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【イベントレポート】オンラインセミナー「FUJITSU×PASONA 女性リーダーのキャリアとリアル」第2弾を開催いたしました

  • お知らせ
2022.02.14

2021年12月に開催された同セミナーが好評だったことを受け、2022年1月20日(木)19:00~、富士通株式会社様主催によるZoomを使ったオンラインセミナー「FUJITSU×PASONA 女性リーダーのキャリアとリアル」第2弾を開催いたしました。

女性活躍推進に理解ある企業として評価の高い富士通株式会社様(以下、富士通)。本イベントでは、ビジネスの現場で活躍する富士通の女性リーダー3名に、自らのキャリアとリアルについてカジュアルに語っていただきました。価値観や生活様式が多様化する中、富士通のビジネスの最前線で活躍する女性リーダーたちはどのようにキャリアを築いているのか。自らのターニングポイントや、管理職として意識していることなどついてのリアルボイスをご紹介します。

働き方やキャリア形成について「自分の意思が反映できる」環境を目指して

第1部では、ダイバーシティ&インクルージョン推進室 マネージャーの石原より、富士通が働き方改革として進めている3つの取り組みについて紹介。誰もが自分らしく過ごせるよう、富士通では組織や環境の整備が急ピッチで進められています。

1:Work Life Shift
コロナ禍で加速したニューノーマルな働き方をWork Life Shiftと名付け、2020年7月より“固定的なオフィスに出勤する”といった概念を撤廃。基本的にはテレワークを行い、必要に応じて出社するといった、高い自律性と相互の信頼に基づいた働き方へと大きくシフトさせました。
2021年10月に打ち出したWork Life Shift2.0では、ひとりひとりの幸福(Well-Being)実現をコンセプトとした、アフターコロナを見据えた施策を様々な観点で進めています。

2:ポスティング制度
従来型の人事制度ではなく、自身の実現したいキャリアを考え、自ら手を挙げて異動や管理職への昇格を目指すことが可能に。年齢・性別は一切関係なく、オープンでチャレンジングな世界が広がっています。

3:オンデマンド型教育の導入
自律的なキャリア形成のためには、必要な教育・学びは自ら取得することが求められます。その解決策の一例として、富士通社員は専用のオンライン学習プラットフォームにアクセスし、時間や場所を選ばず、さまざまな講座を受けることができます。

このように、富士通は働き方やキャリア形成に「自分の意思が反映できる」環境へと生まれ変わっています。

築いてきたキャリアと私たちのターニングポイント

第2部では、富士通で働く女性リーダー3名に登壇いただき、これまでに築いてきたキャリア、そして自らのターニングポイントについて語っていただきました。

A様(EBAS事業本部 マネージャー)は、新卒で就職した半導体関連商社から、富士通のグループ会社へ転職。2013年に富士通へ異動となり、現在はグローバルで展開するソリューションのビジネス全般に携わっています。そのキャリアの中で、A様はアメリカ駐在のチャンスを得たものの、事前研修や業務の多忙化、さらには社会人大学院の修士論文提出と3つのタイミングが重なり、キャパオーバーを感じてしまった経験があるのだとか。
当時は経験も浅く、自分には難しいのかも…と弱気になっていたところ、他部署の上司から「せっかくチャンスがあるのだから行った方がいいよ」と応援してもらえた他、駐在先からも「製品の経験があるからこそ、Aさんにぜひ来てほしい!」と背中を押してもらえたのだとか。これを励みにして、1年に渡るアメリカ駐在員としての責務を果たすことができたと当時を振り返ります。

B様(ジャパン・グローバルゲートウェイ グループ長)は1998年にデータセンター業務を行う富士通の子会社へ入社し、インフラの構築や運用サービスの提供に従事。事業統合に伴う転籍を経て、2020年11月からは富士通で新たに立ち上がったインフラシェアードサービスの開発・拡大に管理職として携わっています。
自らのターニングポイントを振り返ると、12年前、当時はまだ少なかった女性管理職として昇格にチャレンジしたことなのだとか。プライベートとのバランスに悩みながらも、周りの支えもあり、「目の前にチャンスがあるのなら、チャレンジしてみよう!」と想いを固めたB様。そのときに管理職への昇格を果たしたことで、今の自分があると話します。現在はグローバルなメンバーと共に、富士通のデリバリー変革に携われることへやりがいを感じているのだそう。毎日が刺激的で、管理職という役割を楽しみながら日々成長できる環境だと笑顔で語ってくださいました。

