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今の仕事に向いていないと感じた時の、向き不向きの判断方法、相談すべき相手とは

今の仕事に向いていないと感じた時の、向き不向きの判断方法、相談すべき相手とは

仕事がうまくいかないときに、自分はこの仕事に向いていないのではないか?と悩むことは、誰にでもあることです。壁にぶつかったとき、仕事の向き不向きの考え方をあらかじめ知っておくと、冷静に判断できるようになります。悩みやすい時期やその内容、向いていないと判断し転職するときに気をつけたいポイントなどを解説していきます。

仕事の向き不向きは、確かにある

世の中には様々な種類の仕事があり、仕事によっては向き不向きがあるものもあります。
自分にとってはやりがいを感じる仕事でも、他の人にとっては苦痛に感じることもあるかもしれません。

例えば、人前で話すのは苦手だけど、資料作成などをコツコツと地道にやる仕事は得意という人もいれば、その逆に地道な仕事を続けるのは苦手だけれど、人とコミュニケーションをとり、新しいビジネスプランをたてるのが得意という人もいます。

しかし、簡単に「向いていない」と諦めてしまうことは、実はもったいないことかもしれません。
続けていくうちに、やりがいを感じられることがあるかもしれませんし、現在の状況や、何かの要因で「今の仕事は自分に向いていないのでは?」と感じてしまっているだけなのかもしれません。

仕事に向いてないんじゃないか?と感じやすい時期

三日三月三年」という言葉をご存じでしょうか。「3日我慢すれば3カ月耐えられる。3カ月耐えられれば、3年は頑張れる」ということを意味しています。
抱えている問題は人それぞれですが、慣用句になるほど自分と同じように悩みを抱えている人はたくさんいるのです。

では具体的にどんなタイミングで、どんな不安を感じやすくなるのか解説していきます。

【3か月~1年目】「思っていたのと違った」

入社まもない新人の頃は、仕事に慣れるのに精一杯ですよね。
慌ただしい日々が過ぎ、ふと立ち止まった時、「思っていた仕事と違うかも」と理想とのギャップや、「自分にはこの仕事は合っていないかも」と不安を感じやすくなります。

仕事に少し慣れてきた3カ月、半年、1年というタイミングで訪れやすいようです。

【2年目】新入社員と比較されることもある

入社してから1年がたち、仕事を一通り覚えて、楽しさややりがいを感じることも多い2年目。
一方で、新入社員が入社して、先輩としての気負いや、プレッシャーも感じるようになります。

そんな時に、ちょっとしたミスや失敗が発生したり、入ってきたばかりの新人と比較されたりすると、必要以上に思いつめてしまい、「仕事に向いていないのかも」と感じてしまうこともあります。

【3年~5年目】仕事、会社、いろいろと見えてくる

任される仕事や取引先、他部署との繋がりが増えていき、仕事だけではなく会社のことなど、今まで見えなかった部分が見えてくる、3年目、4年目、5年目。

経験や実績を積み、人間関係が広がっていく中で、仕事や会社に対する不満なども抱きやすくなります。またこの先、5年、10年後の自身のキャリアプランも描けるようになり、「ここで働き続けるのか?」「この仕事を続けていくのか?」「違う仕事の方が向いているのではないか?」といったことを考える時間も増えていきます。

リーダーを任されることも多くなる30代

勤続年数だけでなく、昇進や部署異動などの環境の変化で、不安を感じてしまうこともあります。
プロジェクトのリーダーを任され、責任を持たなくてはならない立場になった時、部署異動で今までとは全く違う仕事を担当しなくてはならなくなった時、「自分にその仕事ができるのだろうか」と不安になったり、「向いていないかも」と感じてしまったりすることもあります。

40代で仕事に向いていないと感じてしまったら

10年以上キャリアを積んできたのに、あらためて「この仕事に向いていないのではないか」と感じてしまうということもあります。任される業務や責任が多く、周りからはできて当たり前だと思われています。
周りからの評価と自身の評価にギャップが生まれたり、仕事への限界を感じたりして、不安を感じてしまうのです。

仕事が向いていないと考えるのは甘えなのか?

「仕事ができない」から、「仕事が向いていない」と考えていませんか?仕事ができないのと向いていないが必ずしも一致するとは限りません。

できない言い訳として、「向いてない」と言っている

上手くいかない、やる気が出ないのは自分のせいではない、この仕事に向いてないからと考えていませんか?「向いていない」は安易な言い訳になりやすい言葉です。一度、自分自身を振り返って考えてみる必要があります。

原因や対策を考えず、努力をしない態度では、甘えていると見られてしまいます。
やるべきことをしっかりとやって、色々な努力をしてみたけれど、状況が改善しない。手を尽くしてから初めて「向き不向き」を考えるべきではないでしょうか。

失敗続きで怒られる、ストレスでうつ気味

努力して取り組んでいるのに、どうにも上手くいかず、叱られてばかり。この状況を一刻も早く抜け出したいのに、どうにもうまくいかずストレスが溜まり、つらい気持ちしかない。そんなときには、一度仕事から離れて、心身を十分に休める時間をとってください。つらい時に仕事の向き不向きを考えても、「向いていない」以外の回答が出てくることは難しいでしょう。

仕事の向き、不向きをどう判断すれば良いのか?

