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飲みすぎてやらかした失敗エピソード&大人のリカバリー術

飲みすぎてやらかした失敗エピソード&大人のリカバリー術

会社の飲み会や接待などで、飲みすぎてやらかしてしまった! 翌朝目が覚め、うっすら残る記憶をたぐり寄せて大反省。ああ、会社に行きたくない……なんて経験はないだろうか。
ベッドから起き上がりたくない気持ちは痛いほどわかるが、こんな時だからこそ早めの対策が必要だ。スマートに謝ることでさらに自分の株を上げられるテクニックはないものか。『大人力検定』(文藝春秋)『大人の女子力検定』(ソフトバンククリエイティブ)などの著者である石原壮一郎さんに、ありがちな酒席での失敗ケースと、大人が取るべき正しいリカバリー法を教えてもらった。

想定1) しまった! 飲みすぎて何も覚えていない……

「本人は頭が真っ白になってしまうパターンですが、この状況はチャンスです。何もしていないかもしれませんが、『昨日は飲みすぎて失礼をしたかもしれず、申し訳ありません!』と先手を切って謝るべき。相手も酒席だから、無礼講だったから〜と流すところでさらに頭を下げましょう。こういった真摯な態度が、逆にあなたの評判を上げるきっかけになるはずです」

想定2) 普段は気を使っている上司に絡んでしまった

「上司が気にしているのは、本当は嫌われているのではないかということ。『昨日は出過ぎたことを言って申し訳ありませんでした。◯◯さんでなければ、きっと大変なことになっていましたよね』と、反省の意を表しましょう。相手が広い心を持ってくれたから、自分は助かったのだと謝るのが効果的です。」

想定3) 良好な関係を築いていた部下に、しつこく説教をしてしまった

「上司が部下に対してやらかすこともありますよね。そんなときは、『酔っぱらって、余計なことを言ってしまって申し訳ない』と素直に謝罪しましょう。必要な時に頭を下げることができる上司を、部下は尊敬します。『お前のためを思って言ったんだ』など、偉そうに蒸し返すのは逆効果です」

想定4) お酒の力を借りて、思わず同僚を口説いてしまった!

「もともと好意を寄せていた相手であれば、さほど気にすることはありません。社内恋愛なんてよくある話ですから。問題は、実は特に好きではなかった相手を口説いてしまい、うっかりなるようになってしまった場合。もういい大人ですから、しばらくは責任を取ってきちんと付き合いましょう。それでも愛情が芽生えないなら、『初めは好きだったけれど、最近忙しすぎて少しずつ距離ができちゃったかも……』と、相手を気遣いながらのフェードアウトをおすすめします。酒の勢いだったみたいな言い訳は揉め事の種。くれぐれも気をつけてください」

想定5) もしかしたら、セクハラをしたかもしれない記憶がある……

「いうまでもなく、セクハラをしてはいけません。それでもしてしまったのであれば、反省文を書いて相手に渡すのはどうでしょうか。『酔っていたとはいえ、重大な罪をおかしてしまいました』『罰として、今後1週間禁酒します』などと書いたお詫び文とお菓子などを渡すことで、相手も反省文の人としてネタにしてくれるのでは」

こうしたリカバリー方法は、飲みすぎた時のために石原さんも常に心がけていることなのだとか。

「お酒の力を借りることで、打ち解けにくい相手と良好な関係を築くきっかけになることもあります。飲み二ケーションを面倒だと感じる人もいるでしょうが、いつまでもよそよそしい間柄を続けるより、一度飲んで打ち解けておく方が、仕事の進め方がスムーズになるなどのメリットは大きいと思いますよ」(石原さん)

酒は飲んでも飲まれるな……とはいうけれど、盛り上がれば盛り上がるほど、やらかしちゃうこともある。いざというときのために、こうした大人力を身につけておきたいものである。

(小松田久美)

<取材協力>石原壮一郎 大人マガジン

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