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【2021年上半期】製造(メーカー)業界の求人・転職市場動向

2021年上期の製造業(メーカー)業界の採用動向

先端技術に関わる企業は引き続き積極採用中。新型コロナウイルスの影響でニーズが高まっている企業も。

新型コロナウイルスの影響が少なく、引き続き積極的に採用を行っている分野として、IoT、5G、自動運転といったものが挙げられます。具体的な企業としては、半導体、センサー等の電子部品メーカー、FA(ファクトリーオートメーション)関連メーカーなどです。 特に半導体分野は、新型コロナウイルスの影響でニーズが加速したと言われています。 これはテレワークやweb商談の浸透によって通信量が世界的に増大し、データ通信や記録に用いられる半導体の需要が拡大しているためです。

これらの分野では先端技術の活用が進んでおり、エンジニアを中心に人材のニーズも高い状況が続いています。

エンジニアの中でもIT系の幅広い経験を持つ人材が重宝されている。

人材ニーズの高いエンジニアの中でも、モノに組み込むソフトウェアを開発する組み込みエンジニアの需要が大きいです。加えて直近3~4年では、組み込み系の技術に限らず、広くITシステムの開発スキルを求める傾向も出ています。理由としては、工場のシステム全体の最適化、効率化(スマートファクトリー化)や、モノとモノをつなぐネットワーク(IoT)を用いた製品の開発を行う企業が増えてきているためです。

年齢を問わず、より即戦力人材が求められる傾向に。高い技術力が求められるエグゼクティブ層にもニーズがある。

より即戦力人材を求める傾向が強まっているため、ポテンシャルを見込んだ若手の求人は減少傾向。しかし、保有するスキルが企業の事業内容と親和性が高ければ採用したいという企業も一定数あります。ポテンシャル求人においては、地頭の良さや技術的なバックグラウンド、学生時代の研究内容などが重視される傾向があります。

40代~50代のようなミドル層では、マネジメントスキルを発揮していただく求人と、高い実務スキルを発揮していただく求人に大きく分かれます。前者のニーズはポストに限りがあるため多くはありませんが、後者に関しては需要が広がっています。 実務スキルとして特に求められている分野には、AI、IoT、ソフトウェア開発、製造現場の効率化などがあります。いずれにしても、現場で高い専門性を発揮していただけるかが重要なポイントとなっています。

今後さらなる成長が期待される、グローバルでも競争力が高い製造業の領域とは。

日本の製造業はやはり自動車(車載)関連をメインに動いています。電気自動車の普及に伴い、半導体、電子部品、各種電池などの需要は近年急激に増加しており、この傾向は今後も続くと考えられています。半導体の不足により、各国の自動車メーカーの生産が滞っていることもそれを示しています。 日本がグローバルでも存在感を発揮している領域としては、半導体製造装置メーカーや車載製品を製造する装置や機械のメーカーなどが挙げられ、今後更なる成長が予想されています。

2021年上期の製造業(メーカー)業界の求職者動向

コロナ禍による価値観や働き方の変化に伴い、転職に求めるものも変化。

新型コロナウイルスの影響もあり、現職の業績不振や、働き方の不自由さ(在宅勤務などの柔軟な働き方の希望)を理由に、転職の相談をいただくことが増えています。一方、年収を下げてでも理想のキャリアに向けて挑戦するという転職には、慎重になっている方もいるようです。現職と比較をしたうえで、条件面などを慎重に考えて、転職先を選ぶ傾向が高まっています。

パソナキャリアでは、前職で製造業・メーカーに勤めていたアドバイザーや、製造業の転職支援経験の長いアドバイザーが、最新の市場動向や将来的なキャリア形成を踏まえて、転職のサポートをさせていただきます。

また、パソナグループの総合力やネットワークを活かして、大手企業はもちろん、優良な中堅・中小・ベンチャー企業の求人も多数取り扱っております。 即戦力ニーズの高い今だからこそ、あなたの経験を活かせる求人をご紹介させていただきます。製造業・メーカーへの転職を検討されている方は、ぜひパソナキャリアにご相談ください。

〈話し手 プロフィール〉

キャリアアドバイザー 佐藤一馬

メーカー営業職を経験後中途入社し、一貫してものづくり業界専任のコンサルタントとして企業の人材採用および転職希望者双方の支援に従事。現在はプレイヤーとしての業務に加え、チーム長としてマネジメントも兼任。

2021年上期の製造業(メーカー)業界の経済状況・今後の市場予測

コロナ禍においても半導体市場は拡大

製造業において半導体業界は現在最も活気のある業界の一つです。2020年の世界の半導体市場は、新型コロナウイルスの影響で自動車向けなどではネガティブな影響が生じましたが、5G対応スマホ需要の増加のほか、在宅勤務やオンライン授業などの拡がりによるPC、データセンター関連機器などの”巣ごもり需要”の恩恵によって5%程度のプラス成長となりました。21年はコンデンサ、トランジスタ、ダイオード、MOS FET、IGBTなどディスクリート半導体の需要も増加に転じ全体では8%程度のプラス成長が予想されています。

世界の主要半導体メーカーとしては、インテル、サムスン電子、台湾積体電路製造(TSMC)、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジ、ブロードコム、クアルコム、エヌビディア、テキサス・インスツルメンツ、海思半導体があげられます。国内企業ではキオクシア、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ルネサス エレクトロニクス、ロームなどがあげられます。また半導体製造装置の分野では日本企業は高い市場シェアを有している企業が多く、東京エレクトロン、東京精密、ディスコ、アドバンテスト、SCREENホールディングス、ニコンなどがあげられます。

自動運転・5G・IoT社会到来で半導体市場は拡大・成長が続く

半導体はあらゆるエレクトロニクス製品に使われており、エアコンの温度センサー、パソコンを動かす CPU、炊飯器の火力制御機器は全て半導体から構成されています。今後自動運転や次世代移動通信規格「5G」、あらゆるモノがネットにつながるIoT社会では、社会に流通するデータ量が著しく増加し、2021年前半もこれを処理するための半導体需要が大きく膨らむことが予想されます。今後転職をお考えの方は選択肢の一つとして半導体関連の製造業を考えてみてはいかがでしょうか。


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Fisco

株式会社FISCO

1995年に設立、2006年上場。金融情報配信会社として、株式、為替、債券、仮想通過といった金融情報を広く取り扱う。各投資市場に対する深い理解と洞察に基づき、初心者からプロまで、投資家を支援する各種金融サービスを提供している。全国の金融機関約250社向けに金融情報を提供しているほか、個人向けではヤフーファイナンス、LINEニュース、SmartNews、Gunosyなど、国内の主要なサイトやアプリに金融・経済系コンテンツを提供している。


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