スマートフォン版はこちら

【無料シート付き】転職を成功に導く自己分析の進め方|役立つフレームワークも紹介

【無料シート付き】転職を成功に導く自己分析の進め方|役立つフレームワークも紹介

転職活動を成功させるためには、自己分析を行うことが重要です。自己分析があやふやなままでは、志望企業が定まらない、自分の強みをアピールできず選考を通過できない、転職後にミスマッチが生じるなどのリスクがあります。本記事では、より良い転職を実現するための自己分析の目的とメリット、4STEPの進め方、自己分析に役立つフレームワーク、注意点、よくある質問までを解説します。記事内のシートとあわせて、ぜひ役立ててください。

転職活動における自己分析とは?目的とメリット

自己分析とは、自分の長所や短所、特徴や価値観を洗い出し、整理して把握することを意味します。転職活動における自己分析は、自分の強みと、転職先を選定する基準を明確化することが目的です。分析結果は、一貫性のある志望動機や自己PRを作成する際の土台になります。

自己分析の目的は「強み」と「軸」の明確化

転職活動では、限られた書類と面接の場で自分の強みをアピールしなくてはなりません。自分の経歴や知識を長々と述べるのではなく、自分ができること、志望企業に貢献し得ることを的確に伝えるべきです。

そのためには、自分を客観的に見つめ直し、スキルやキャリアの棚卸しをしておくことが重要です。同時に、仕事に何を求めるか、志望企業に何を望むかという「軸」も明確にしましょう。業種・業務内容・職場環境・条件面などの希望を洗い出し、優先順位を整理することで、転職活動における選択肢を広げる、あるいは絞る際にも役立ちます。

転職活動と就職活動の自己分析の違い

就職活動では新卒者の「やりたいこと」やポテンシャルが重視されますが、中途採用者は「できること」、つまり即戦力を求められます。

そのため、転職活動の自己分析では、「これまでの経験から何を培ってきたか」「応募先企業のどのような課題に貢献できるか」という視点で、スキル・経験を棚卸しすることが重要です。就職活動の際に自己分析に取り組んだ方も、現在のスキルやキャリア、中途採用者が何を求められているかを踏まえ、改めて自己分析を行う必要があります。

自己分析の3つのメリット

転職活動で自己分析を行うことには、大きく3つのメリットがあります。

1つ目は、自分の強みを的確にアピールできることです。客観的に整理されたスキル・経験は、志望動機や職務経歴書、面接での回答の説得力を高めます。応募書類の作成にも面接にも、自信を持って取り組めるようになります。

2つ目は、仕事選びの基準・軸が明確になることです。「譲れない条件」が言語化されていれば、求人を選ぶ際の判断軸がぶれません。キャリアアドバイザーに相談する際も、何を軸と捉え、どこに重点を置いているかを伝えやすくなり、マッチングの精度が高まります。

3つ目は、入社後のミスマッチを防げることです。自分の特性や価値観、働き方の希望が整理されていれば、応募先企業との相性を判断しやすくなり、入社後の「想像と違った」という事態を避けられます。

自己分析はいつまでにやっておくべきか

自己分析は、転職活動の最初に取り組みましょう。自己分析ができていると、応募する企業を探す、書類を作成する、キャリアアドバイザーに相談するといった際にスムーズに進められます。自己分析をせずに転職活動を進めると、自分の強みが漠然としていて選考を通過できなかったり、先行きの見えない焦りから企業の求める人物像に自分を合わせ過ぎてしまったりする可能性があります。ミスマッチを予防するためにも、早期の自己分析がおすすめです。

無料シートやノートでまとめる、自己分析の方法4STEP

ここからは、実際に自己分析を行う方法を4つのSTEPに分けて説明します。自己分析に決まった方法はありませんが、自己分析シートを利用すると効率的です。思考や情報を整理して、自分を客観的に把握しましょう。まとめた内容は職務経歴書や自己PR、志望動機などを作成する際にも活用できます。

