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女性の活躍促進が飛躍的に強化されている昨今、キャリアアップと一言で言っても多様な働き方があります。そこで今回は、「自分らしく、キャリアステージやライフステージに合わせて活躍する」ことを支援する企業・アクセンチュアとパソナキャリアによるキャリアセミナーを開催いたしました。当日の模様をご紹介します。
アクセンチュアは39万人の従業員がおり、世界55カ国200都市以上に会社を構えるコンサルティング会社・IT会社。日本では7600人以上の従業員が活躍しています。そんな世界規模のアクセンチュアが業界で求められていること、人材育成の面で行っていることについて、アクセンチュア執行役員である中野様よりお話がありました。
「今までは顧客に対して、コンサルティングであれば報告書を、IT関連であればシステムを納品した時点で仕事は完了していました。しかし、最近は市場も成熟し、競争も激しくなってきています。その結果、運用やサービス面でのニーズが増えてきました。報告書やシステムを納品するだけではなく、その後のフォロー、つまり成果までしっかり反映して欲しいということです。報告書やシステムを納品するのは過程であり、その後は顧客のパートナーとして長期的にフォローをしていくスタイルが業界全体の動向です」
アクセンチュアではこうした業界の変化や顧客のニーズに素早く対応できるよう、組織体系の細分化を図っているそうです。
「アクセンチュアでは企画から納品、その後の成果まで、顧客と寄り添うことを大切にしています。そのため、さまざまなニーズに応えられることを第一として、組織体系も専門分野で細分化、各部署に専門知識を持つエキスパートが集結しています。さらに、現在はまだ使われていないビジネスモデルを模索し、顧客へ新しい提案ができるよう、社内の専門家を集約し『アクセンチュア・デジタル』という新しいテクノロジーに特化した部門も設立しています」
顧客が困った時に一番に頼られるパートナーであることを理想とするアクセンチュアでは、現在ある技術だけではなく、世界中の最先端のテクノロジーや事例に関するナレッジを蓄積し、新しいビジネスモデルまで提供できるような体制をしっかり整えています。この「アクセンチュア・デジタル」は、デジタル領域で世界トップクラスのナレッジが集約された、世界中の社内専門家が集まった組織なのだそうです。
時代の変化と顧客のニーズへ対応するべく、組織体系の細分化を図っているアクセンチュアですが、こうした組織を運営していくためにも、従業員のキャリアアップにはさまざまなバックアップをしているそうです。
「組織のスキルアップには社員ひとりひとりの成長が不可欠です。そのために、昇格したポストで受けなければならない必須の研修や、個々のスキルを磨くために自発的に受けられる講習など、育成のために必要なことを継続的にサポート。また、アクセンチュアは勤務時間を問わず、アイデアやスキルなどを重視した会社です。どんな仕事をしたいのか、どんなプロジェクトがしたいのかを個人の裁量で会社へ働きかけることができます。募集中のポジション情報は国境をまたいで発信していますので、自分がやりたいことを追求してボーダレスに挑戦することが可能です」
こうした社員への徹底的なサポートは、2014年ラーニングエリート企業である200社の中で1位を獲得する実績を持つほど。こうした取り組みにより、女性のキャリアアップも飛躍的に伸びたそうです。
「2007年と2014年を比較すると、女性社員数は2倍、既婚女性は2倍、経営幹部は7倍になりました。人生において女性は男性より仕事以外で起こるライフイベントがどうしても多くなります。アクセンチュアでは『今置かれている場所でどうキャリアアップをしていくか』ではなく、『自分がどうキャリアアップをしたいのか。そのために会社ではどう働くか』を柔軟に考えることができますから、個々の考え方や働き方を選べる自由度がかなり高い会社ではないでしょうか」
中野執行役員からのお話の後は、実際にアクセンチュアで働いている女性2人に、入社のきっかけや現場の様子をお話いただきました。
まずは、アクセンチュア金融サービス本部で経営コンサルタントをしているYuiho A.さん。現在はアナリストとして活躍しています。彼女の初めての就職は都市銀行の法人営業部でした。
「都市銀行で働いている時に感じたことは、年齢によってできることの幅が限られているということ。みんな横並びで働くことに疑問を感じ、外資系大手メーカーの金融部門へ転職することにしました」
しかし1年も経たないうちに、部門が売却されることに。それが自分のキャリアについて改めて意識するきっかけになったそうです。
「すでに売却先の会社も決まっていたため、そのまま会社に残ることも可能だったのですが、自分が今後どういった仕事をしたいのか、何に興味があるのかを考えました。真剣に見つめ直した結果、それまで営業職でやってきたのですが、数字をクリアした時の達成感よりも顧客の変革期に立ち会えること、さらにそこで自分が役に立てた時に一番やりがいを感じていることに気づいたのです。そこで経営コンサルタントという仕事を意識するようになりました」
その後、いくつか経営コンサルタント職がある会社へ転職活動を始めました。しかし「アクセンチュアは第一志望ではなかった」とYuiho A.さん。
