでしたけどね」

 

shin5さんの得意分野は夫婦愛や家族愛。ゼクシィの中の人とかならピッタリだったのではないだろうか。残念ながら就活ネタはミスキャストである。

 

「もう1つは、女性社員の机に僕の漫画が置いてあったことです。一緒に仕事をしたことがない人で、知らずに買ってくれたんだと思いますが、漫画なんて世の中にいろいろあるのに、よりによってそれ!?と二度見しました(笑)」

 

同じ会社の誰かが偶然買っているくらい漫画がヒットして、フォロワーも多ければ、会社を辞めても食べていけそうなものだ。そこのところは、どうなのだろう?

 

「いえ、全然ですよ。漫画原作は印税率が低いですし、子供が3人もいると、まだまだ稼がなきゃ、というのが正直なところです。会社にも、お給料だけだと家計が苦しいからと、特別に副業させてもらっているくらいで」

 

家計が苦しいというのは意外であるが、そういうものなのだろう。しかし、貴重な副業も呼び込んだTwitterは、さぞshin5さんにとってかけがえのないものかと思いきや……。

 

「もし、こうやってTwitterを続けることで、家族に何か迷惑がかかりそうだと思ったら、すぐにでも止めるくらいの気持ちでいますよ。もともと、妻のことや子供のことが大好きで、フォロワーが増える前から幸せに暮らしていたので、Twitterを止めてもその頃に戻るだけですし」

 

 「あくまでも主体となっているのは現実で、切り取れるところを切り取っているだけ。Twitterがあろうがなかろうが、家族を守りたいというのが一番です」とshin5さんは言い切る。フォロワーが22万人もいても、Twitterなんて人生の一部だとケロリと言い切るshin5さんは、とても徳の高い人だと思う。筆者もフォロワーが多少増減したくらいで一喜一憂するのは止めよう。今回の取材を通じて、そう深く心に刻み込んだのだった。

 

参照:結婚しても恋してる

参照:いま隣にいる君へ、ずっと一緒にいてくれませんか 

 

(取材・文/朝井麻由美+ノオト)

 

 

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