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転職を成功に導く自己分析のやり方【無料シート付】

転職を成功に導く自己分析のやり方【無料シート付】

転職活動を成功させるためには、自己分析を行うことが重要です。自己分析があやふやなままでは、志望企業が定まらない、自分の強みをアピールできず選考を通過できない、転職後にミスマッチが生じるなどのリスクがあります。今回は、より良い転職を実現するための自己分析のやり方を解説します。

転職活動での自己分析の目的は?

自己分析とは、自分の長所や短所、特徴や価値観を洗い出し、整理して把握することを意味します。転職活動における自己分析は、自分の強みと、転職先を選定する基準を明確化することが目的です。分析結果から、一貫性のある志望動機や自己PRを作成しましょう。なお、就職活動の際に自己分析に取り組んだ方も、現在のスキルやキャリア、中途採用者が何を求められているかを踏まえ、改めて自己分析を行う必要があります。

自分の強みを洗い出す

転職活動では、限られた書類と面接の場で自分の強みをアピールしなくてはなりません。自分の経歴や知識などを長々と述べるのではなく、自分ができること、志望企業に貢献し得ることを的確に伝えるべきです。質問には簡潔に答えられるよう備えましょう。そのためには、自分を客観的に見つめ直し、スキルやキャリアの棚卸しをしておくことが重要です。自らの価値を理解できれば、応募書類の作成にも面接にも自信を持って取り組めるでしょう。

仕事を選ぶうえでの基準を明確にする

自分が仕事に何を求めるか、志望企業に何を望むかを明確にしましょう。業種や業務の内容、職場環境、条件面の希望などを具体的に洗い出したうえで、それらの優先順位を検討することで仕事選びで譲れない条件を明確にします。要素を整理することは、転職活動における選択肢を広げる、あるいは絞る際にも役立ちます。キャリアアドバイザーに相談する際も、何を軸と捉え、どこに重点を置いているかを言語化しやすくなるので、マッチングの精度を高めることにもつながるでしょう。

今後どうなりたいか、キャリアプランを明確にする

キャリアプランとは、自分がどのような経歴を積み上げていきたいかという中長期的な計画を意味します。面接で聞かれることも多いため、理想をイメージするだけでなく具体的な5年後、10年後といった節目を区切って目標を設定し、達成に必要な行動まで言語化しておきましょう。なお、企業がキャリアプランについて尋ねるのは、自社が提供できるキャリアと採用候補者のビジョンがマッチしているか確かめるためです。自分と志望企業の接点を押さえた回答ができると良いでしょう。

過去、現在、未来で考える

自己理解を深めるためには、過去・現在・未来と時系列で分析することも効果的です。自分の強みやキャリアプランの明確化が難しい場合も、目先のことに限定せず、広い視野で考えてみると、新たな気づきがあるかもしれません。他人に認められたことや主体的に打ち込んだこと、大切にしている価値観、どのような人生にしたいかなどを整理していきます。「自分はこうだ/こうでなくてはならない」という思い込みをなくし、可能性を探ってみましょう

自己分析はいつまでにやっておくべきか

オフィスで会話を楽しむ男女のイラスト

自己分析は、転職活動の最初に取り組みましょう。自己分析ができていると、応募する企業を探す、書類を作成する、キャリアアドバイザーに相談するといった際にスムーズに進めることができます。自己分析をせずに転職活動を進めると、自分の強みが漠然としていて選考を通過できなかったり、先行きの見えない焦りから企業の求める人物像に自分を合わせ過ぎてしまったりする可能性があります。ミスマッチを予防するためにも、早期の自己分析がおすすめです。

無料シートやノートでまとめる、自己分析の方法4STEP

STEP1今までの経験・キャリアを整理する。STEP2身につけたスキルを洗い出す、分類する。STEP3自分の特性・価値観を言語化する。STEP4今後の目標・ビジョンを明確にする。

ここからは、実際に自己分析を行う方法を4つのSTEPに分けて説明します。自己分析に決まった方法はありませんが、自己分析シートを利用すると効率的です。思考や情報を整理して、自分を客観的に把握しましょう。まとめた内容は職務経歴書や自己PR、志望動機などを作成する際にも活用できます。

STEP1 今までの経験・キャリアを整理する

今までどう仕事に取り組み、どのようなキャリアを経てきたかをリストアップし、下記のポイントを参考に整理しましょう。

・業界、職種経験
・担当した業務内容や実績
・マネジメント経験の有無
・組織内で果たしてきた役割
・どのような人と関わってきたか
・成功体験と失敗体験、その要因や学んだこと

キャリアに自信がない、実績を数値化しにくいといった場合も、何を重視して業務に取り組み、どう貢献したかを言語化することが大切です。

STEP2 身につけたスキルを洗い出す、分類する

キャリアの棚卸しシートのスクリーンショット

STEP1の経験を通じてどのようなビジネススキルを培ってきたかを書き出しましょう。ビジネススキルとは仕事をするうえで必要な能力のことで、次の3つに分けられます。

下記よりテンプレートをダウンロードできます
自己分析キャリアの棚卸シート

・ヒューマンスキル(対人関係能力)…コミュニケーション力、リーダーシップなど
・テクニカルスキル(業務遂行能力)…PC操作の技術、業務や商品に関する知識など
・コンセプチュアルスキル(問題解決能力、概念化能力)…論理的思考、多面的視野、受容性、俯瞰力など

STEP3 自分の特性・価値観を言語化する

下記の項目を参考に、自分がどのような特性や価値観を持っているかを言語化します。

・働くうえで大切にしたいこと
・やりがいや喜びを感じること
・ストレスや苦手意識を感じること
・目標とする、憧れる人物像

「こうあるべき」という固定観念にとらわれず、本来持っている考えや感じ方を掘り下げることが大切です。上司や同僚、顧客などからどう見られ、評価されているかといった客観的な「自分」像もヒントになるでしょう。

