株式会社クボタの特集

※本記事は、2024年9月公開です。内容は公開時点のものとなりますので、ご了承ください。

1890年の創業以来、食料・水・環境分野を中心に、さまざまな技術革新や製品開発によって時代とともに変化する社会課題の解決に貢献してきた株式会社クボタ。農業機械や建設機械、エンジン、水環境機器などを開発・製造するメーカーとして国内外で幅広く事業展開を行っており、今や売上高の8割を海外が占めるグローバル企業へと進化しています。

2021年2月に策定した長期ビジョン「GMB2030（Global Major Brand）」の実現に向けて全社一丸となって邁進する今、新たな挑戦に向かって歩みを共にする人財を求めてキャリア採用を強化している同社人事採用室の2人に、お話をお伺いしました。

－近年、新卒採用と同様にキャリア採用に力を入れているそうですね。

当社には10年後を見据えた長期ビジョン「GMB2030」があり、食料・水・環境にまつわる既存事業の拡充や、新たなソリューションの創出を目指しています。長期ビジョンの実現に向かって、より的確に、スピーディに進んでいくためには、即戦力となる人財が不可欠であり、多様な人財を確保し、それぞれがつながることがイノベーションにつながると考えます。

－キャリア採用だからこそ求める要素はありますか。

条件となる経験や専門能力は募集するポジションによって異なりますが、キャリア採用活動で共通して重視しているのは、当社の理念やビジョンに共感し、事業を通じて社会に貢献していく想いです。

当社が大切にしている言葉に「On Your Side」があります。例えば農業機械ですと、地域によって作物も土壌も違う。機械の使われ方や壊れ方なども異なります。だからこそ国内・海外を問わず、まずはお客様の現場を訪れて、その声を聞き、真の課題を掴むことが大事です。お客様のビジネスの在り方や抱えている課題をきちんと理解し、新たな製品を研究・開発するという「現場主義」の考え方が根付いています。

そしてもうひとつ、大切にしているのが「One Kubota」という言葉。開発部門だけでなく、生産、販売、サービスといった各部門の担当者たちがひとつのチームとして連携しあい、お客様に製品を届けていく。チームメンバーを尊重しあい、さまざまなことに一緒にチャレンジしてくださる人を望んでいます。

キャリア採用の場合、求職者にはこれまで培った専門性や経験があります。一人ひとりの求職者とじっくりと向き合い、当社の事業や仕事内容も深く知っていただいたうえで、ご入社して活躍をして頂き、お互いにとって良い選択となる採用活動を常に心がけています。

―入社後のサポートなどはあるのですか。

入社後すぐにキャリア入社者に対して導入研修を行っています。また、試用期間中に困りごとがないかなども、我々採用室のスタッフが話を聞くようにしています。

さらにキャリア入社者独自のサポートとしては、入社1年後に行う「キャリアフォロー研修」があります。同期のキャリア入社者に集まっていただき、それぞれの1年間の業務内容や成果を全員で共有。普段は仕事で関わることのない部門とも交流を深めたり情報交換をしたりする貴重な機会であり、今後のキャリア形成についての展望などを聞く場にもなっています。

－キャリア入社者の多くが御社の「成長チャンスの多さ」を魅力に感じていると聞きました。

当社では、社員一人ひとりのやりがいや成長を実感できる組織づくりのために、さまざまな取り組みを実践しています。社内の風通しの良さも、その成果のひとつ。直属の上司だけでなく経営幹部ともミーティングの機会を設けたり、上位者に関わらず、役職名ではなく苗字で呼び合う “さん付け呼称” を推奨しているのは、相互のコミュニケーションを大切にしているからです。上司・部下の間で日常の業務や中期的なキャリアについて対話することで、仕事の意味合いを深く理解して主体的にチャレンジしたり、それぞれの成長を支援するような取り組みを始めています。

さらに、グローバルに事業展開をしている企業だからこそ海外で仕事をするチャンスが多くあること、人々の暮らしを支える社会インフラから世の中に役立つ事業に携われることなども、仕事にやりがいや面白さを感じていただける理由になっているのだと考えています。

－「働きやすさ」という点はいかがでしょうか。

当社は経済産業省が推進している健康経営優良法人制度「ホワイト500」（2024年度）の認定を受けており、すべての社員が健康的に働くことができる職場環境づくりに努めています。

その取り組みのひとつとしては、時間や場所に問わられずに働くことができる独自の制度「クボタスマートワーク」が挙げられます。事業所や業務の特性に応じて上司と相談しながら、在宅やサテライスオフィスでの勤務といったテレワークを活用したり、コアタイムをなくしたスーパーフレックスタイム制を導入したりするなど、柔軟な働き方に対応する制度も整えてきています。ほかにも、配偶者転勤に伴う休業制度や育児や介護を支援するさまざまな働き方を用意しています。

こういった制度や支援の整備を進めた結果、当社の年次有給休暇の取得率は100％に近い水準にまでに伸長し、以前と比べてメリハリのついた働き方ができているという声が多く聞こえてくるようになりました。また、女性の産休育休取得率100％に加え、男性社員の育休取得支援も積極的に行っていることもあり、今では男性の取得率も70％を超えるようになってきています。

働く部門やポジションによって可能な働き方は異なりますが、今、自身にとって効率的な働き方が選べるのはもちろん、未来のライフスタイルの変化などにも臨機応変に対応しやすい選択肢がそろっていることは、社員にとって仕事での高いパフォーマンスと充実した生活を送る上でメリットになっています。

－応募を検討されている方々に向けてメッセージをお願いします！

クボタは、食料・水・環境の課題解決に向けてグローバルにチャレンジを進めている企業です。ブランドステートメントとして掲げた「For Earth, For Life」が表すように、地球環境といった世界的な課題解決から最も身近な日々の生活まで、世の中になくてはならないものを支える事業を展開しています。

当社は、1890年に創業し、世界各地域の社会課題の解決にむけてチャレンジし続けています。変化することへの意欲と、変化を受け入れる柔軟性の高さ、挑戦を恐れない姿勢こそがクボタの魅力です。「やればできる」の信念で、「失敗したらもう一度チャレンジしてみよう」といったポジティブな考え方が根付いています。そして、新卒採用、キャリア採用を問わず、社員の成長と働きがいの向上を支援していくような環境づくりに取り組んでいます。

みなさんがこれまで培ってきた経験や専門性のある知識、その強みを、クボタの多彩な事業領域で活かしていただけたらうれしいです。

※本記事は、2024年9月公開です。内容は公開時点のものとなりますので、ご了承ください。