STEP1 今までの経験・キャリアを整理する

今までどう仕事に取り組み、どのようなキャリアを経てきたかをリストアップし、下記のポイントを参考に整理しましょう。

  • - 業界、職種経験
  • - 担当した業務内容や実績
  • - マネジメント経験の有無
  • - 組織内で果たしてきた役割
  • - どのような人と関わってきたか
  • - 成功体験と失敗体験、その要因や学んだこと

キャリアに自信がない、実績を数値化しにくいといった場合も、何を重視して業務に取り組み、どう貢献したかを言語化することが大切です。

STEP2 身につけたスキルを洗い出す、分類する

STEP1の経験を通じてどのようなビジネススキルを培ってきたかを書き出しましょう。ビジネススキルとは仕事をするうえで必要な能力のことで、次の3つに分けられます。

下記よりテンプレートをダウンロードできます
自己分析キャリアの棚卸シート
  • - ヒューマンスキル(対人関係能力)…コミュニケーション力、リーダーシップなど
  • - テクニカルスキル(業務遂行能力)…PC操作の技術、業務や商品に関する知識など
  • - コンセプチュアルスキル(問題解決能力、概念化能力)…論理的思考、多面的視野、受容性、俯瞰力など

STEP3 自分の特性・価値観を言語化する

下記の項目を参考に、自分がどのような特性や価値観を持っているかを言語化します。

  • - 働くうえで大切にしたいこと
  • - やりがいや喜びを感じること
  • - ストレスや苦手意識を感じること
  • - 目標とする、憧れる人物像

「こうあるべき」という固定観念にとらわれず、本来持っている考えや感じ方を掘り下げることが大切です。上司や同僚、顧客などからどう見られ、評価されているかといった客観的な「自分」像もヒントになります。

STEP4 今後の目標・ビジョンを明確にする

ここまでの内容をもとに、今後の目標・ビジョンを導き出します。下記の質問に答える形で考えると、わかりやすくなります。

  • - どの経験を活かし、どのようなキャリアを積み重ねたいか
  • - どのスキルを活かし、伸ばしていきたいか
  • - どのようなワーク・ライフ・バランスで働きたいか
  • - 今回の転職で実現したいことは何か
  • - 転職後の目標は何か
  • - 5年後、10年後、どのような自分になりたいか

これらを明確にすることで、「どの業界・企業を志望し、何をアピールするべきか」も見えてきます。

ビジネスフレームワークを活用して、自己分析

企業に自分の強みを客観的な視点でアピールできるよう、ビジネスフレームワークを用いて自己分析を行う方法を説明します。以下の4つのフレームワークが、自己分析の整理に役立ちます。

SWOT分析

SWOT分析とは、企業が自社や自社製品を次の4つの要素で分析し、強みや改善点、リスクなどを発見して経営戦略を練るためのフレームワークです。転職活動において、自分の売り込み方を考える際にも利用できます。

Strength(強み)
自分の長所や得意なこと

Weakness(弱み)
自分に足りていない部分、改善点

Opportunity(機会)
現職と志望企業の相違点、志望企業へ転職するメリット

Threat(脅威)
志望企業へ転職するデメリット

Sは自己PRに、Wは志望先の選定に、Oは志望動機につながりやすいといえます。また、企業研究を行いTを減らしておくことで、転職後のギャップを防ぐことができます。

ハイクラス層の場合、特にOpportunity(機会)の分析が重要になります。応募先企業の経営課題や事業フェーズと、自身の強みが交差する地点を見つけられれば、それがそのまま志望動機の核になります。中期経営計画やIR資料を読み込んだうえで、自身の経験がどの局面で活きるかをSWOTの枠組みで整理してみましょう。

Will Can Must

Will Can Mustは、自己分析・キャリア設計の場面でよく使われるフレームワークです。3つの要素を書き出し、その重なりを見つけることで、自分が目指すべきキャリアの方向性が明確になります。

