エムスリーマーケティング株式会社の特集

エムスリーグループが持つ医療従事者専門サイト「m3.com」は、国内医師の約9割にあたる31万人が登録するプラットフォームです。エムスリーグループのアセットを活用して、製薬会社のマーケティング支援を行っているのが、エムスリーマーケティング株式会社です。「m3.com」で得た膨大なデータをマーケティングに活用することで、クライアントである製薬会社の抱える問題を解決に導く。その主役となって活躍しているのが、同社独自の職種であるメディカルマーケター（MM）です。

今回は、MR経験を活かしながら新たなキャリアに挑戦している2名のMMと、MMを経て現在は複数のプロジェクトをマネジメントしているeプロジェクトマネージャー（ePM）に、同社の仕事の魅力や求める人材について話を伺いました。

- 御社の主な業務内容と、MM事業部が取り組んでいることについて教えてください。

私たちはMR活動とITを融合させた営業・マーケティング活動を行い、クライアントである製薬会社の変革をサポートしています。

MRは1日に数名の医師へアプローチするのが標準的ですが、当社のMMはオンライン上でコミュニケーションをとるため、一人につき約1,000人の医師にアプローチすることが可能です。アンケートなどから医師たちのリアルな声を吸い上げて分析し、真のニーズを掘り起こしたうえで、具体的な施策を企画立案します。クライアントに施策を提案し実行することで、課題を解決に導いています。

- 入社後のキャリアパスと、ePMの仕事内容についてお聞かせください。

入社後3年間は、プレイヤーとして5つのプロジェクトを経験しました。期間はそれぞれ半年から1年間で、内資系・外資系両方のクライアントを担当してきました。その後ePMとなって2年ほど経ち、これまで４つのプロジェクトを見ています。

基本的には、同時に2〜3のプロジェクトを担当します。MMと一緒にクライアントと折衝しながら、KGI(Key Goal Indicator、重要目標達成指数)とKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指数)達成のために日々活動をしています。

ePMの役割は、MMが活躍するためのサポートを行い、「プロジェクトの成功」というゴールへ導くことです。そのためには、MM一人ひとりのスキルに応じて、信頼して任せたり、一緒に伴走してフォローしたりといった、臨機応変な対応が大事だと考えています。

- MM事業部には、どんな方が所属していますか。

現在は約90名のメンバーが所属し、2～30代が中心で男女比は5：2程度です。様々なメンバーがいますが、負けず嫌いで何事も「最後までやり切る人」が多いように感じます。

弊社にはMR経験2年以上の方が転職してきますが、マーケティングに興味がある方やWeb・ITの知見を得てスキルアップしたいという動機をもつ方が目立つようです。入社後はみな論理的思考が磨かれて、ものの見方や考え方が変わっていきます。

当社で活躍するために必須とされるのは「論理的に考え抜く力」だと思います。そして、自分から能動的に動き、自ら考え、わからないことはすぐに質問して解決できることも重要です。

- 御社のカルチャーについてお聞かせください。

雰囲気はとてもフランクでオープンです。物事を主体的に考えるフィールドが与えられるので、自分次第でいくらでも成長スピードを上げられる場だと思います。

ePMとMMは週次や隔週で1on1のミーティングを行い、伸ばしたいスキルや中長期的なキャリアについて話し合います。「いつまでにどんなスキルを習得できればこのキャリアが手に入る」と具体的なマイルストーンが示されるので、効率的なスキルアップが可能となります。

当社で働く一番の魅力は、年齢に関係なく成長できることだと思います。私自身、20代で管理職になって新しい景色を見ることができたので、チャレンジを通じて成長したい方には最適な環境ではないでしょうか。WebやITのスキルを磨きたい、医療に貢献したい、自由度の高い組織で働きたいと考えているMRの方なら、きっと当社で活躍できると思います。

- キャリアチェンジの経緯と、現在の仕事内容について教えてください。

前職では、早期退職する先輩MRたちの姿を見てきたこともあって、今後のキャリアについて悩んでいました。同時にデジタルマーケティングに対して興味があり、Webのスキルが得られることから当社に注目しました。登録医師数の多さにも魅力を感じ、入社を決めました。

