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そろそろ忘年会シーズン! お酒が苦手でも、飲み会を楽しむ方法

そろそろ忘年会シーズン! お酒が苦手でも、飲み会を楽しむ方法

そろそろ忘年会の予定が入りはじめるこの時期。「飲みニュケーション」という言葉に代表されるように、日本では飲み会でお酒を酌み交わし、円滑なコミュニケーションを図る習慣がある。でも、世の中にはお酒が得意な人ばかりではなく、お酒が苦手、あるいは全く飲めない体質の人もいる。

「お酒が一滴も飲めないから、飲み会の席で居場所がない……」「飲み会なんて断りたいから、いつも言い訳を考えている……」なんて、悩んだりしていないだろうか。それに対して、「酒が飲めなくても、飲み会を楽しむ方法はある」と言い切るのが、数多の飲み会に参加する幹事の達人、ネットニュース編集者の中川淳一郎さんだ。中川さん、お酒が飲めなくても飲み会を楽しむには、どうすればいいのでしょう?

「私も時々禁酒をしますが、『メシがあるから』『みなさんがいれば』という感覚で、何かしらのメリットを見い出して飲み会に参加しています。飲み会の目的は、いかに酒をたくさん飲むかではなく、いかに交流するか。注力するべきは交流の方なんですよ。アルコールなしの飲み会はどうしても冷静になりがちですが、会社の飲み会なら仕事中には話せない本音をぶつけるなど、飲み会特有の雰囲気を活かした会話でテンションを上げましょう。酒が弱い人は、弱いことをコンプレックスに思わなくてもいいのでは?」

とはいえ、お酒好きの上司がいると、付き合いで飲まなければいけないシチュエーションもあるはず。そこは、多少無理をしてでも飲むべき……かと思いきや、中川さんは「無理して飲む必要はない」とキッパリ。

「体質的にお酒が合わないのであれば、飲まないでください。だって、ソバアレルギーの人にソバを無理矢理食べさせようとはしないですよね? 酒が弱い人にとって、アルコールを体内に入れるのは体を傷つける行為でもあります。むしろ、無理なものは無理だと言わないと、上司もその体質に気がつけないので、はっきりと意思を伝えるようにしましょう」

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でも、そんなことを言ったらお酒好きの上司に「オレの酒が飲めないのか!」なんて怒られてしまいそう……。とにかくお酒が好きな上司の立場として、中川さんはいかがですか?

「『オレの酒が飲めないのか!』なんて言葉は、現実の飲み会でこの15年、1回も聞いたことがありません。もしそんなうるさい上司がいたとしても、途中でソフトドリンクに切り替えるなどして、上手にやりすごしましょう」

おお、ナイス戦略。筆者も体調が悪いときなどは、ウーロンハイを飲んでいるふりをして、堂々とノンアルコールのウーロン茶を飲むこともあります。

と、ここで中川さんが紹介してくれたのは、同じくお酒が好きなことで知られる作家、椎名誠さんの「飲んだら吐くな、吐くなら飲むな』という名言。無理をして飲むことをハッキリと否定するのは「本当にお酒が好きな人は、お酒が弱い人に無理矢理すすめるような無粋なことはしないから」だという。本当にお酒が好きな人には、お酒をたしなむ美学があるのだ。

最後に、お酒が飲めなくても飲み会を楽しむ具体的な方法を聞いてみたところ、「下戸の上司や同僚と仲良くなり、下戸エリアを作る」や「幹事・会計係に徹して信頼度を上げる」を挙げてくれた中川さん。飲み会での立ち居振る舞いに悩める若者には、「酒が飲めるか飲めないかに関わらず、その時間をいかに有意義にするかを考えてみましょう」といいます。

「気に入った異性と喋る場だと思えばいいんですよ。大抵の場合、酒を飲んでいるとフレンドリーになるので、高嶺の花も相手にしてくれるかもしれない。露骨だと思われようが積極的にアプローチできるのは、酔っぱらっていないがゆえの冷静な頭を持つ特権です」(中川さん)

着実に目的の異性に近付き、隣の席を確保! あとは聞き役に徹して「あなた、実はいい男だったのね!」「うわ、すげー、話聞いてくれるイイ女!」なんて思わせるのも、お酒が苦手な人が飲み会を楽しむ方法の一つといえるかもしれません。

お酒が苦手な人にとって、何かと引け目を感じがちな飲み会の席。楽しく過ごすためのコツは、飲む人も飲まない人も、相手が居心地よく過ごせる雰囲気づくりを意識することが大切である。なぜなら飲み会は、まぎれもなく社会生活におけるコミュニケーションの場なのだから。

(取材・文:大川竜弥)

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