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仕事のモチベーションがあがる!? "ニューオフィス"とは?

  • パソナキャリアのご案内
2018.07.02

ニューオフィス

従業員の日々の仕事への姿勢やモチベーション向上のための要素として、企業側で提供できるものの一つに、洗練された快適かつ機能的な職場環境が挙げられます。そのような職場環境の普及・促進を目的とした賞があることをご存じでしょうか?今回は、"日経ニューオフィス賞"についてご紹介します。

"日経ニューオフィス賞"は、「快適かつ機能的」なオフィスづくりの普及・促進を目的とした、ニューオフィス化推進運動の一環として、通商産業省(現 経済産業省)によって設立された制度。なんと、すでに20年間にわたり、この推進運動は続けられています。その中身についてさぐってみると・・・。

実施の趣旨

日経ニューオフィス賞"は1986年12月、通商産業省(現 経済産業省)が「快適かつ機能的」オフィスづくりの普及・推進を目的とした運動の一環として、この様な"ニューオフィス"づくりの普及・推進を図るとともに、創意工夫を凝らしたオフィスを表彰する制度です。日本経済新聞社と社団法人ニューオフィス推進協議会が共催し、毎年審査と表彰が行われています。

近年の企業経営の背景から、「感性を刺激し、創造性を高める」という新たな機能も注目され、その上、知識創造活動による「知識資産及び情報活用・運用」の視点も加わり、オフィスコンセプトに基づいた、これらの具現化と効果について審査されます。

ゆとりと豊かさの実現、また、知的生産性の向上や知識創造の活性化といった点で、大変意義のある運動であり、企業のあり方を模索しながら、国力の底上げの一旦を担ってきた運動と言っても過言ではないでしょう。

審査の視点

審査の視点は大きく分けて5つあるといいます。

1. オフィスワーカーが快適で精神的にゆとりを感じるような、生活の場となっている。また、感性を刺激し、創造性を高める働きを誘発する場となっている。

2. コンピューターネットワークなどの情報通信技術(IT)を活用した新しいマネジメントとワークスタイルを積極的に推進する知的生産の場となっている。また、ITを活用したコミュニケーションが行われている。

3. 地域環境への影響、地域社会への貢献など、社会性が配慮されている。

4. FM(ファシリティマネジメント)手法を取り入れたオフィスづくりや維持管理のための体制が整備されている。

5. 知識資産や情報が適切に管理され、運用されている。
(一般社団法人ニューオフィス推進協会:NOPAホームページより)

受賞したオフィス例

パソナグループでは、2010年 パソナグループ本部(東京大手町)が第23回 日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞」を受賞しました。「人を活かす」というパソナグループのフィロソフィーを体現し、社員一人ひとりが活き活きと働ける「心と体の健康」に配慮した新たな雇用創造の可能性を提案。加えて、地球環境に配慮した環境にやさしいオフィスを実現したことが受賞につながりました。

さらに3年後の2013年には、パソナグループのグループ統合拠点「パソナグループビル」(大阪市中央区)が、第26回 日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞」及び「近畿経済産業局長賞」を受賞。リスク管理に備え、東京のパソナグループ本部と同様の機能を有するグループ統合拠点「パソナグループビル」として、当ビルを大阪に開設。"アートビル"のコンセプトのもと、全館に1, 000点のアート村アーティストの絵画を展示。スタッフ・クライアント・社員が心豊かに過ごせる空間を提供し、多くの人々が訪れています。

パソナグループ東京大手町本部

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループ本部(東京大手町)

パソナグループ東京大手町本部

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループ本部(東京大手町)

パソナグループ東京大手町本部

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループ本部(東京大手町)

パソナグループ東京大手町本部

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループ本部(東京大手町)

パソナグループ大阪

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループビル(大阪市中央区)

パソナグループ大阪

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループビル(大阪市中央区)

パソナグループ大阪

※photo: (c) Pasona Group Inc. パソナグループビル(大阪市中央区)

規模・業種は問わず、「創意と工夫にあふれ快適かつ機能的なオフィスで、感性を刺激し創造性を高めるオフィスとして優れ、知識資産や情報の運用管理が適切な、実際に使用されている日本国内のオフィス。」(一般社団法人ニューオフィス推進協会 ホームページより)ならば、応募が可能です。ぜひ、この様な環境が増えることで、意欲の向上、企業の業績向上、雇用の活性化、ひいては国力の底上げにつながることを期待したいですね。

※一般社団法人ニューオフィス推進協会はこちら
http://www.nopa.or.jp/prize/index.html