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このレポートで伝えたいこと
●IOT(全てのモノがインターネットにつながる社会)社会、5G通信社会の到来で半導体・電子部品業界は拡大が続く見通し
●足元では主要な需要先がスマートフォンから自動車にシフトしつつある
半導体・電子部品業界では生産はグローバルに行われており、顧客企業や競合企業は海外に多く存在します。世界規模での業界動向把握が大切です。
電子・電機・半導体業界の特徴として、技術革新のスピードが早いことがあげられます。このためこの業界の研究開発費は全ての製造業の中で最大となっています。
スマートフォンなど私たちの身の回りにある、あらゆる電子機器は、膨大な数の半導体や電子部品から構成されています。
半導体はあらゆるエレクトロニクス製品に使われており、エアコンの温度センサー、パソコンを動かすCPU、炊飯器の火力制御機器は全て半導体から構成されています。
電子部品・デバイスの生産額は、増加傾向が続いてきました。しかし2017 年以降需要の多くを占めるスマートフォン向け部材需要が頭打ちになり足元では横ばい傾向となっており、新たな需要の開拓が不可欠になっています。
世界のスマホ出荷台数は2016年にピークを付けその後減少傾向です。2007年に初代iPhoneが発売され、主要国では普及がかなり進み、買い替えサイクルも伸びていることが主な要因です。
近年、電子部品の用途別構成比において通信機器に代わり自動車向けが年々高まっています。
ノイズ除去や電源電圧の平滑化など様々な回路で使われ積層セラミックコンデンサー(MLCC)は今日の標準的な自動車1台当たりでは1000~5000個が使われていますが、電気自動車1台当たりでは1万個以上が必要と言われており、電気自動車の普及にともない需要の増加が見込まれます。
あらゆるモノがネットにつながるIoT社会では、社会に流通するデータ量が著しく増加し、これを処理するための半導体需要が大きく膨らむことが予想されます。
世界の電子機器市場のけん引役は、これまでパソコン、TV、携帯電話(スマホを含む)などでした。今後はそのけん引役が、IoT機器(自動運転車、オートメーション、ロボット、医療などを 含む)などにシフトしつつ、半導体・電子部品市場は拡大が続くことが予想されます。
私たちが利便性を追求する限り、新たな電子機器が生まれ、それには膨大な数の半導体と電子部品が使われます。このニーズに対応するため半導体・電子部品業界では常に技術革新が行われ、業界の成長が続くものと思われます。
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