「そもそも第一志望というものがありませんでした。アクセンチュアへ入社したいと強く思ったのは、面接の時です。経営コンサルタントの採用面接では、あるテーマを提案されて面接官とディスカッションをしていく『ケース面接』が多いのですが、そこで自分が提案した内容について面接官がどう感じたか、何が良くて何が悪かったかという所までは伝えてくれない会社がほとんどでした。しかし、アクセンチュアの面接では、架空のテーマとはいえ、本当にクライアントにとって価値があるのか、どんな考えでその結論に至ったのかを厳しく追求してくれたのです。厳しい面接ではありましたが、密度の濃い時間を過ごすことができたので、『この会社に入りたいな』と思い始めました」
見事採用されて働き始めたYuiho A.さんですが、「いざ働いてみても、面接と現場でのギャップはまったくなかった」そうです。
「入社してからは国内大手銀行の新サービス構想立案や、国内大手保険会社のイノベーション推進組織の立ち上げなど3社ほど任せてもらっています。これらはすべて入社前に考えていた『顧客の変革期に関わりたい』という自分の要望がしっかり活かされた仕事内容です。また、私ともう一人の女性2人だけでチームを組むことがあり、女性だからとか若いからとかいう理由で何か不満に思われるのでは、という不安がありましたが、そういったことは一切ありませんでした。当時は入社して1年目でしたが、若くても女性でもスキルがあればきちんと働ける会社だな、と思いました」
年齢で制限されることはなく、スキルで評価されるアクセンチュア。さらにキャリアアップにも力を入れている会社だと感じたそうです。
「アクセンチュアでは社員一人ひとりに、パフォーマンスを評価してくれたり、進みたいキャリアをサポートしてくれたりするキャリアカウンセラーが付きます。今後は自分がどう働いてステップアップしていきたいのかを相談、提案してくれるため、個々のキャリアへの意識も明確になりますから、仕事内容にはしっかりと意志を持った人が多いのではないでしょうか。そのため、職場のスタッフは他人の仕事でも自身の考えや感想などをはっきり伝えてくれます」
2人目は、金融部門サービス本部キャピタルマーケットへ所属しているYuki S.さん。現在はシニア・マネジャーとして活躍されています。彼女も中途入社ですが、転職のきっかけは結婚というライフイベントの変化だったそうです。
「それまでは国内大手Slerでシステムエンジニアとして働いていたのですが、職場結婚だったため、会社の慣例として他部署へ異動するか転職をするかの二択でした」
異動か転職かを考えた時に、「それまではシステム開発や設計を担当していましたが、何かを作るよりも顧客と相対して話を詰めていくほうが性に合っていると気付きました」とYuki S.さん。そこで転職することを決意したそうです。
「アクセンチュアへ入社した時には、システム開発のプロジェクトマネジメント支援(PMO)やユーザー支援などを任されました。その後はシステム刷新のプランニング、New ITの提案などを扱っています。前職で得た能力を活かしながら、自分が希望する仕事内容へ徐々にシフトしていけたので、とても仕事がやりやすかったです」
顧客との信頼関係を深く築いたYuki S.さんは、現在ではプロジェクトで名指し指名をされることも。2013年にマネジャーへ昇格すると、さらに2016年にはシニア・マネジャーへ。順調にキャリアアップを重ねている彼女ですが、結婚に続いて出産という2度目のライフイベントの変化も経験しています。
「私は入社して2年後に、産前産後休暇と育児休暇を2年ほど取得しました。2011年に復帰をしましたが、こうした女性ならではのライフイベントが発生してもキャリアアップは充分に可能。復帰後と復帰前で部署の異動などはありませんし、とても恵まれた環境だと実感しています」
また、「新しい」「難しい」「グローバル」といった仕事を依頼されることが多いアクセンチュアは、自然とスキルアップする環境でもあるそうです。
「昇格するにつれてそれまでは1つのプロジェクトしか任されていなかったものが、2つ3つと同時に複数のプロジェクトを任されるようになりました。仕事としては責任も重くなりますし、大変なこともありますが、自分がやれる範囲がどんどん広くなっていくことがとても楽しいです。最近では、それまでプロジェクトの実行まで任されていたものが、顧客先と一緒に営業まで行くようになりました。また、アクセンチュアには『Think Straight, Talk Straight』という言葉があります。これに象徴されるように、上下関係のしがらみが少なく、プロジェクトごとにメンバーも顧客も変わります。同じ場所で同じ人とずっと仕事をするというスタイルではありません。こういうスタイルが好きな人には、最適な職場なのではないでしょうか」
この後は参加者と登壇者3名を交えての座談会が行われました。聞きたいことや疑問などを聞く参加者へ対して、親切かつ積極的に対応をされていました。
ご登壇いただいた中野様、Yuiho A.様、Yuki S.様、遅くまでご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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