自分自身を振り返り、仕事の向き不向きを考えるときには、次のポイントをチェックしてみましょう。

仕事にやりがいを感じているか?(仕事の成果が思うように出せているか)

仕事にやりがいを感じられるかどうかは重要なポイントです。仕事に精を出し、成果をあげられていれば、成果自体がモチベーションとなって、やりがいのある仕事だと感じられます。

しかし、単調な仕事ばかりで面白みがなく、一生懸命やっているが思うように成果が出ない。苦手意識のある仕事ばかりが続く。このような状況が頻繫に起こると、どうしても「この仕事向いてないのかな」と判断してしまいがちです。

そんな時は、「なぜ自分はこの仕事をしているのか」「成果が出ない原因は何か」を考える時間をとることをオススメします。

3年後、5年後の自分をイメージできない

今の仕事の展望や自分の将来について、イメージできるかどうかも判断のポイントになります。

「この仕事を続けて大丈夫か」と不安になったり、先輩や上司の姿から「数年後の自分」を想像したりすることで危機感を感じることもあるでしょう。だからといって「自分が何をしたいのか分からない」「具体的な目標が出てこない」といった人も少なくありません。

まずは将来のビジョンを見つめ直し、今の自分と照らし合わせてみると良いでしょう。

プライベートでも仕事のことで悩まされる

休日でも仕事のことを考えてしまい、気が重くなってしまう。日曜日の夕方や出勤前の朝、憂鬱な思いを抑えて無理に仕事に行っている。これは蓄積されたストレスが体に出てきている状態といえます。

今の仕事や職場環境が自分に本当に合っているのかを見直す必要があります。そのまま我慢をし続けていると心の病を抱えてしまう可能性もあるので、こうした症状が出てきたら、考え直してみるほうが良いかもしれません。

仕事に向いているかどうかを、誰に相談すれば良い?

自分だけの判断では、仕事に向いているのかどうかがわからない時には、ひとりで悩まずに友人や同僚など身近な人、信頼できる上司に相談してみましょう。自分で向いてないと思い込んでいるだけで、周りからみるとそうではない場合もあります

気負い過ぎて、自分を客観的にみることができなくなっているケースは少なくありません。自分のことを良く理解してくれている友人、仕事内容や普段の仕事ぶりを理解してくれている同僚や上司は、親身になってアドバイスしてくれるはずです。

また人に相談することで、抱えている悩みや思いを整理することができるので、解決策がみえてくるかもしれません。最終的に仕事の向き不向きを判断するのは自分自身です。一度冷静になってから、判断しましょう。

向いてないと言われたけれど、続けたい。続けても良い?

上長や先輩、あるいは相談した人から、「向いていない」と言われてしまった場合、仕事を続けることは良くないことでしょうか?

意見を聞いてそれでも、「頑張りたい、成長していきたい」という向上心を持っているなら、それは仕事が向いている証拠です。今の仕事を続けた先の目標や、目指したい姿があれば、ぜひ目標達成に向けて続けていきましょう。その気持ちが、今の仕事を頑張るモチベーションになるはずです。

向いていないと言われた理由を冷静に分析し、改善できるところは改善する、改善できないところは他のアプローチを考えることも、自分の成長につながります。

向いていないから辞めたい。辞めた方が良いのか?

仕事の成果を出せず、前向きに取り組めないので、この仕事は向いていないと自分自身で判断したら、すぐに辞めるべきなのでしょうか。

まずは、冷静に状況を判断する必要があります。今、うまくいっていないから、そう感じてしまっているだけではないか? もう一度考えてみてください。

冷静に、また客観的にみても、自分に対してはもちろんのこと、周りにも迷惑をかけるばかりで仕事を続けることがデメリットしかない場合は、状況を打開する必要があります。社内異動や転職を視野に入れることも考えましょう。

仕事に向いてないと判断して、転職するときに気をつけたいこと

「もしかして今の仕事に向いていないかも?」と感じた時の対処法として、仕事の業務内容や自分自身の考え、方向性を一つひとつ整理してみてはいかがでしょうか。

方向性を見失っているようであれば、まずは達成できる目標を立ててみましょう。目標をクリアすることで喜びを感じ、方向性を見出すことにつながるかもしれません。

また強いストレスを感じていて、先のことが考えられない、やる気が出ないようであれば、思い切って休暇を取り心身を休めることも必要です

それでもやはり仕事内容や職場環境、自身のモチベーションなど、色々な角度から総合的に考えても、今の仕事は自分に向いていないと判断し、転職することを決めたら、次の3つのことに注意して転職活動を進めましょう。

1.自分がやりたいこと、得意なことを理解する

今まで続けてきた仕事を振り返って、この先自分がやりたいことを考えてみましょう。
また、仕事に向かないと思いながらも、業務の中には得意なこともあったはずです。自分のやりたいこと、得意なことをしっかりと把握して、自分に向いていると思う仕事を選ぶ基準を決めましょう

2.自分が向いていると思える職場かどうか、企業研究は念入りに

好条件ばかりに注目して、漠然とした理由やイメージだけで企業を選ばないようにしましょう。

企業研究をおろそかにして入社した結果、「思っていた職場と違っていた」と、前職と同じことの繰り返しにならないようにしたいものです。

そのためには、雇用形態、給与待遇面だけではなく、業種や仕事内容、社風や経営方針などもしっかり調べて、自分に合った企業を見つけましょう

3.「向いていないから辞めた」はNG。退職理由の伝え方

転職活動の面接時には退職理由を必ずと言ってもよいほど聞かれます。一言、「向いていないから辞めた」では面接官も採用したいとは思わないでしょう。
企業側が納得して、採用したいと思ってもらえる説明をするには事前準備が必要です。

前職のどこに課題を感じて、どういった努力をして、転職したいと判断に至った理由は何か?
そして、何を目指し、どこに魅力を感じて、この企業を選んで面接に臨んでいるのかを、しっかりと答えられるように準備しましょう。

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