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ファシリティマネジャー(FM責任者)
ハイクラス転職専門サービス

働く場を支えてきた経験値を、経営を動かす力へ

ファシリティマネジャー(ファシリティマネジメント責任者)の転職では、選ぶ環境によって、設備・建物の運用、ワークプレイス、不動産・拠点戦略、脱炭素、コスト管理など、担う役割が変わります。

求人票だけでは見えにくい役割の中身と深さ、経営との距離を確認することで、自分の経験値の活かし方が見えてきます。

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CAREER INSIGHT

こんな悩みはありませんか?

  • 設備・建物管理の専門性を深めるか、経営に近いファシリティ責任者へ進むかを迷っている
  • 設備運用、ワークプレイス、CRE・不動産戦略、脱炭素のうち、次の軸を決めきれていない
  • 施設運用は担ってきたが、拠点戦略や設備投資の判断にどこまで関われているか気になる
  • 総務、施設管理、ファシリティ責任者、CRE担当の役割の違いを見極めきれていない
  • 年収や肩書だけでなく、経営層との距離、裁量、大型プロジェクトの機会まで見て選びたい

ファシリティマネジメント責任者のキャリアは、設備・建物運用の専門性を深める道、ワークプレイスや働き方に広げる道、不動産・拠点戦略で経営に近づく道などに分かれます。

求人を比較する前に、これまでの経験値をどの役割で活かしたいのか、経営判断や事業に近い環境をどこまで選びたいのかを整理しておくことで、次に選ぶべき方向が見えやすくなります。

ROLE GAP

転職後に起こりやすいミスマッチ例

「ファシリティ戦略に関われると思っていた」「不動産・拠点戦略に近い立場だと思っていた」「脱炭素やワークプレイスを任せてもらえると思っていた」。期待していた役割と、入社後に実際に担う役割との間にミスマッチが生じることがあります。 ファシリティマネジメント責任者の転職では、肩書や管掌範囲だけでなく、運用と戦略のどちらに比重があるのか、経営との距離、投資判断への関与度まで確認しておくことが重要です。

「ファシリティ戦略に関われる」と聞いていたが、入社後は設備保全やベンダー管理が中心だった

ファシリティ責任者のポジションでも、拠点戦略やワークプレイス方針を組み立てる役割もあれば、設備保全、ビル管理、委託先の管理などの運用が中心になる役割もあります。戦略や方針づくりに関わるのか、日々の運用と維持管理の統括が主たる役割なのかで、得られる経験は大きく変わります。

CRE・不動産戦略に近いはずが、実態は賃貸借契約や原状回復の実務が中心だった

CREや不動産戦略に近いという話だったのに、賃貸借契約、更新、原状回復、移転の実務対応が中心になるケースがあります。一方で、拠点ポートフォリオの見直し、面積戦略、投資判断材料の整理まで担えるポジションもあります。契約・移転の実務なのか、拠点戦略の設計まで関われるのかを入社前に確認しておく必要があります。

「経営に近い」と期待していたが、ふたを開けるとコスト削減要請への対応が中心だった

経営に近いと聞いて入社しても、実際に会社から期待される役割が運用コストの削減や予算抑制への対応に寄っている場合があります。ライフサイクルコストや投資対効果を踏まえて経営の意思決定に関わる役割なのか、削減目標への対応が中心なのかで、関われる範囲は変わります。選考の段階で、直近の投資案件や拠点に関する意思決定にファシリティ部門がどう関わったのかを確認しておくと、判断しやすくなるでしょう。

脱炭素やESGの推進を任されると思っていたが、担うのはエネルギーデータの集計や報告だった

脱炭素やESGを掲げる企業でも、ファシリティ部門への期待がエネルギー使用量の集計や開示対応にとどまっている場合があります。省エネ投資や再エネ調達、ZEB化などの施策を動かす権限や予算が部門にあるかどうかで、関わり方の深さは変わります。方針づくりに関わりたい場合は、削減目標の有無や投資の決裁ルートまで事前に確認できると、役割の輪郭が見えやすくなります。