STEP4 今後の目標・ビジョンを明確にする

ここまでの内容をもとに、今後の目標・ビジョンを導き出します。下記の質問に答える形で考えると、わかりやすいでしょう。

・どの経験を活かし、どのようなキャリアを積み重ねたいか
・どのスキルを活かし、伸ばしていきたいか
・どのようなワーク・ライフ・バランスで働きたいか
・今回の転職で実現したいことは何か
・転職後の目標は何か
・5年後、10年後、どのような自分になりたいか

これらを明確にすることで、「どの業界・企業を志望し、何をアピールするべきか」も見えてくるはずです。

ビジネスフレームワークを活用して、自己分析

就職活動では新卒者の「やりたいこと」やポテンシャルが重視されますが、中途採用者は「できること」、つまり即戦力を求められます。ほかのビジネスパーソンと比較される転職活動は、志望企業へ「自分」を売り込むプレゼンテーションだと捉えられるでしょう。ターゲットである企業に自分の強みを客観的な視点でアピールできるよう、ビジネスフレームワークを用いて自己分析を行う方法を説明します。

SWOT分析

SWOT分析図

SWOT分析とは、企業が自社や自社製品を次の4つの要素で分析し、強みや改善点、リスクなどを発見して経営戦略を練るためのフレームワークです。転職活動において、自分の売り込み方を考える際にも利用できます。

Strength(強み)
自分の長所や得意なこと

Weakness(弱み)
自分に足りていない部分、改善点

Opportunity(機会)
現職と志望企業の相違点、志望企業へ転職するメリット

Threat(脅威)
志望企業へ転職するデメリット

Sは自己PRに、Wは志望先の選定に、Oは志望動機につながりやすいでしょう。また、企業研究を行い、Tを減らしておくことで、転職後のギャップを防ぐことができます。

ロジックツリー

ロジックツリー図

ロジックツリーとは一般的に、ある事柄について関連する要素を分岐させ、ツリー上に構造化していくフレームワークとなります。自己分析の際には、これを逆に活用し、これまでの経験や知見をグルーピングして、いくつかの要素にまとめることができます。
まず、

1.実際に携わった役割・仕事を書き出す
2.身につけたスキルを「ヒューマンスキル」または「テクニカルスキル」にグルーピングする
3.強み・アピールポイントを見つける、まとめる

といった進め方です。
これまでの経験や知見それぞれがどのように関係し、どのようにまとめられるのか自分のキャリアを棚卸し、どういった言葉やスキルでまとめられるのか、明確になります。

マインドマップ

マインドマップ図

マインドマップとは、思考を視覚的に表現する方法です。紙の中心に自分自身や思考のテーマを配置し、そこから連想される情報やアイデアを放射状に展開していきます。カテゴリを太い枝で分け詳しい項目を細い枝として描く、カテゴリ別に色分けをするといった方法もあります。

先程のロジックツリーでは、これまでの経験や知見、役割がそれぞれどういった関連でまとめられるのか、またどういったスキルにつながるのかを、まとめていきました。

それらのスキルを中心に置き、視点を変えて、そのスキルをアピールするには、どういったことを伝えればいいのか、発想を広げていき、活かせる経験やスキルをアピールする、裏付けるためのエピソードを考えるのに役立ちます。

あるいは、応募職種を中心に置いて、どういったスキルや経験が求められそうか拡げていき、そこに、自分のどのようなスキルや経験が活かせそうか、考え、アピールするポイントを判断する際にも役立ちます。

マンダラート

マンダラート図

マンダラートは発想法の一種で、アイデアを増やす・整理する、思考をブラッシュアップする際などに効果的です。まず、紙に3×3の9マスを描き、中心のマスに達成したい目標や考えたいテーマを書き込みましょう。次に、それに関連する言葉を周囲の8マスに記入します。そして、その8つの言葉を中心に新たな9マスの枠を作り、合計81マスを埋めるのです。
今やその名前を聞かない日はない、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が、高校生の頃にドラフト1位指名を中心に置いて、そこに至るまでにすべきことを洗い出し、目標を達成したことが話題になりました。

自己分析では、自分の強みを起点にすることで、強みの構成要素を細分化・具体化したり、ほかの複数の強みとの重複や齟齬を洗い出したりするために活用できるでしょう。

自己分析の沼にはまらない!効果的な自己分析にするための注意点

履歴書の書き方に悩む男性のイラスト

自己分析を進める中で自分の弱みを実感し、自信を喪失してしまうことがあるかもしれません。そのような場合はネガティブな思考にとらわれず、マイナス要素を肯定的な表現に置き換えてみましょう。また、思考を深めていくうちに、つい感情的になったり、抽象的になり過ぎてしまったりすることも考えられます。「自分の強みを志望企業の採用担当者にわかりやすく伝える」ことを念頭に置き、客観性と具体性を意識して取り組みましょう。

第三者の力を借りるのも一つの方法

転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーのサポートを受けることもおすすめです。自己分析を行う際に客観的なアドバイスをもらえるほか、転職市場の動向や自分の市場価値を知ることもできます。自分だけでは気づきにくい強みや適性、志望企業に合ったアピールポイントの発見にもつながるでしょう。また、自己分析で把握したキャリアプランやライフプランを共有することで、自分にマッチした企業や求人情報を紹介してもらえるメリットもあります。転職活動を成功させるために有益な選択肢の一つといえるでしょう。

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この記事の監修者
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パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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