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現役コンサルタントが語る、アフターコロナ渦における、Sierの現状と未来

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コロナ渦の影響でIT技術・ITサービスの需要が高まりIT業界の採用が活発なことは、巷のニュースやパソナの他コンサルトの記事を見てもお分かりになると思います。
IT技術・ITサービスの中でも企業のIT支援を支えるSIer企業の採用はより活発です。

SIer企業の採用が活発となっている現状

SIer企業での採用は、新型コロナウイルスの流行以前と分からず積極的に行われています。
直近半年間での企業様からの求人オーダーは前期比で108%と伸びており、実際、パソナでは求人オーダーを頂くIT業界の約43%がSIer業界となります。

一部では企業のDX案件は内製化が加速し、SIerビジネスは下火になっていくという話もありましたが、
蓋を開けてみれば昨年度(21年3月期)決算では、コロナ禍の混乱にもかかわらず多くのSIerが増収増益を達成、しています。今年度も引き続き事業環境は大きく悪化しないことを予測しつつ、主要各社ともに強気の成長を予想しています。

また、NTTデータ社や野村総合研究所社、TIS社などが進出する欧米豪・ASEAN市場は国内以上にコロナ禍のマイナス影響が見られましたが、今年度は急速に回復していくことが期待されています。
このようにSIer企業の業績が好調な理由には、採用支援をする中で何点か共通のポイントがあると感じています。

SIer企業の業績が好調な理由

一つ目はデジタルシフトをする大手企業、官公庁案件は大規模且つ複雑なプロジェクトために専門的なIT技術が必要なこと。
デジタルワークプレイスやサイバーセキュリティ対策といった案件は特に専門的な領域なため、コロナ渦のIT体制を整えていくにはSIerの経験・技術が必要不可欠となります。

二つ目はコロナ禍という強制的にデジタルシフトを余儀なくされなくてはいけなくなったことに対するスピードが必要であるということ。目の前に立ちはだかったデジタルシフトへの障壁により、自社のIT組織だけではスピード、マンパワーの観点からも難しく、SIer企業への要望が増加したと考えられます。

三つはIT業界以外の企業のITへの参入が顕著になったこと。
IT技術を使わなくても商いをできていた企業・サービスがコロナ渦の人流抑制によって対面でのサービスが避けられるようになり、新規でIT技術を使うようになった企業は多くあるかと思います。
そのような企業のIT環境の構築にもSIer企業が大きく躍進した背景になっているかと思います。

SIer業界の採用・転職の未来

今後の世界を鑑みても、5Gネットワークが東京圏以外の地域や年齢に関係なく誰もが利用できる環境や給与のデジタル払いといったフィンテック環境の更なる加速といったデジタルイベントが控えています。そんな中、日本のITを支えるSIer企業の需要は高く、採用熱度の高さが予想されます。

ひと昔前と違い、SIer業界も自社・リモート勤務体制、残業抑制とワークライフバランスが整っておりますので、エンジニアとしてIT技術を磨き続けていきたいという方には非常におススメの業界となります。

寄稿者プロフィール

シニアコンサルタントプロフィール

キャリアアドバイザー 中島至聖

IT/Web業界に特化した専門チームにて、主に大手SIerからSaaSベンダーへの転職支援を行っております。企業担当も兼任しており、企業側のニーズや熱度をスピード感を持って案内させて頂きます。 あなたの「叶えたい」にお応えできるよう尽力いたしますので、一緒に頑張りましょう。