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リーダーとは?意味や役割、なるために必要なステップについて解説!

リーダーとは?意味や役割、なるために必要なステップについて解説!

今後のキャリアを見据えて、「リーダーへの昇格を目指したい」という方も多いかもしれません。リーダーは組織のなかで重要な役割を担うため、広範なスキルが求められます。そのため、リーダーに必要な能力や考え方を正しく理解したうえで、着実にスキルアップに取り組むことが大切です。

そこで今回は、リーダーの意味や役割、求められるスキル・マインドについてわかりやすく解説します。また、リーダーになるためのステップも紹介しますので、ぜひスキルアップに取り組む際の参考にしてみてください。

そもそもリーダーとは?

そもそもリーダーとは、どのような人材のことをいうのでしょうか。本章では、リーダーの定義やマネージャーとの違い、リーダーを経験するメリットについて解説します。

リーダーの意味

リーダー(Leader)とは、組織・集団を先導する人材のことをいいます。具体的には、組織の目標達成に向け、チームメンバーに対する指示出しや動機付け、育成、目標の進捗管理などを担うポジションのことです。ビジネスシーンでは、リーダーが先頭に立って部署の方向性を示すことで、チームメンバーの一体感を醸成できます。

マネージャーとリーダーの違いとは?

マネージャーとは、経営戦略に基づき、事業や組織を管理する人材のことです。具体的には、事業戦略の立案や人材配置・人事評価の決定、経営陣への進捗報告などを担います。リーダーとの大きな違いは、社内における立場です。指揮命令系統でいえば、リーダーは上司であるマネージャーの指示に基づき、自組織を管理・運営します。同じマネジメント職でも、より経営層に近いのがマネージャー、現場に近いのがリーダーといえるでしょう。

リーダーを経験するメリット

リーダーを経験すれば、さまざまなメリットを得られます。例えば、課長や係長などの役職が与えられれば、裁量を持って柔軟に業務を進めることが可能です。企業によってはリーダーに手当が支給され、年収アップにつながる場合もあります。また、マネジメント能力を習得すれば、その後のキャリアに活かせるのも大きな利点です。

リーダーの担う“4つ”の役割

リーダーは、組織のなかで具体的にどのような役割を担うのでしょうか。本章では、リーダーの担う4つの役割について解説します。

1.組織の目標設定

組織の目標を決めることは、リーダーの重要な役割です。チームメンバーの能力や状態を正しく把握し、実現可能な組織目標と個人目標を設定します。中間目標となるKPIを決め、定期的に情報共有や進捗管理、軌道修正をすることも大切です。また、目標を意識してメンバーへ適切に業務を割り振ることも、リーダーの役割といえるでしょう。

2.メンバーの動機付け

組織目標を達成するためには、チームメンバーに高いモチベーション環境で業務に取り組んでもらう必要があります。そのため、リーダーとしてメンバーと定期的にコミュニケーションを取り、動機付けすることも重要な役割です。リーダーがメンバーのやる気を効果的に引き出してあげることで、組織全体の雰囲気も前向きになるでしょう。

3.メンバーの指導・育成

組織全体のスキルアップを図るのも、組織の先頭に立つリーダーの役割です。例えば、メンバーの業務をチェックして改善点を伝えたり、チーム全体で研修や勉強会を開いたり、キャリアの浅いメンバー向けにマニュアル制度を作ったりします。メンバーのスキルが向上すれば、よりスムーズに組織目標を達成できるようになるでしょう。

4.組織内の課題解決

人間関係の問題や顧客からのクレーム、経営方針の転換による現場の混乱など、組織内ではさまざまなトラブルが起こりえます。こうした組織内の課題が起こった際、解決を図るのもリーダーの役割です。リーダーが課題解決に向けた方向性や対策を示し、実行することで、チームメンバーが安心して業務に打ち込める環境を作ることも大切です。

リーダーに求められるスキルやマインド

リーダーになるためには、どのような能力が求められるのでしょうか。本章では、リーダーに求められるスキルやマインドについて解説します。

コミュニケーション能力

リーダーは業務のなかで、チームメンバーやマネージャー、他部署のリーダーといった多くの人とやり取りします。周囲の人たちと円滑に意思疎通を図るには、コミュニケーション能力が不可欠です。高いコミュニケーション能力があれば、相手の気持ちを汲み取ったうえで発言・行動できるため、周囲から信頼されやすくなります。

コーチング・ティーチングのノウハウ

リーダーとしてチームメンバーを指導するためには、コーチングとティーチングのスキルが不可欠です。コーチングとは、対話のなかで相手を答えに導く指導法を指します。ティーチングは、自身の知識や技術を相手にわかりやすく教示する技術です。こうした指導のスキルがあれば、メンバーのスキルアップも図りやすくなります

