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転職する際に注目!離職率が高い職場の特徴とは?

転職する際に注目!離職率が高い職場の特徴とは?

 

転職する際に注目すべき項目が、企業の「離職率」です。離職率の低い職場は、従業員が定着しているため、働きやすい環境であると考えられます。
一方、離職率の高い職場の場合は、労働環境などに問題があり人材が流出してしまっている可能性が高いといえるでしょう。
ここでは、離職率が高い職場の特徴を解説していきますので、転職先を選ぶ際の参考にしてみてください。
 

離職率の算出方法

離職率とは、「ある時点の在籍人数に対し、一定期間後に退職した人数の割合」のことをいいます。
離職率は法的に定められた指標ではないため、企業によっても算出方法は異なりますが、「入社後1年、3年」といった期間で計算されるケースが一般的です。
 
離職率=離職者数÷1月1日現在の常用労働者数×100
 
常用労働者とは、以下いずれかに該当する労働者を指します。
 
・期間を定めずに雇われている人
・1ヵ月を超える期間を定めて雇われている人
・1ヵ月以内の期間を定めて雇われている人、もしくは日々雇われている人で、前2ヵ月にそれぞれ18日以上雇われた人 
 
この厚生労働省の調査によると、2017年1年間の日本の平均離職率は「14.9%」となっており、例年15%前後を推移しています。
出典:平成29年雇用動向調査結果の状況 (厚生労働省)
 
 

離職率が高い職場の特徴

離職率が高いということは、従業員は何らかの不満を感じて転職をしていることになります。
離職率の高い企業に共通して見られる傾向を具体的に見ていきましょう。

1 給与が低い

業務内容に対して給与が低いと感じた場合、社員は大きな不満を抱きやすいものです。
やりがいのある仕事であっても、給与のほとんどが生活費に消えてしまい、同業他社に比べて支給水準が低かったりすると、やる気を失ってしまいます。
 
また、実績に対する昇給幅やインセンティブが少ないといった場合にも不満を持ちやすいでしょう。
ライフスタイルや環境によって、十分と感じる給与水準は人それぞれではありますが、企業選びの際には、現在の給与テーブルと比較したり、業界の平均年収を調べたりすることをおすすめします。
 
求人情報だけでは不十分な場合には、転職エージェントから最新の情報を仕入れるのもいいかもしれません。
 

2 労働環境が過酷である

長すぎる残業時間や不当なノルマなど、過酷な労働環境は離職率を上げる原因となります。また、不規則な勤務時間や休暇が取りづらいといったことも離職につながる大きな要因です。
 
中には、残業代が全く出ないといった企業も存在するので、労働環境や条件面は詳細にチェックしておくべきでしょう。
過酷な労働環境で体や心を壊してしまっては元も子もありません。
 
説明会や面接時に社員の表情を確認したり、クチコミサイトや転職エージェントから評判を探ったりして、いわゆる「ブラック企業」は避けるようにしましょう。
 

3 育成制度がない

人を育成する制度や風土がない企業も、離職率の高い傾向があります。
このような環境では、適切にスキルを伸ばしていくことができないだけでなく、誰にも相談できないことから不安やストレスを抱えやすくなってしまうのです。
 
特に社会人経験の浅い若手社員は、不十分な育成制度では能力を向上させることができず、実績を残すことが難しくなってしまいます。企業によっては人材育成にコストをかけず、離職することを前提に大量採用を繰り返しているケースもあります。
新たな職場で力を最大限に発揮するためにも、育成制度の有無は事前に確認しておきましょう。
 

4 適切な評価が受けられない

評価制度が存在せず、適切な評価が受けられないことも離職率に影響します。
制度がなければ、何を努力すればいいのか明確にならず、実際に成果を残した場合にも正しく評価されていないと感じやすくなります。
また、制度が整っていない企業は評価が属人的になり、上司の気分次第で評価の内容が変わってしまう可能性も高いです。
 
「会社に認めてもらえていない」という不満は、モチベーションに大きく関わってきます。
努力が正しく認められず、成果に応じた報酬が得られない企業は、入社しても満足しづらいでしょう。
 
 

5 福利厚生や休日数が不十分である

家族手当や家賃補助、通勤補助をはじめとする福利厚生が不十分な企業の場合にも、離職率が高まる傾向があります。
人によって何を求めるかに違いはありますが、福利厚生が少ない企業は従業員満足度が低いことが多いです。家族や知人の勤める企業と比較した際に、
 
見劣りしている場合は不満を抱きやすいでしょう。また、年間休日数の少なさも転職の動機となる場合も多く、人材定着率を低下させる原因となっています。
転職の際には、自分が理想とする働き方と体力を考え、どれだけの休日があれば十分な休息がとれるかを改めて考えてみることをおすすめします。
 
 

6 モラルに反している

社会的モラルに反している企業は愛社精神がわかず、離職率を引き上げる要因となります。
消費者をだますようにして販売する営業スタイルや、原価に高額を上乗せさせた値段で販売する商材などを扱うビジネスは、「自身の正義に反する」と感じる人も多いのではないでしょうか。
 
社外的なモラルだけでなく、社内的なモラルも同様です。「パワハラ」「モラハラ」「セクハラ」が横行している企業では長く勤められないでしょう。このような悪質な企業に転職してしまわないためにも、離職率や企業情報は詳細に確認しておくべきです。
 
 

転職では離職率を要チェック

転職で失敗しないためにも、離職率の高い企業の特徴を押さえた上で、企業データをチェックするようにしましょう。
 
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より詳細な情報が欲しい場合は、転職エージェントのパソナキャリアを活用ください。
 
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