失敗しない仕事の選び方のポイントは?押さえておきたい仕事選びの基準
就職や転職で仕事を選ぶときに、どのようにして自分に合った仕事を選ぶべきか、悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
年収など待遇だけを判断基準にしたり、長期的なキャリアプランを考えずに選んでしまったりすると、働き始めてから思わぬ落とし穴がある可能性もあります。
そこで、仕事選びで失敗しないために押さえておきたいポイントをご紹介します。
失敗しやすい仕事選びのパターン
まずは、失敗しやすい仕事選びのパターンについて見ていきましょう。
いずれのパターンに共通していえるのは、「焦って決めてしまう」「仕事が自分に合っているのか、十分に検討できていない」ということです。
このような状況に陥らないためにも、応募する前に仕事を選ぶ時間をしっかりと確保することが大切です。
1 不安や焦りから、次の仕事を決めてしまう
現職を辞めてから仕事探しをする場合、無職期間が長期化するほど「早くこの状況から抜け出したい」「働いていない期間が長いと、世間体が悪い」といった不安や焦りを抱いてしまいがちです。
なかなか仕事が決まらないと、投げやりな気持ちが芽生え、自分に合った仕事かどうか冷静に判断できない可能性もあります。
おざなりな気持ちで仕事を決めた結果、働き始めてから後悔してしまうこともあるので注意しましょう。
2 自分の能力や適性を把握できていない
前職の経験が長かったり、年齢が高かったりするほど、自己分析をする機会も失われがちな傾向にあります。
自分の能力や適性をきちんと把握できていないまま仕事選びをすると、失敗してしまう可能性が高いです。
自身のキャリアを振り返り、「強みとなるスキルや経験」「克服すべき弱み」「どんな仕事に向いているのか、向いていないのか」といったことを、あらゆる角度から詳しく分析できずにいると、自分に合った仕事を見つけることは難しくなってしまいます。
3 情報収集不足
自己分析と同じく、働いてみたい仕事や転職先に関する情報収集が不十分な場合も、仕事選びで失敗する原因になります。
イメージや限られた情報だけで転職すると、働き始めてから実際の仕事内容や職場環境のギャップに悩まされてしまうリスクがあります。
4 給与や待遇を最優先で選ぶ
現職よりもいい条件の仕事に就きたいと考える人も多いですが、それに固執しすぎた結果、自分に合った仕事かどうかを見失ってしまうこともあります。
「あまり好きな仕事ではないけれど、年収はいいから」といった理由で仕事選びをすると、後悔する原因になってしまう可能性もあるので注意したほうがいいでしょう。
5 将来のキャリアパスを描けていない
「とりあえず採用された会社で働く」「今後のキャリアプランは、働き始めてから考えよう」など、キャリアプランをまったく考えずに仕事を決めてしまうこともおすすめできません。
目先のことだけを考えて転職すると、自身が達成したい目標が出てきたときに実現できなかったり、キャリアアップでつまずいてしまったりする可能性もあります。
失敗しない仕事選びのポイント
ここからは、失敗しやすい仕事選びのパターンを踏まえて、自分に合った仕事を見つけるために実践したいことを、3つのポイントに分けてご紹介します。
1 まずは自己分析と情報収集から
転職において、自己分析と情報収集はとても重要です。
自己分析では、自身の経験を振り返り、どんな仕事に向いているのかを分析します。
また、未経験の仕事にチャレンジしたいのであれば、自分の適性や、新たな環境に行くことへのリスクについても十分に情報収集することで、失敗を防ぐことができるでしょう。
2 実際に仕事をする人の話を聞いてみる
実際に仕事の現場で働く人に相談したり、現場を見てみたりする行動力も重要です。
企業のウェブサイトや資料からだけでは把握しきれない、仕事の実情や自分との相性がわかることもあります。
友人など知り合いの中に、転職を考えている企業で働いている人がいるようでしたら、ぜひ紹介してもらいましょう。
生の声を聞くことは大切です。
3 ある程度長期的な目線で仕事選びをする
直近の目標だけでなく、5年後、10年後、15年後と、長期のキャリアパスを描いた上で、仕事選びをしてみましょう。
キャリアプランを明確にすることで、仕事選びの軸も定まり、入社後のスキルアップやキャリアアップに向かって主体的に取り組むことができます。
転職活動では、ある程度長期的なキャリアプランについて企業側から質問される機会も多いため、面接対策にもなるでしょう。
仕事選びをする際に判断したい4つの基準
自分に合った仕事を選ぶためには、検討中の仕事を、いくつかの基準に基づいて判断してみるといいでしょう。
ここでは、仕事選びをする際に判断したい4つの基準についてご紹介します。
1 一生の仕事にしたいと思えるか
「一生の仕事にできる」と思えるほどの魅力と安定性のある仕事であれば、入社後に失敗したと後悔することは少なく、働きながらやりがいをしっかりと感じられる可能性が高いです。
そう思えない仕事の場合は、その理由を明確にして、ほかの仕事と比較する際の参考にしてみることをおすすめします。
2 自分の適性と合っているか
「やりたい」と思えるかどうかだけではなく、「その仕事に対して自分は適性を備えているか」という点にも着目してみましょう。
適性があれば、自身の経験やスキルを活かせるため、やりがいやモチベーションにもつながります。
また、ストレスなく働けるかどうかは、適性の有無が重要なポイントになるといえるでしょう。
3 その仕事に対する「好き」の度合い
好きなことを仕事にできるということは、大きなモチベーションにもなります。
仕事が好きであれば、意欲的にスキルアップやキャリアアップするための努力もできるはず。
仕事そのものではなくても、「好きなことに携われる仕事」でも、モチベーションを維持することができます。
仕事選びの幅も広がり、より多くの選択肢から比較・検討することができるでしょう。
4 社会貢献度が高い仕事か
社会に何かしらの形で貢献できていると感じられることも、働き続けるモチベーションにつながります。
仕事選びの際には、その仕事がどのようにして社会に貢献しているのかについても考えてみましょう。
失敗しない仕事を選ぶには、転職エージェントに相談することもおすすめ
転職の仕事選びで失敗しないためには、一人で悩んでしまわずに転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
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