複数拠点の統括を見込んでいたが、実際は各拠点の調整や個別対応に追われやすい

複数拠点の統括といっても、標準化やガバナンスで全社のファシリティを最適化する役割から、各拠点の要望対応やトラブル調整が中心になる役割まで幅があります。統括という言葉の裏で、標準化や仕組みづくりに使える権限と資源があるのか、各拠点の個別対応が大半を占めるのかを確認しておくことが大切です。

DECISION POINT

重要なのは『望むキャリア』と『企業の期待値』の接点をつなぐこと

01

どの局面で価値を発揮してきたのか、ファシリティの経験を棚卸しする

ファシリティマネジメント責任者の転職では、「設備管理」「移転」「コスト」といったこれまでの担当業務を漏らさず盛り込もうとすると、自分がどこで価値を発揮してきたのかが見えにくくなります。建物・設備を守ってきたのか、働く場をつくってきたのか、拠点を最適化してきたのか、コストや投資を管理してきたのか、環境やリスクで全社に関わってきたのか。自分が価値を生んできた局面を分解し、その中で手応えを感じた業務まで整理することで、次に活かしたい経験が見えやすくなります。

価値を発揮してきた局面 経験の見え方 次に活かしやすい方向 整理したい問い
建物・設備を守る 設備保全、ビル管理、委託先管理、安全衛生、稼働の維持 設備管理責任者、ファシリティ運用統括、BCP・安全管理 運用の専門性を、自分の強みの中心にしたいのか
働く場をつくる オフィス構築、レイアウト、移転プロジェクト、働き方に合わせた空間づくり ワークプレイス戦略、オフィス構築の推進、総務・ファシリティ責任者 場づくりや働き方への貢献を、どこで活かしたいのか
不動産・拠点を最適化する 拠点戦略、賃貸借、面積最適化、ポートフォリオの見直し CRE・不動産戦略、拠点統括、経営企画と連携する役割 経営や不動産戦略に近づきたいのか
コスト・投資を管理する ライフサイクルコスト、中長期修繕計画、予算管理、投資対効果の整理 ファシリティコスト統括、CRE、経営企画と連携する役割 数字で経営に貢献する役割を担いたいのか
環境・リスクで全社に関わる 省エネ、脱炭素、エネルギー管理、BCP、防災、サステナビリティ サステナビリティ推進、ファシリティ責任者、リスク管理 ファシリティ経験を、全社方針にどう広げたいのか
02

企業がファシリティ責任者に期待する役割を、採用背景から読み解く

自分がファシリティのどの局面で価値を発揮してきたかを整理したら、次は企業がなぜファシリティ責任者を必要としているのかを読み解くことが重要です。同じ責任者のポジションでも、拠点を再編する力が欲しいのか、働き方に合わせて場をつくる力が欲しいのか、脱炭素やコスト最適化を動かす力が欲しいのかによって、期待される役割や経験は大きく変わります。

企業の採用背景 ファシリティ責任者に期待されやすい役割 転職希望者側が整理したい経験
拠点再編やオフィス移転を控えている 移転や統廃合のプロジェクトを主導し、拠点戦略やコスト最適化まで見据えて進めること 移転・統廃合のプロジェクト推進、拠点戦略、レイアウト、委託先折衝に関わった経験
働き方の変化でオフィスを見直したい ワークプレイス戦略、面積の最適化、働き方と空間の接続を設計すること フリーアドレスやハイブリッドワーク対応、面積効率、従業員の働きやすさに関わった経験
脱炭素やESGへの対応が追いついていない 省エネ、エネルギー管理、再エネ調達、ZEB化、削減方針づくりや開示連携まで担うこと エネルギー使用量の管理、省エネ・脱炭素施策、データ整備、報告に関わった経験
運用コストを最適化したい ライフサイクルコスト、中長期修繕計画、委託先の再編、予算管理を進めること コスト削減、修繕計画、契約見直し、予算統制に関わった経験
BCPや防災、安全の体制を強化したい 事業継続計画、防災、設備リスクの管理、安全衛生の体制づくりを進めること BCP策定、リスク評価、設備保全、安全衛生に関わった経験
複数拠点やグローバルを統括する体制が足りない 標準化やガバナンスを整え、拠点を横断してファシリティを最適化すること 複数拠点管理、標準化、委託先の統括、海外拠点に関わった経験
03

