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IT・Web業界では、2007年以降のソーシャル関連のサービス普及に伴い、これまで専任者としての採用ニーズがなかったポジションも発生しています。それに伴い、ポジション名の定義に変化が生じてきています。
一例としてはディレクターがあげられます。
以前までは、IT・Web業界における"ディレクター"の仕事内容は主に「Web制作における調整業務」が共通の認識でした。それに付随し、「デザインに関わる」「システム開発・運用にも関わる」「営業活動に関わる」など募集する会社によって"ディレクター"が担当する業務領域は様々でした。そのため、会社によっては"ディレクター"ではなくプロデューサーやアートディレクター、プロジェクトマネージャーなどのポジション名をつけていました。
しかし、今日では「自社サービス(ソーシャルアプリが中心)の会員獲得及び課金率向上の為の運用」という役割の仕事内容に対しても同じく"ディレクター"というポジション名が使われ始めています。これまではプロモーション担当や、宣伝担当、マーケティング担当などのポジション名が使われることが多かったのですが、ソーシャルアプリの企業の場合、プロモーションと制作におけるディレクションはきってもきれない業務となるため、変化が生じています。
このように、同じポジション名でも時代によって業務の内容が変化したり、企業によっても担当する領域が異なることが多く発生するようになりました。
ひとえに、ディレクターというポジションの求人でも仕事内容は募集企業により様々です。求人情報は色々なチャネルから収集できますが、ポジション名だけで判断せず、しっかりと仕事内容を確認することをお勧めします。
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