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「失敗から立ち直れない」「モチベーションが上がらない」「部下の教育方法に悩んでいる」など、仕事で何らかの壁にぶつかったとき、あなたならどうするだろうか。
「マンガは小説や映画、実用書などに比べて、読書の区切りをつけやすく、わずかな移動時間でもさっと読むことができますよ」とすすめるのは、マンガサロン「トリガー」を運営するナンバーナイン代表の小林琢磨さん。今回は、ビジネスマンにおすすめのマンガ5作品を厳選してもらった。簡単なあらすじとともに、ご紹介いただこう。
「仕事で落ち込んだときや、仕事のモチベーションをアップしたいとき、ぜひページを開いてください。特に、ゲームが好きな人やエンターテイメント業界に関わっている人、全員に読んでほしいです」(以下 小林さん)
『東京トイボックス』の続編となる本作は、ゲーム会社を舞台に、チームで一つのゲームを作り上げていくさまを描いた大人の青春系ストーリー。前作ではゲーム制作を通した葛藤を、本作では業界全体への問題提起を描き、さらにスケールアップしている。ゲーム業界やコンテンツ制作にありがちな理不尽な出来事、ブラックな就業実態がとにかくリアル。特に、作品作りに関連する業界につきものの「納期」と「クオリティ」の葛藤が見ものだ。
「『魂は合っているか?』というセリフが、作品の中に何度も登場します。納期が前日であろうと、面白いゲームを作る(=自分の魂を通す)ため、チームメンバー全員で、必死に『魂の合った』ゲームを作り上げていくシーンが、読むたびに心に響きます。『魂が合ってないものを世の中に出せるか?』という姿勢は、エンタメ業界に限らず、仕事をする全ての人に通じるのではないでしょうか。自分の中の魂に火をつけてくれる、そんなマンガです」
「人生を変えた最高傑作。この作品を読んで起業を決意した」と小林さんが熱弁するのが『G戦場ヘヴンズドア』。心が折れそうなとき、現状に満足できていないとき、焦燥感を得たいときにぴったりだ。
物語はマンガの原作と作画の二人の少年が手を組んで、一つのマンガを作り上げていくというもの。マンガ家によるマンガをテーマにした作品で、一般的な知名度はそこまで高くないが、マンガ業界では伝説的な作品だという。
「クールで計算高く、論理立てて説明できる冷静で頭のいい人がかっこいい!という世間一般の風潮ってありますよね。でも、本当に大切なのは、何かに夢中になってバカになれるか、情熱があるのかではないでしょうか。この作品は、作者が魂を削って描いていることが読み手に伝わり、勇気をもらえるんです」
そんな作品の特徴を表しているのが、主人公に対して、あるキャラクターが「気づいちゃったんだよなあ、誰も生き急げなんて言ってくれないことに」と発言するシーン。
「誰もが自分の目標を自分で決めなくてはいけない中で、日常生活では、誰も急げなんて言ってくれない。僕らに必要なのは焦燥感であり、もっと焦って、もっと頑張らなくてはいけないということだ、と教えてくれました」
小林さんが「2017年、ダントツで面白かった作品」と断言する『左ききのエレン』。2015年にメディアプラットフォーム「note」で公開されるや話題を呼び、ウェブメディア「cakes」連載後、電子コミック化した。現在はリメイク版が『少年ジャンプ+』(作画:nifuni)で連載されている。
本作のテーマは「天才になれなかった全ての人へ」。広告代理店でデザイナーとしてスターになることを夢見ながらもがき続ける朝倉光一と、天才的な絵の才能を持ちながらも不器用にしか生きられないエレンの二人を中心にしたクリエイター群青劇だ。
「全編を通して天才と凡才を対比し、天才とは何か、才能とは何か、天才になれなかった人間はどう生きるべきかを描いています。スターに憧れ、有名になるためもがき続けるものの、圧倒的な才能を目の前にして挫折してしまう光一が、頑張って頑張って頑張り続けた先に何があったのか。最終話の光一の姿には感動するはずです」
「努力しても天才にはなれない。天才になれない奴は諦めるしかない。けれど諦める前にまずやることが大切。ひたすら頑張り続けた果てに諦めろ」。……これがこの作品のメッセージだろう。
また、『大東京トイボックス』のような“仕事あるある”が描かれつつも、『G戦場ヘヴンズドア』のようにパッションにも訴えかける点もこの作品の魅力だという。自分の人生で、仕事に対してのプライオリティが高く、「仕事をもっと頑張りたい!」と考えている人におすすめだ。
マネジメント層をはじめとして組織のミドル層にイチオシな作品が、サッカーチームの監督が主人公の『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)』だ。
有名プレイヤーとして活躍していたものの、ケガをしたことにより若くして現役を引退してしまった35歳の男性が主人公。弱小プロサッカークラブ「ETU イースト・トーキョー・ユナイテッド」に戦術を教え、強豪チームへと育て上げていく物語だ。
「スポーツマンガは数多くありますが、監督にスポットを当てる珍しい作品。主人公がチームメンバーの負け犬マインドを変えて、育成し、タイトルにもなっている“ジャイアント キリング=番狂わせの大物喰い”をやってのけます。チームマネジメント、モチベーションの管理、組織とは何かについて考えさせられるマンガですね。印象的なシーンは、サッカーチームの王者と戦って負けてしまい、チームメンバーたちが弱気になってしまったとき。ケガをしている監督が、自らメンバーたちと試合をして、サッカーボールを蹴られることの素晴らしさを、体当たりで教える姿には心が熱くなるはず」
サッカーを扱ったマンガだが、監督視点で物語が進むため、サッカー知識がない人でも楽しめるだろう。
経営者や起業を志す人、自営業者なら、教科書として読むべきマンガが『マネーの拳』。元ボクシング世界王者が、大物経営者からアドバイスをもらい、ビジネスの世界で成功していくストーリーだ。
「スタートアップのようにゼロから会社を作っていくプロセスをリアルに描いています。創業から IPOやバイアウトを経験し事業を拡大していく様子は、まさにリアルビジネス書でしょう。作者は『ドラゴン桜』や『インベスターZ』でも知られる三田先生。『俺は誰も信用しない。その代わり約束は必ず守る』『ものを作って売る、これが商売の原点、そして醍醐味』など名ゼリフが飛び交うのも本作の特徴ですね」
ビジネスのあるあるが全て盛り込まれており、経営者や起業家であれば「わかるわかる!」「そうすればよかったのか!」と共感ポイントの多い作品だ。『ドラゴン桜』が受験生の必読書であるように、『マネーの拳』は経営者や起業家の必読書である。
以上5作品で、気になるマンガはあっただろうか? ずっと抱えていた仕事の悩みが、これらのマンガに出合ったことで解決するかも?
(文・取材:中森りほ 編集:ノオト)
取材協力:株式会社ナンバーナイン代表取締役社長 小林琢磨(@takuma828)
1984年東京都生まれ。2007年に立教大学卒業後、株式会社USENに入社。新卒1年目からブロックMVPなどの営業成績を樹立し、2008年7月退社。同年同月、23歳でイラストに特化した制作代理店として株式会社サーチフィールドを設立し代表取締役社長に就任、現在に至る。また、2016年11月にホリエモンこと堀江貴文と一緒に株式会社ナンバーナインを創業。現在はナンバーナインにて「漫画のセレクトショップ」をコンセプトにした漫画アプリ、マンガトリガーの運営に注力している。大切な事は全て漫画から教わりました。マンガHONZのレビュワーと株式会社人狼の代表取締役人狼もやってます。マンガサロン『トリガー』発起人兼オーナー。フットワークは軽く!
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