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2023年3月3日(金)19:00~、自分らしいキャリアを実現したい女性ビジネスパーソンの皆様を対象に、女性リーダー・管理職としてご活躍されている方々を招いてのトークイベント『私のキャリアストーリー~自分らしく働くキャリアデザインのヒント~』を開催いたしました。
<企画の趣旨>
近年、社会で活躍する女性リーダー、女性管理職が増加し、女性のキャリア選択肢は大きく広がりつつあります。
一方、選択肢が広がったために、「自分らしい人生を送るために、どのような人生設計を描けばよいか」、「どのようなキャリアを歩めばよいか」「どのように次のキャリアステップを選択するべきなのか」という悩みを持つ女性も少なくありません。
今回のイベントでは、女性リーダー・管理職として活躍されている方々をお呼びし、キャリアストーリーを伺いながら、キャリアを構築する中で転職を選択した背景や、管理職になったきっかけ・やりがい、今後のキャリアについて、お話いただきました。
■登壇者:
・丹羽 尊子様
オムロン株式会社
グローバル人財総務本部 企画室 ダイバーシティ&インクルージョン推進課 経営基幹職
・堀江 周子様
UBE株式会社
総務部 広報グループ グループリーダー
■ファシリテーター:
・岩下 純子
株式会社パソナ
常務執行役員 キャリアアドバンテージ事業本部 副本部長
■対象:
・自分らしいキャリアを実現したい女性ビジネスパーソン
・女性管理職のキャリアデザインについて知りたい方
・キャリア形成の選択肢として転職をお考えの方
<パネルディスカッション ~私のキャリアストーリー~>
まず、今回の登壇者である丹羽様・堀江様の両名より自己紹介をいただきました。その際、 “キャリアにおけるモチベーション曲線図”を示しながら、それぞれのキャリアにおけるターニングポイントについて詳細にご説明くださいました。
まず、丹羽様からは、
・カナダの大学院に留学した後の社会復帰の難しさから来る苦悩
・コールセンターで多事業に関われる面白さ
・出張続きの生活の難しさ
・オムロンという初の大企業への転職で感じたカルチャーギャップ
・初の管理職就任から自分なりのマネジメントスタイルを見出すまでの過程
などについて赤裸々にお話いただきました。
続いて、堀江様からは、
・一社目で憧れの編集者として働けたことの喜び
・激務の日々への疑問
・マネージャー就任で若手育成に感じたやりがい
・予備知識のない中で就任したデジタルメディア運営責任者としての面白さや苦悩
・転職により希望するグローバル企業でのキャリアをスタートできた喜び
などを語っていただきました。
その後、(1) チャレンジに至った背景・マインド、(2)自分らしいマネジメントスタイル、(3)ライフとキャリアの両立をテーマに、パネルディスカッションが行われました。
(1) チャレンジに至った背景・マインド
最初のテーマは、お二人がこれまでのキャリアで様々なチャレンジが出来たご理由を深掘りするものとなりました。
このテーマに対し、丹羽様は、カナダに留学した際に感じた「意外と、やったらできる」という感覚が、その後のチャレンジの背景にあると教えてくださいました。「やったらできるなら、やればよい」という考えで“やってみる経験”を積み重ねることで、やってみることへのハードルがどんどん下がっていったといいます。
一方、堀江様は、一つの会社に20年間務める中で、部署異動・昇進・転勤とたくさんの環境変化を経験されたそうですが、一つ一つの変化の機会を絶対にチャンスとして生かそうと考えていたといいます。また、その際、「色々な場所で色々な人に会うのが楽しい」という思いがチャレンジを後押ししていたと語ってくださいました。
(2)自分らしいマネジメントスタイル
次のテーマでは、お二人に、それぞれのマネジメントスタイルについて語っていただきました。
丹羽様は、現職に入社し、社歴もスキルもメンバーの方が上と感じる中で、自分の力でできることは限られている、自分が一番じゃなくてよいのでメンバーに頼ってチームの力で仕事を成し遂げようというマインドに変わったといいます。そこから、自分をさらけ出し、出来ないことは出来ない、わからないことはわからないと伝え、チームメンバーにオープンに頼るというマネジメントスタイルが確立されていったと教えてくださいました。
一方、堀江様は、当初、なんでも頑張り背負い込む“長女気質”そのままに、チームの業務の全てを理解し把握しようとするマネジメントを行っていたといいます。しかし、業務負荷が高まり、次第にゆとりがなくなる中で、緊急時対応や高度な判断といった管理職としての業務に支障を感じるようになったそうです。限界を感じた堀江様は、周囲の先輩女性管理職に助言を求める中で、“長女気質”を捨て、「勇気を持ってメンバーに任せる」というスタイルに転換して行ったといいます。そして、勇気を持って任せたことでメンバーが成長した場面に何度も遭遇し、このスタイルに確信を持てるようになったと教えてくださいました。
(3)ライフとキャリアの両立
最後のテーマでは、40代の管理職キャリアとライフとのバランスについてお二人にお話を伺いました。
まず、丹羽様は、趣味のチェロをオーケストラで演奏する中で、演奏に集中して無になる時間が、良いリフレッシュになっていると話してくださいました。また、家では仕事のことを考えない時間を意識的に作っているそうで、家でうじうじ仕事のことを考えることを“ブラックホール残業”と命名し、「ブラックホール残業はやめよう」と意識して切り替えポイントを作っているとのことでした。
一方の堀江様は、コロナ禍で在宅勤務が増え、仕事にアクセスできる時間が増える中で、ワークとライフの切り替えを強く意識するようになったといいます。そこから、ワークでもライフでも「これは、何時から何時までやる」と、タイムマネジメントをしっかりと行い、趣味のランニングの時間を確保するようにしているとのことでした。ライフについてもタイムマネジメントを徹底しているというお話が新鮮でした。
最後に、参加者への一言として、丹羽様からは、「あまり深く考えすぎずに一歩前に出る」ことで新しい景色・楽しい景色が見えるとエールをいただきました。
続いて、堀江様からは、「オンもオフも一人で抱え込まずに誰かに相談し力を借りてみること」、「頑張り過ぎないこと」の大切さをお話いただきました。
総じて、真面目な人ほど、多くを一人で抱え込み、自分のできないところに意識がフォーカスしがちだと思います。しかし、お二人のお話を伺い、「勇気を持って周囲に頼ってよいのだ」と、心が軽くなる思いがしました。
今回の企画が、ご参加いただいた皆様のキャリアを後押しするものとなりましたら、幸いです。
ご登壇いただいた丹羽様、堀江様、そして、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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