ファシリティの経験を土台に、さらに自分の価値を上積みできる環境かを見極める

ファシリティマネジメント責任者の経験を土台にできるか、その上にどこまで自分の価値を上積みできるかは、企業の経営方針や組織の動き方によって変わります。設備運用に強いのか、ワークプレイスに強いのか、CREや経営に近い役割まで関わりたいのかを踏まえ、自分の強みが活きやすい企業・組織環境かどうかを見極めることも大切です。

見極めたい観点 運用の専門性を深めたいなら ワークプレイス・働き方に広げたいなら CRE・経営に近づきたいなら
経営層の意思決定 設備や運用の方針が整理されていれば、専門性を活かして維持管理や保全に集中しやすい 働き方やオフィス方針が経営テーマになっていれば、空間づくりを事業に近い形で進めやすい 拠点戦略や投資判断が経営アジェンダになっていれば、意思決定に関わりやすい
事業部・拠点との関わり方 各拠点の運用要望に応えながら、維持管理の標準を整える役割を担いやすい 人事や事業部と連携し、働き方の変化に合わせた空間づくりに携わりやすい 経営企画や財務と連携し、拠点ポートフォリオや投資の検討に加わりやすい
ファシリティ組織の成熟度 運用体制が整った組織では、保全や維持管理の専門性を深めやすい 働き方改革やオフィス刷新に取り組み始めた段階の組織では、場づくりの経験を広げやすい 戦略機能が整った組織ほど経営に近い役割を担いやすい一方、既存体制との折衝・調整も生じやすい
強みの活かしやすさ 設備保全、安全、運用品質、委託先管理の経験を活かしやすい ワークプレイス設計、移転プロジェクト、働き方施策に踏み込みやすい 拠点戦略、コスト・投資管理、経営への提案に踏み出しやすい
注意したい点 運用の専門性は深めやすい一方、戦略や経営の意思決定からは遠ざかりやすい プロジェクト経験は積みやすい一方、移転や刷新が一段落すると役割が運用に戻りやすい 経営に近い魅力がある一方、コスト削減や合意形成の比重が想定より大きくなりやすい
04

何を優先し、何を許容できるのかを整理する

ファシリティマネジメント責任者のハイクラス転職では、年収、裁量、経営との距離、任される範囲、企業規模、働き方をすべて満たせるとは限りません。経営に近づくほど説明責任やコストへの責任は重くなり、戦略や投資に関わるほど成果が見えるまでに時間がかかり、運用が整った環境ほど一から動かせる範囲は限られやすくなります。転職先を選ぶ際は、得たい経験だけでなく、何を許容できるのかまで整理しておくことが重要です。

優先したいこと 期待できること 織り込んでおきたいこと 確認したい問い
年収・報酬 ファシリティ責任者のポジションでは、責任範囲や経営への関与に応じて年収アップを狙いやすい 年収が上がるほど、拠点戦略、コスト最適化、投資判断などへの成果期待も大きくなりやすい 年収アップに見合う責任範囲や成果期待を、どこまで受け入れられるか
裁量・経営との距離 経営に近いファシリティ責任者では、拠点戦略や投資の検討、全社方針に関わりやすい 意思決定に近づくほど、コストや投資の説明責任、関係部門との合意形成の負荷が重くなりやすい 経営判断に近づく責任を、どこまで引き受けたいか
任される範囲(運用〜戦略) 運用から戦略まで任される環境では、ファシリティ領域での経験値を大きく広げやすい 戦略まで踏み込むほど、現場の運用と全社の意思決定の両方に目を配る必要が生じやすい 運用の専門性を深めたいのか、戦略や投資まで経験を広げることを優先したいのか
企業規模・拠点数 大企業や多拠点の組織では標準化や統括、成長企業では拠点づくりなど、規模に応じた経験を積みやすい 大企業や多拠点の組織では調整や合意形成が増えやすく、成長企業では体制や仕組みが未整備になりやすい 整った体制で大きく組織を動かしたいのか、一から仕組みをつくる経験を取りに行きたいのか
社員への貢献・働きやすさ オフィス環境や働きやすさへの反応が社員から直接届きやすく、貢献を実感しやすい 快適性を高める施策は作業効率の向上につながる一方、かかるコストと見合うかが問われやすい 社員の声を拾い、施策に反映する仕組みや風土がある環境か
働き方・負荷 企業や事業フェーズによって、働き方や負荷、拠点対応の仕方は変わりやすい 移転、災害対応、設備トラブル、繁忙期などでは、現場対応や関係者調整が必要になりやすい 働き方の柔軟性を優先するのか、負荷が増しても経営に近い役割や戦略経験を優先するのか

