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【履歴書】転職活動を成功に導く志望動機の書き方と例文

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内定を勝ち取るための第一歩は、採用担当者の目に留まる履歴書を作成することです。なかでも志望動機は、書類選考時にも面接時にも重視される傾向があります。転職しようと考えた動機やその企業を志望する理由を的確に盛り込みましょう。今回は志望動機の書き方を例文つきで解説します。

<目次>

  • 1. 履歴書作成時の基本
  • 2. 志望動機に盛り込むべき内容とポイント
  • 3. 採用担当者の目に留まりやすい志望動機の例文
  • 4. 実績と強みを志望動機に盛り込んで採用担当者を引きつけよう

履歴書作成時の基本

履歴書は、企業への自己紹介状です。仕事上の経験やスキル、強みなどを過不足なく企業へ伝え、次のステップである面接へとつなげることが大切です。

●履歴書が第一印象を左右する

履歴書は企業に対して自分を印象づける第一歩です。採用担当者が履歴書を読んで「話を聞いてみたい」と思わないと、次のステップへ進めません。
ポイントは、自己分析を踏まえたうえで職歴、実績、スキル、能力、応募先の企業でやりたい仕事などを具体的に記述し、企業が求める人材に自分が合致しているとアピールすることです。ありきたりの内容や表現では、他の応募者と自分を差別化するのは難しいでしょう。

●履歴書のフォーマットを選ぶ

履歴書のフォーマットは、自分がアピールしたい点を強調しやすいかどうかを基準に選ぶと良いでしょう。応募する職種に対する業務経験が不足している場合も、自己PR欄があればフォローできます。

・手書きかPCか

求人の募集要項に指定があればそれに従い、指定がなければ、どちらでも問題ないといえます。ただし、IT企業や外資系企業ではPC作成が一般的です。

手書きで作成する場合は、読みやすさが大切です。黒のボールペンを使って丁寧に記入し、書き損じた際には修正液などは使わず、新しい履歴書用紙に書き直します。インクが消えるペンや、シャープペンシル、鉛筆での記入はNGです。

手書きかPCかを問わず、志望動機や自己PR欄は必ず150~200字程度は書きましょう。文字量が少ないと、応募の意欲を疑問視される可能性があります。

志望動機に盛り込むべき内容とポイント

志望動機欄は、履歴書のなかでも自分の特徴を企業に最も強くアピールできる項目です。採用担当者の目に留まりやすい志望動機を書くために、盛り込むべきポイントをご説明します。

●転職を決めた理由

文面から応募者の熱意が感じられる内容を心がけましょう。応募したポジションと転職理由を関連させ、「住宅販売の営業でトップセールスを達成したので、今度は違う業界で新しい挑戦をしたい」などと書くのもいいでしょう。

ネガティブな内容の記入は避けましょう。前職の上司や同僚に対する批判、仕事内容や給与への不満などはNGです。こうした批判は「社内の情報を社外に漏らす信用できない人」という印象にもつながります。

●その企業を志望した理由

応募先企業の得意分野や同業他社との違いを研究したうえで、その企業を志望する理由を自分の業務内容に関連づけて説明できれば理想的です。
また、応募する企業が一般消費者向けにビジネスを展開している場合は、実際にサービスを利用したり商品を購入したりした経験を盛り込むと、説得力が高まります。

●入社後のアピール

今後のキャリアビジョンを伝え、将来性をアピールしましょう。漠然としたイメージでもいいので、入社後どんな仕事に携わり、将来的にどんな働き方をしたいのかといった点を伝えると、採用担当者がその応募者を採用した際のイメージが湧きやすくなります。

●前職で得た経験を盛り込む

志望動機は、具体的なエピソードと関連づけて構成することで説得力が生まれます。
未経験の業務の場合でも、前職で身に付けたことのなかから応募の職種に活かせる経験やスキルを見つけて関連づけましょう。そのためには、自己分析を行って、過去の業務経験や仕事上で身に付けたスキルの棚卸しをすることが大切です。