現在は内資系、外資系両方の製薬会社のプロジェクトを担当しています。医師たちから戻ってきたアンケート結果についてどう解釈するかを考えながら、当社提供のプラットフォームの活用などをサポートしています。クライアントの担当MRから具体的な課題をヒアリングして、効率的に解決するための施策を考えるのも、私たちMMのミッションです。

- 仕事のやりがいや魅力は、どんなところにあるのでしょうか。

スキルアップが大きな転職理由でしたので、自己成長が大きなやりがいです。当社は1人のMMにつき1プロジェクトが任されるので、自分が動かなければ何も始まりません。大きな責任が伴いますが、頑張った分だけ成果が出るのが魅力です。

MR時代はデータ分析と無縁だったのですが、自ら課題感を見つけ、分析、クライアントに伝わるように資料を作成する中で、ロジカルシンキングが身につくのも大きな収穫です。説得力のもたせ方をはじめ、物事の考え方が大きく変わりました。

また、会社が社員の成長をしっかりバックアップしてくれるのもポイントです。入社後は1ヶ月間みっちりと研修を受け、Excelの使い方からデジタルマナーまで、MMに必要な基礎知識が学べました。

研修終了後も、わからないことや困ったことがあるたびに、メッセージアプリや社内の情報サイトを通じて解決しています。似た事例を経験してきた先輩や同僚に、資料の共有やアドバイスをお願いすることも頻繁にあります。私も、自らが得たナレッジは積極的にシェアするように心がけています。

- 今後描きたいキャリアパスについてお聞かせください。

あらゆる角度からデータを見られるようになってきたと実感はしていますが、分析力をさらに伸ばし、より確実な根拠をもってクライアントへ提案できるMMになりたいです。

当社は「これをやりたい」とアピールすると、活躍できるフィールドを用意してくれる会社です。また、描きたいキャリアパスの実現には何が必要なのかを一緒に考えて、提示してくれます。事業部のメンバーも成長意欲や向上心が強い人ばかりで、とても刺激的です。今後も論理的思考や提案力をもっと磨いて、コンサルタントやマーケティング全般に強い人材になっていきたいと考えています。

- これまでのキャリアと、現在の仕事内容についてお聞かせください。

新卒で入社した製薬会社で3年間MRとして勤めていましたが、コンプライアンスなどの関係で出来ることが少なくなっていくことに、もどかしさを感じていました。医師の期待に応えられないことも増えていた中、医療とI Tを融合させた当社に注目しました。マーケティングやコンサルについての知見が得られることに魅力を感じて入社しました。現在は、抗がん剤のプロジェクトを担当しています。クライアントとなる製薬会社のマーケティング担当者と一緒に、プロジェクトの戦略を考えています。 アンケートで医師たちのインサイトを収集してニーズを分析し、施策を考えるのがMMの重要な業務の1つです。あるとき、薬についてのクイズコンテンツを発信することで、医師たちに正しい認識をもってもらうことに成功し、大きな成果を上げることができました。

- 転職してよかったこととは、どんなことでしょうか。

1,000人ほどの医師を担当するので、MR時代よりも大きく市場を動かせるのが醍醐味です。分析が甘いと的外れな施策になってしまいますが、正しくデータを読んで判断することでクライアントにも会社にも貢献できます。このようなダイナミックな仕事に携われることが、大きなやりがいになっています。

仕事をする上で私が一番大切にしているのは「納得感」です。一人でプロジェクトを動かすため、考えが独りよがりになってしまったこともありました。そんなときは少し時間を置いて検討し直したり、ePMに相談したりするようにしています。誰から見ても納得できる提案をすることで、クライアントの力になれることも、当社ならではの魅力だと思っています。

- 転職を考えるMRの方々に、メッセージをお願いします。

当社に馴染むのは、チャレンジに対して自分から動ける人材だと思います。私もまだ入社1年目ですが、考え方を確実にブラッシュアップできていると感じますし、入社したばかりのメンバーもメッセージアプリなどで積極的に発言しています。

ePMを納得させることができれば、自分で考えたことをどんどん実現できるのが当社の特徴です。エムスリーグループはメガベンチャーと言える規模になりつつありますが、まだまだ自分たちで作り上げていける段階だと思います。自分の裁量で働きながら会社とともに成長したい方、ぜひ一緒にキャリアアップしていきましょう。

※本記事は、2022/5/31に公開されています。記事の内容については公開時点のものとなりますので予めご了承ください。