Will(やりたいこと)
自分が実現したいこと、やりがいを感じること、将来のキャリアビジョン

Can(できること)
これまでの経験で身につけたスキル、得意な業務、強み

Must(やるべきこと)
応募先企業や社会から求められていること、果たすべき役割

Will・Can・Mustの3つの円が重なる部分が、自分が最も力を発揮できる領域です。

転職活動では、まず自分のCan(できること)を整理したうえで、Will(やりたいこと)と擦り合わせ、応募先企業のMust(求めていること)と照らし合わせる流れで活用するとよいでしょう。3つが重なる地点を見つけられれば、応募先で活躍するイメージを志望動機に落とし込みやすくなります。

特にハイクラス層の場合、Mustの解像度が成否を分けます。応募先企業が抱える経営課題を読み解き、その課題に対して自身のCanがどう貢献できるかを言語化することで、即戦力として評価される志望動機につながります。

ロジックツリー

ロジックツリーとは一般的に、ある事柄について関連する要素を分岐させ、ツリー状に構造化していくフレームワークです。自己分析の際には、これを逆に活用し、これまでの経験や知見をグルーピングして、いくつかの要素にまとめることができます。

まず、

  • - 実際に携わった役割・仕事を書き出す
  • - 身につけたスキルを「ヒューマンスキル」または「テクニカルスキル」にグルーピングする
  • - 強み・アピールポイントを見つける、まとめる

といった進め方です。
これまでの経験や知見それぞれがどのように関係し、どういった言葉やスキルでキャリアをまとめられるのか、明確になります。

マインドマップ

マインドマップとは、思考を視覚的に表現する方法です。紙の中心に自分自身や思考のテーマを配置し、そこから連想される情報やアイデアを放射状に展開していきます。カテゴリを太い枝で分け、詳しい項目を細い枝として描く、カテゴリ別に色分けをするといった方法もあります。

先ほどのロジックツリーでは、これまでの経験や知見、役割がそれぞれどう関連していて、またどういったスキルにつながるのかをまとめていきました。

反対に、スキルをアピールするにはどういった経験や実績を伝えればいいのか、と発想を広げていくのがマインドマップです。スキルを裏付けるエピソードを考えるのに役立ちます。

あるいは、応募職種を中心に置いて、どういったスキルや経験が求められそうか広げていき、そこに、自分のどのようなスキルや経験が活かせそうか考え、アピールするポイントを判断する際にも役立ちます。

マンダラート

マンダラートは発想法の一種で、アイデアを増やす・整理する、思考をブラッシュアップする際などに効果的です。まず、紙に3×3の9マスを描き、中心のマスに達成したい目標や考えたいテーマを書き込みましょう。次に、それに関連する言葉を周囲の8マスに記入します。そして、その8つの言葉を中心に新たな9マスの枠を作り、合計81マスを埋めるのです。

自己分析では、自分の強みを起点にすることで、強みの構成要素を細分化・具体化したり、ほかの複数の強みとの重複や齟齬を洗い出したりするために活用できます。

効果的に自己分析をするための注意点

自己分析を効果的に進めるためには、陥りがちな落とし穴を理解しておくことが大切です。ここでは、特に意識したい2つの注意点を解説します。

客観性と具体性を意識する

自己分析を進める中で自分の弱みを実感し、自信を喪失してしまうことがあるかもしれません。そのような場合はネガティブな思考にとらわれず、マイナス要素を肯定的な表現に置き換えてみましょう。

また、思考を深めていくうちに、つい感情的になったり、抽象的になり過ぎてしまったりすることも考えられます。「自分の強みを志望企業の採用担当者にわかりやすく伝える」ことを念頭に置き、客観性と具体性を意識して取り組みましょう。

第三者の視点を取り入れる(他己分析・エージェント活用)

自分一人で分析を進めると、思考が偏ったり、自分の強みに気づけなかったりすることがあります。家族や同僚、友人などに自分の印象や強みを聞く「他己分析」を取り入れることで、新たな気づきが得られます。

また、転職エージェントを活用し、キャリアアドバイザーのサポートを受けることもおすすめです。客観的なアドバイスをもらえるほか、転職市場の動向や自分の市場価値を知ることもできます。自分だけでは気づきにくい強みや適性、志望企業に合ったアピールポイントの発見にもつながります。

【FAQ】転職活動の自己分析でよくある質問

最後に、転職活動の自己分析に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 自己分析が思うように進まないときはどうすれば良いですか?