C様(CEO室 マネージャー)は2004年に入社し、法人セールスの営業職として3回の異動と共に担当するお客様の業種や領域を変え、マネージャーへの昇格も経験しながら、確かなキャリアを築いてきました。自らのターニングポイントだと語るのは異動のタイミング。3~4年に一度「他のお客様を担当して自分の知見を広げたい」と上司に掛け合い、自らキャリアを切り拓いてきたのだそう。当時は富士通社内にポスティングの仕組みが整っていなかったため、上司に異動先を調整してもらうなど、自分のやりたいことを受け入れてもらえる環境で働けていたと振り返ります。
その後、ポスティング制度を活用し、2021年4月には長年携わってきた営業職を離れて事業企画職に異動。社長直下のプロジェクトとして、富士通全社の基幹システム入れ替えに伴う営業制度改革や業務変革といった仕組み作りを行っています。
 

女性のワークライフバランスを支えるニューノーマルな働き方

続いては、女性のワークライフバランスや、富士通が取り組むニューノーマルな働き方について伺いました。

女性は、ライフイベントや置かれている環境について考える機会、そして選択肢も多く、自身のキャリアのみを考えて走り続けるのが難しいタイミングがあります。A様も自身の将来設計とキャリアのバランスにとても悩まれたそう。そんな中、現在手がけているグローバル業務がとてもチャレンジングで楽しく、再び海外駐在のチャンスがあれば挑戦したいと考えるように。いくつもの選択肢がある中、今は仕事を頑張りたいという気持ちの比率が高いことに気づき、しばらくは働くことに専念したいと話してくださいました。

ニューノーマルな働き方が選択できる環境がある中で、単身赴任を続けているB様。その理由として、従来型の出社がないことで移動時間が自由になり、プライベートな時間の確保がしやすくなったことを挙げてくださいました。固定オフィスだったころは土曜の朝に移動して日曜午後に戻るスケジュールでしたが、テレワークを活用することで金曜や月曜の夜に移動することが可能に。ご自身が管理職を務めるプロジェクトも、全国からメンバーがリモート参加しながら働いているとのこと。富士通では、パートナーの仕事の都合で自身のキャリアが中断されることもかなり減ってきていると感じていらっしゃいました。

現在、平日夜と土日を利用して、他社の方との1on1ミーティングや女性のキャリア相談など、コーチの副業を行っているC様。富士通には副業制度があり、C様の周りでも副業申請をした方も多く、ご自身も上司に相談したところ全面的に賛成してもらえたのだとか。「必要であれば人事にかけあうよ」とまで言ってもらえたため、企業としても副業を推進し、キャリア構築や成長を応援する風土が根付いていることを感じたのだそうです。時間のやりくりが大変ではあるものの、共にいい刺激となり、相互作用も生まれているのか、楽しみながら取り組めていますと語ってくださいました。
 

多様なメンバーが共に働く環境で、私たちが意識していること

女性リーダーとして活躍する3名へ、多様なメンバーをマネジメントする際に意識していることをお聞きしました。

年齢や性別、そして国籍も多様なメンバーが働く環境のA様は、相手の得意なことを頼むなど、チームが上手く機能するようなコミュニケーションを意識していたのだとか。わからないことは素直に質問し、意見を交わしやすい環境を心がけているのだそう。

管理職経験の長いB様は、メンバーのキャリア・考え方を尊重するよう努めていたと話します。また、自分の想いを伝えたくなるのをグッとこらえて相手の話に耳を傾け、「なぜそう考え、その答えに行きついたのか」に寄り添えるよう意識していると教えてくれました。

C様も、自分の考えを押し付けないこと、部下の主体性や価値観を尊重すること、そしてとにかく相手の話を聞くことを意識しているのだとか。昇格した当初はやる気が空回りし、関係性について悩んだこともあったようですが、肩の力を抜き、自らの意見は言いながらも相手の考え方を尊重することで、年齢や性別を問わず信頼が生まれたのだそう。部下から率直な意見が出るようになったことで、チームの関係性も良好になったと話します。

 

年齢・性別は関係なし、誰もが自分らしく働ける風土

最後に、登壇者の皆様から一言ずついただきました。

A様
富士通は中途採用者を応援してくれる風土があり、ポスティング制度を利用して異動や昇格を目指すのが当たり前と考える会社です。自由かつ個人に任せてもらえる中で働きたい方には、オススメの環境だと思います。


B様
複数のメディアでも報じられている通り、今の富士通は変革を進めている時期にあり、長く勤めているメンバーも新しいことへ積極的に取り組んでいます。変革には外から来た方の力が必要だと思っているので、ぜひ一緒にチャレンジできればと思います。

C様
最近はポスティング制度が活性化していますので、昇格を目指す方は年齢・性別関係なくどんどんチャレンジできます。富士通は自分らしい姿を実現できる環境が揃ってきていますので、興味のある方はぜひ私たちと一緒に働きましょう!

本イベントが、皆さまのキャリアとリアルについて考えるきっかけとなれば幸いです。富士通のご登壇者さま、そして参加者の皆さま、ありがとうございました。