CAREER INVENTORY

培った経験値・スキルを、次に活きる強みとして整理する

ファシリティマネジメント責任者の経験を、担当業務や管掌範囲のまま並べるだけでは、自分の価値は伝わりきらないことがあります。本社ビルの修繕、フロア再編、委託先管理といった日々の業務も、その裏でどんな判断をし、経営層や事業部に何を示してきたのかまで掘り下げることで、次に活きる強みとして伝わりやすくなります。

そのままだと伝わりにくい経験(例)

  • 築20年超の本社ビルで、設備保全や修繕対応、委託先の管理を担当した
  • 出社率の変化を受けて、フロア再編やレイアウト変更のプロジェクトを進めた
  • BM・清掃・警備など委託先の契約更新や検収を担当した
  • 電気料金の高騰対応として、電力契約の見直しや省エネ施策を進めた
  • 地方拠点の統廃合に伴う移転や原状回復の実務を取りまとめた

次に活きる強みとしての整理(例)

  • 設備を保全するだけでなく、投資対効果と事業への影響を踏まえて、中長期修繕計画の優先順位を経営層に説明してきた
  • フロアを再編するだけでなく、出社率データをもとにレイアウトを見直し、経営層へ提案してきた
  • 委託先を管理するだけでなく、SLAや仕様の見直しで品質とコストを両立してきた
  • 電力コストに対応するだけでなく、エネルギーデータの整備から脱炭素の方針づくりへつなげてきた
  • 拠点の統廃合を進めるだけでなく、賃料や面積のデータから拠点ポートフォリオの見直しを提案してきた

こうした棚卸しができると、「施設の管理」という見え方から、視野が一回り広がります。ワークプレイス戦略、CRE・不動産戦略、脱炭素、経営に近いファシリティ責任へつながる経験として伝えやすくなります。自分の経験が、次にどんな役割や企業の期待とかみ合うのかを、求人選びや選考の場面でも見極めやすくなります。

私たちが見るのは、企業がファシリティに何を託すのか。

求人票だけでは、企業がファシリティに何を託したいのかまでは見えません。パソナキャリアは、それぞれの求人の採用背景、組織体制、経営層との距離、運用と戦略の比重を丁寧に把握します。転職エージェントとして、あなたのファシリティ経験を整理するところから始め、望むキャリアと企業の期待がかみ合うように、転職先の提案まで支援します。

01

採用背景を確認する

私たちは、企業がなぜファシリティ責任者のポジションを必要としているのかを見極めます。拠点を再編する力、働き方に合わせて場をつくる力、脱炭素やコスト最適化を動かす力など、募集の背景から期待される役割を確認します。

02

ファシリティに託したいことを整理する

私たちは、企業がファシリティを通じて目指すものを整理します。拠点戦略、ワークプレイス刷新、脱炭素、コスト最適化、BCP強化など、その先で何を実現したいのか、企業側の狙いを把握します。