一人で抱え込まず、第三者の視点を取り入れることをおすすめします。家族や同僚に「自分の強みは何だと思うか」「どんな仕事が向いていそうか」と聞いてみるだけでも、自分では気づけなかった視点が得られます。

また、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すると、転職市場の動向を踏まえた客観的なフィードバックをもらえます。マネジメント経験や専門スキルなど、ハイクラス層ならではの強みを言語化する際も、転職支援の現場を知るプロの視点が役立ちます。

Q. 自己分析の結果は転職活動の途中で更新すべきですか?

更新することをおすすめします。応募企業を検討する中で新たな業界・職種に興味が湧いたり、面接で深掘り質問を受けて自分の考えが整理されたりと、転職活動を進めるほど自己理解は深まるものです。

特に、面接でうまく答えられなかった質問や、書類選考で通過できなかった応募先があれば、自己分析を見直すサインです。自分の強みの伝え方、志望軸との整合性などを再点検し、応募書類や面接対策に反映していきましょう。

Q. 管理職・ハイクラス層が自己分析で特に意識すべきことはありますか?

ハイクラス層の自己分析では特に、「何をしてきたか」ではなく「どう貢献できるか」を言語化する視点が重要です。一般的な自己分析では過去の経験の棚卸しが中心ですが、管理職・ハイクラス層の場合は応募先企業の経営課題と自身の経験をどう結びつけるかまで踏み込む必要があります。企画経験・マネジメント経験・ポータブルスキルの3点を整理したうえで、定量的な実績だけでなく、マネジメントスタイルや組織に与えた変化など定性的な観点でも言語化しておきましょう。また、1社での経験が長い方ほど自社基準が当たり前になりやすく、強みを過小評価しがちです。転職エージェントのキャリアアドバイザーとの対話を通じて、客観的な視点で棚卸しすることも有効です。

自己分析を起点に、納得感のある転職活動を

転職活動の成否は、最初の自己分析でどれだけ自分のキャリアを言語化できるかで大きく変わります。本記事で紹介した4STEPとフレームワークを活用し、自分の強み・軸・将来のビジョンを整理することで、応募書類や面接でのアピールに一貫性が生まれ、入社後のミスマッチも防げます。

自己分析は一度で完結させるものではなく、転職活動を進めながらブラッシュアップしていくものです。記事内のシートとあわせて、納得感のある転職活動の出発点として活用してください。

パソナキャリアの書類添削・キャリア相談サポート

ハイクラス転職では、自己分析で整理した自分の強みを、応募先企業の経営課題と結びつけて表現することが、書類選考通過のカギになります。「自分の強みをどう言語化すればよいか分からない」「経営課題と経験をうまく結びつけられない」——こうした段階からでも、パソナキャリアにご相談いただけます。

パソナキャリアでは、キャリアアドバイザー(CA)と書類添削専門スタッフが連携して、応募先企業の特色を踏まえた丁寧なフィードバックを行っています。自己分析の段階から、自身では気づきにくい強みや市場価値を引き出すお手伝いを行うことが特徴です。年収アップ率は61.7%(※パソナキャリア調べ)、これまで59万人以上(2024年5月時点)の転職を支援してきた実績があります。「年収800万円以上」のハイクラス転職支援実績も豊富です。

自己分析やキャリア相談、書類添削にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※書類添削にあたっては、担当キャリアアドバイザーへご相談ください。

登録3分!無料転職サポート

転職成功に向けた親身なキャリアカウンセリングと最適な求人情報を無料で提供。専任のプロがあなたの転職をサポートします。

この記事の監修者
監修者写真
パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

おすすめ記事

年収800万円以上、年収アップ率61.7%

ハイキャリアの転職に特化したコンサルタントが、最適なポストを提案します 

仕事のやりがいは何ですか?
今の仕事で満足な点と変えたい点はありますか?
あなたにとってのワークライフバランスとは?
パソナキャリアはあなたのキャリアを相談できるパートナーです。キャリアカウンセリングを通じてご経験・ご希望に応じた最適な求人情報をご案内します。