●どんな企業でも当てはまるような抽象的な内容はNG

「貴社の事業内容に興味を持ちました」など、どんな企業にも当てはまる抽象的な志望動機では、入社への熱意は伝わりません。企業のホームページや求人情報を見ただけでは不十分。その企業に関するニュースや情報をネットや経済紙、ビジネス誌などからできるだけ集め、受けている企業に特化した内容に仕上げましょう。上場企業なら株価などのファイナンス情報のチェックもおすすめです。

採用担当者の目に留まりやすい志望動機の例文

ここまで説明してきた点を踏まえて、実際に志望動機を書いてみましょう。例文とポイントの解説を参考に、自分の業務経験を反映した内容にすることが大事です。

●営業職志望の場合

<良い例文>
不動産会社の営業として、個人向けに賃貸物件の紹介や中古マンション販売の仲介を担当しています。顧客の生活をサポートする仕事にやりがいを感じておりましたが、もっと幅広いニーズに応えたいと考え、注文住宅販売をメインとする貴社の営業職に応募いたしました。賃貸、販売を問わず物件を扱ってきた経験を活かして、ぜひ貴社の事業に貢献したいと考えております。

<悪い例文>
大学卒業後、不動産会社で営業職に就き、個人向けに賃貸物件の紹介や中古マンション販売の仲介を行いました。お客さまに感謝の言葉をいただくこともあり、やりがいを感じておりましたが、目標達成のために余裕のない日々が続き限界を感じたため、転職に踏み切りました。貴社の「顧客との付き合いを重視する」というスローガンを拝見し、前職とは違う働き方ができると考え、応募しました。経験を活かし、貴社業務に貢献する所存です。

<ポイント>
<良い例文>は、前職の実績を踏まえた前向きな転職であることがアピールされています。応募する企業の特色に志望動機を関連付けている点も説得力があります。
<悪い例文>は目標の達成がつらいことが転職理由に見え、ネガティブな印象です。

●エンジニア職志望の場合

<良い例文>
大学卒業後、新卒でIT企業に就職し、7年間勤務しました。シニアエンジニアとして顧客企業のネットワーク設計などを担当し、部下4人のマネジメントを行うとともに、スキルを共有するミーティングも定期的に開催していました。業務効率化を追求する貴社であれば、チーム全体の生産性を上げつつ自らのエンジニアスキルも伸ばせると考え、応募いたしました。私自身とチームのスキルアップを並行して進め、業務に貢献したいと考えております。

<悪い例文>
大学卒業後、IT企業でエンジニアとして働き、顧客企業のネットワーク設計などを担当しました。チームリーダーとなったことで部下のマネジメント業務が増え、エンジニアとしてのスキルアップが難しくなったことから、貴社に応募いたしました。業務の分担がきちんと行われている貴社であれば、エンジニアとしてさらに活躍し業務に貢献できると考えております。

<ポイント>
転職を決意した理由はどちらも明確ですが、<悪い例文>では自ら状況の改善に取り組む姿勢が読み取れません。

●未経験の職種を志望する場合

<例文>
前職は広告代理店で営業事務を担当していました。顧客からのヒアリング内容に基づき部内共有の提案資料を作成するうち、自ら顧客の問題解決ができるポジションで働きたいと考えるようになりました。食べることが好きで、昨年は「管理栄養士」の資格も取得しています。食品を多く扱う貴社の営業職であれば、営業事務職を通して得た経験と、管理栄養士の資格も活かして業務に貢献できると考えております。

<ポイント>
興味だけでなく、知識を求めて積極的に行動していたことからも、転職理由と志望動機に説得力を感じさせます。これまでの経験を希望職種に活かせる点も書かれていて、業務へ貢献できる人材であるとの自信も、独り善がりな印象を受けません。

実績と強みを志望動機に盛り込んで採用担当者を引きつけよう

転職希望者と新卒の履歴書の最大の違いは、就業して積み重ねた経験を職歴や実績として盛り込めることです。どんな業務経験もマイナスにはなりません。必ず何かが転職活動の武器になります。応募先の企業が求める人材にマッチしていることが採用担当者に伝わるよう、自分の強みをしっかり分析して、志望動機を作成しましょう。