03

組織体制や意思決定構造を読み解く

私たちは、ファシリティ部門、経営企画、財務、人事、各拠点との関わり方を捉えます。経営層との距離や投資判断の進め方、運用と戦略の比重まで把握し、経験を活かしやすい環境かを見ます。

04

ファシリティ経験の伝え方を整える

私たちは、設備運用、移転、コスト管理、脱炭素などの経験を、ただ事実を列記するのではなく、あなたの価値が伝わるように整理します。どの課題に向き合い、どんな指標を改善してきたのかまで言語化します。

05

優先順位と許容できることを整理する

私たちは、年収、裁量、経営との距離、任される範囲、企業規模、働き方の優先順位を整理します。経営に近づくことで増える責任や負荷も含めて一緒に話し合い、納得感のある選択につなげます。

06

納得して選べる求人提案につなげる

私たちは、企業側の採用背景やファシリティに託したいことと、これまでの経験値、今後目指したいキャリアを照らし合わせます。条件だけで比較せず、経験を活かし、さらに伸ばしやすい環境かを踏まえて求人をご提案します。

ファシリティマネジメント責任者の転職では、経験値の活かし方と、企業がファシリティに託したいことの接点を見極めることが重要です。パソナキャリアでは、企業側の採用背景や組織環境と、これまでの経験値・今後目指したいキャリアを照らし合わせながら、納得して選べる転職先をご提案します。

ファシリティマネジャー(FM責任者)の転職でよくある質問

ファシリティマネジャー(FM責任者)とは、どのような役割ですか?

ファシリティマネジャー(ファシリティマネージャー)は、企業の建物・設備や働く場(オフィス・拠点)を、経営や事業の視点から最適化する役割を指すことが多い職種です。設備保全やビル管理といった運用にとどまらず、ワークプレイス戦略、不動産・拠点戦略(CRE)、脱炭素、コスト・投資管理まで、担当範囲は企業によって幅があります。同じファシリティマネジャーでも、運用の統括が中心の場合もあれば、ファシリティマネジメント責任者として経営に近い立場で拠点や投資の判断に関わる場合もあるため、肩書だけでなく役割の中身を確認することが大切です。

設備管理やビルメンテナンス中心の経験でも、ハイクラス転職の相談はできますか?

ご相談ください。ファシリティマネジメントは、設備の維持管理、委託先管理、安全衛生などの経験も、次の環境で活かせる経験になり得ます。たとえば設備の稼働率や修繕費の推移、事故・トラブルの未然防止など、運用の成果を具体的な数字や事例で語れるようにしておくと、評価につながりやすくなります。

ファシリティ責任者と、総務、施設管理、CRE担当は何が違いますか?

役割は重なる部分もありますが、担う範囲や経営との距離が異なる傾向があります。施設管理は設備や建物の運用に近く、総務はファシリティを含む幅広い管理業務を担うことが多くなります。ファシリティ責任者は運用から戦略までを統括する立場になりやすく、CRE担当は不動産・拠点戦略に踏み込む役割になりやすいです。ただし、企業によって肩書と実際の役割が一致しないこともあるため、運用と戦略の比重や任される範囲まで確認することが大切です。

事業会社のファシリティと、ビルメンテナンス会社やFMアウトソーサー、不動産会社では経験の見られ方が変わりますか?

変わることがあります。事業会社のファシリティは、自社の拠点や働き方、事業内容に沿って運用から戦略まで関わることが多くなります。ビルメンテナンス会社やFMアウトソーサーでは、複数の物件や顧客に向き合い、運用品質やコスト管理の専門性を深めやすい傾向があります。不動産会社では、物件価値や賃貸借、開発に近い視点を持ちやすいです。どの経験も活かし方があり、次にどの役割を目指すかによって選考の場面での伝え方が変わります。

オフィス移転やワークプレイス構築の経験は、どのように評価されますか?

企業が注目する経験の一つです。オフィス移転やワークプレイス構築は、要件整理、社内の合意形成、設計会社や施工会社との折衝、予算管理までを束ねる総合的なプロジェクト経験として見られることがあります。規模や件数だけでなく、どの工程を自分が判断し、働き方や面積効率にどう反映したのかを伝えられると、評価につながりやすくなります。

CREや不動産戦略の経験がないと、経営に近いファシリティ責任者は難しいですか?