アセスメントスキル

アセスメントスキルとは、人材の強みや弱み、適性を正しく見極める能力のことです。リーダーとしてチームメンバーに業務を割り振ったり、配置を考えたりする際には、アセスメントスキルが欠かせません。リーダーのアセスメントスキルが高ければ、適材適所でメンバーに活躍してもらえるため、組織目標も達成しやすくなります。

ビジョンメイキングスキル

ビジョンメイキングスキルとは、社会の変化を柔軟に捉え、組織の戦略を決める能力です。リーダーがビジョンメイキングに長けていれば、組織の方向性が決まりやすくなり、メンバーの安心感も高まるでしょう。近年は特に社会の変化が激しく、人材の不安が高まっている時代であるため、リーダーに戦略立案の能力が求められます。

セルフマネジメント能力

リーダーはチーム全体の責任者ということもあり、精神的なストレスを感じる場面も少なくありません。その点、自分の精神状態や健康状態をみずから管理できる「セルフマネジメント能力」は欠かせないでしょう。リーダーが精神的に安定していれば、組織の雰囲気も良くなり、メンバーも安心して業務に取り組めるようになります

心理的安全性

リーダーは、組織内の「心理的安全性」を高める役割も担います。心理的安全性とは、組織のなかで誰もが安心して発言でき、行動できる状態や環境を作ることです。心理的安全性が高まれば、チームメンバーが失敗を恐れず高い目標へ挑戦できるようになるため、組織全体のパフォーマンス向上も期待できます。リーダーとして組織の心理的安全性を高めるには、メンバーの成果や業務プロセスを積極的に称賛し、信頼して仕事を任せることが大切です。

リーダーになるためのステップ

リーダーになるためには、具体的にどのようにスキルアップに取り組めばいいのでしょうか。本章では、リーダーになるためのステップを4つにわけて解説します。

STEP1:マネジメントに関するノウハウや理論を学ぶ

リーダーになるためには、まずマネジメントの理論や知識を学んで、実践に備えておくことが重要です。マネジメント理論の例でいえば、メンバーに対する関与度を分類した「SL理論」、リーダーシップの志向性を3つのタイプにわけた「レヴィンのリーダーシップ類型」、リーダーシップの理想形を説いた「PM理論」などがあります。参考書を読んでマネジメント理論を理解しておけば、リーダーとしての判断力や思考力を養えるでしょう。

また、社外研修を通じて、コーチングやティーチングなどの実践的な技術を習得するのも一つの方法です。指導の知識やスキルを身につけておくことで、実際にリーダーとしてメンバーの育成をする際、大きな武器になります。

STEP2:普段の業務でリーダーシップを養う

いきなり役職付きのリーダー(管理職)になった場合、経験不足で戸惑ってしまうこともあります。そのため、普段の業務を通じてリーダーシップを身につけておくことも重要です。例えば、業務プロジェクトで予算や進捗の管理に挑戦したり、OJTで後輩社員を指導したり、社内イベントの実行委員になったり、リーダーシップを養える場面は多くあります。組織運営や人材育成の経験を積んでおくことで、管理職としての土台を築けるでしょう

STEP3:自分のリーダーシップタイプを見極める

リーダーとして活躍するには、無理に理想のリーダー像を追いかけるのではなく、自分の価値観や性格に合ったリーダーシップを発揮する必要があります。その点、上司や同僚に意見を聞きながら、自分のリーダーシップタイプを見極めておくことも大切です。例えば、強いリーダーシップで先導する「権威主義型」、メンバーの合意を得ながら組織運営する「民主型」、メンバーの自主性を重んじる「自由放任型」などのタイプが挙げられます。

自分の適性を正しく理解しておけば、いざ管理職になったときにもセルフマネジメントしやすくなるでしょう。

STEP4:管理職へのキャリアアップを狙う

実務でリーダーとしての素養を身につけたら、管理職へのキャリアアップを目指しましょう。企業によっては「チャレンジリーダー」として、一定の移行期間・研修期間を設けてくれるケースもあります。管理職として実際にリーダー経験を積めば、将来的にはマネージャーや経営層といったさらに高い役職に挑戦することも可能です。

リーダーの経験を十分に積めば、ハイクラス転職も実現可能

現在は人材不足の影響もあり、さまざまな企業でリーダー経験のある人材が必要とされています。そのため、リーダーの素養と経験を積むことで、ハイクラス人材として多くの企業から必要とされる存在になれるでしょう。ハイクラス転職を成功させれば、今より上の役職・年収を実現し、キャリアをさらに充実させることも可能です。

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