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【イベントレポート】女性のための「STORYキャリア」ワークショップを開催いたしました

  • お知らせ
2018.12.28

11月12日(火)、パソナキャリア主催で女性のための【STORYキャリア】ワークショップを開催いたしました。

安倍内閣が女性活用を推進しており、今後労働人口が少なくなってくる今後の日本ではますます女性の活躍が期待され、実現する世の中になってきます。その一方で、多様化する現代の働き方にはひとつの正解があるわけではありません。女性活躍が期待される社会で自分は何をどうやって生きていくのか、「STORY」を重視したキャリア形成のヒントとなる機会をご提供したい、ということで、今回ワークショップを開催いたしました。当日はキャンセル待ちがでるほど多くの皆様にお申込みいただき、30名満席でのイベントとなりました。その様子ご紹介いたします。

第一部:女性が描くキャリアの【STORY】とは?

まずはパソナキャリアCSM統括グループマネージャー寺島より、女性をとりまく「働く環境」についてご紹介。その後、2名のご自身でキャリアを切り開いている女性より、キャリ事例をご紹介いただきました。

1人目は男性社会という印象の強い金融機関で、子育てをしながら営業職として活躍されている島田さんからの発表です。短大卒業後は子どもの頃からの夢だった保育士として保育園に就職されたそうです。その後、結婚、出産、産休を経て、保育園に復職されたのですが、ご主人の薦めがあり、「営業職も面白いかもしれない」と、30歳で金融機関の営業職へ転身。そこから9年間、第一線の営業職として活躍されています。

働き続けられる理由として、「営業だから自分で時間管理を行うことで、仕事をしながら子どもの学校行事などに参加したり、自己研鑽の時間を作ることができるのが最大のポイント」とお話されていました。その一方で女性だから故に昇進・昇格ができずにモチベーションがあがらないご経験もされています。ただそこから「女性が働きやすい会社作りをしよう」と奮起し、社内の女性社員のスキルアップや地位向上などをはたらきかけるなど、自分でモチベーションを作り出し、仕事に取組んでいるというお話が非常に印象的でした。

2人目はIT企業で広報をされている下村さん。大学卒業後は客室乗務員として航空会社に入社。国際線で活躍する一方で、「出産・育児後の生活が見えない」「腰を痛めて退職する人も多く、体力的に続けられるのか」といった漠然とした不安を抱えていたそうです。そんな中、自社採用のサポートをした際に、人事の方との出会いを通じて「人事」という仕事に興味を持ち、未経験ながらIT企業の人事職へと転職されました。ベンチャー企業だったため、人事として入社したものの、「広報部署の立上げ」を新たな仕事として任せられることに。何をしたらいいかもわからないなか、大手ネット企業の広報部門に「広報のやり方を教えてください」と、なんのツテもなくチャレンジしたりと、ご自身で環境を切り開き、ヘッドハンティングで現職へと転職されたそうです。今は産休中ですが、今後は「女性が働きやすい会社づくり」にもチャレンジしていきたいと意欲的です。ご自身のキャリアを振返ると「ワークライフバランスがとれているときばかりではなかった」とお話されています。「ワーク重視のとき」「ライフ重視のとき」というタイミングがあっても、長期的なキャリアの中ではよいのではないか?という考えのもと、ご自身のその時々の価値観をしっかりととらえて実現してきている点に、参加されている皆さんも大きくうなづいていました。

第二部:ワークショップ:あなたの【STORY】には何が足りないのか?

キャリアを形成していくために必要となるのは「ゴール」なのか、「環境」なのか、「やりがい」なのか。パソナキャリアでご用意したワークシートを皆さんにご記入いただき、その後、数人のグループになり、パソナキャリアのキャリアアドバイザーも交えて、キャリアについてのディスカッションを行いました。予定は40分のワークショップだったのですが大変盛り上がり、会場が使えるぎりぎりまで時間を延長し、最後に皆さん名刺交換をされて解散となりました。

今回のイベントを通じて「同世代の働く女性の話を聞けてよかった」「他業種の方との交流で気づきや抱える悩みを分かちえてよかった」「自分のキャリア・ライフプランには何が足りないのかに気づくことができました。自分の望むようなキャリア・プライベートを歩めるようにがんばりたいです」といった感想をいただきました。

参加していたキャリアアドバイザーも同世代。キャリアアドバイザー自身も、皆さんよりパワーをいただき、改めて女性のキャリアについて振返るいい機会になりました。今後も女性が活躍する社会の実現への一歩として、こういった機会をパソナキャリアとしても継続していきたいと感じたイベントでした。