必ずしも難しいわけではありません。CREや不動産戦略の経験が求められる企業もありますが、運用やコスト管理、ワークプレイスの経験から、拠点や投資の判断に近づいていく道もあります。賃料や面積、稼働率といった数字をもとに経営へ説明してきた経験があれば、不動産戦略の実務経験が浅くても、評価の対象になる場合があります。

脱炭素や省エネ、ESGの経験はどのように見られますか?

関心を持つ企業が増えている領域です。省エネ法への対応、CO2排出量の算定・開示、再エネ調達など、ファシリティ部門が脱炭素の実務を担う場面は広がりつつあります。エネルギー使用量の集計にとどまらず、削減目標の設定や省エネ投資の検討にどう関わったのかまで整理できると、サステナビリティ領域に近い役割への広がりも見えてきます。

コスト削減の実績は、どこまで評価されますか?

コスト削減の実績は、企業が注目する要素の一つです。ただし、削減額だけでなく、運用品質や安全、働きやすさを保ちながら削減したのか、ライフサイクルコストや投資対効果まで踏まえたのかで見られ方は変わります。短期的な削減なのか、中長期で持続する最適化につながった成果なのかを分けて伝えていくことが大切です。

複数拠点やグローバル拠点の管理経験は、必須ですか?

必須とは限りません。複数拠点やグローバルの統括経験が求められる企業もありますが、単一拠点や国内中心の経験を求める企業も多くあります。多拠点の経験が浅い場合でも、運用の標準化、委託先の管理、コストや品質の改善などの経験を整理することで、企業側の期待と照らし合わせて探していくことができます。

BCPや防災、安全衛生中心の経験は、ファシリティ責任者の転職でどう活きますか?

守りの専門性として評価されることがあります。BCP、防災、設備リスクの管理、安全衛生の経験は、企業の事業継続やリスク管理の局面で重視される場合があります。リスク委員会への報告や訓練・点検の体制づくりなど、全社の仕組みに関わった場面があれば、あわせて整理しておくと伝わりやすくなります。

年収アップと、経営やCREに近い役割を担うキャリアは両立できますか?

両立できるケースもありますが、常に同時に実現しやすいとは限りません。経営やCREに近いファシリティ責任者では、責任範囲や期待される成果が大きくなる分、報酬に反映されやすいこともあります。一方で、肩書が上がっても、関われる意思決定の範囲は企業によって異なります。年収、裁量、経営との距離、任される範囲のうち、何を優先し、何を許容できるのかを整理しておくことが大切です。

ファシリティマネジメント責任者でも、リモートワークや柔軟な働き方は可能ですか?

柔軟な働き方が可能な求人もあります。ただし、ファシリティ領域では、設備トラブル、災害対応、移転、現地確認など、現場での対応が必要になる場面もあります。リモート可否だけでなく、拠点数や現場対応の頻度、繁忙期の負荷、委託先やチームの体制まで確認しておくと、入社後のミスマッチを減らしやすくなります。

転職すべきか、現職でもう少し経験を積むべきか迷っています。

迷っている段階でもご相談いただけます。現職で拠点戦略、ワークプレイス、コスト・投資管理、脱炭素、経営層への提案などへ経験値を広げられる余地があるなら、今の環境でもう少し経験を積む選択肢もあります。一方で、役割が設備運用や個別対応から広がりにくい、戦略や投資に近づけない場合は、環境を変えることで次の経験値を得やすくなることもあります。

ファシリティマネジャー(FM責任者)としての経験・知見を、次にどう活かすか。専門家と整理してみませんか?

ファシリティマネジメント責任者の転職では、肩書や管掌範囲だけを見ても、次の環境に踏み切れないことがあります。企業がファシリティに何を託したいのか、組織体制や意思決定の進め方まで確認しながら、納得して選べる転職先をご提案します。

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