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栄養ドリンク片手に、ロクな食事も取らず、PCに向かう……そんなイメージを持たれがちな「エンジニア」という職業。しかし、一部のエンジニアはその課題解決能力をフル活用し、グルメにもこだわりを持つ、という噂を聞きつけた。その真相を確かめるべく、彼ら・彼女らのおすすめする飲食店とそのメニューを直撃取材することに。題して『エンジニア飯』である!
第5回は、前回登場の株式会社鎌倉新書・田坂圭乃さんからご紹介いただいた、株式会社デザインワン・ジャパンの小峯将威さんに話を伺った。
小峯さんが働く株式会社デザインワン・ジャパンは、オールジャンルの口コミ店舗検索サイト「エキテン」(http://www.ekiten.jp/)を主軸にインターネットメディア事業を展開しており、2016年には東証一部への上場を果たした。同社でエンジニア兼マネージャーとして働く小峯さんは、会社が「次の成長の柱」と位置付ける新規メディアの立ち上げを担当している。
そんな小峯さんが「何と言ってもスパイシーさが特徴。食べていて飽きない」と紹介してくれたお店が、JR五反田駅西口から徒歩5分、東急池上線大崎広小路駅から徒歩1分のタイ料理専門店「ラックタイペンロイ西五反田店」だ。
ここでは、タイ人スタッフが、あえて日本人向けの味付けをせず、「タイ人が食べて美味しいと思えるレシピにした」という本格タイ料理が楽しめる。
アットホームな雰囲気の店内は、舌の肥えた五反田在勤のサラリーマンたちで溢れかえる。ランチタイムには、お弁当を買い求める客で行列ができるほどの人気店だ。
週に1回は必ずこちらのお店を訪れるという小峯さん。一番のお気に入りは、タイ料理の定番メニュー「ガパオ」だ。
「アジア料理全般が好きで、いろいろ食べてきましたが、ここのガパオが一番のお気に入りです」と話しつつ、笑顔でほお張る小峯さん。ガパオは、鶏のひき肉に唐辛子やバジルなどを合わせて炒めた日本の「そぼろ」に近い料理で、この店ではアツアツのご飯、そして半熟の目玉焼きと一緒に食べる。
一見して無骨な同店のガパオ。しかし、その大振りなひき肉を噛みしめるたびに、鶏の旨味が一気に拡がる。スパイシーな香りはご飯と格別なハーモニーを奏でるのだ。
ちなみにこの店のガパオは、注文から驚くほどの速さでテーブルに到着する。スタッフによれば、「タイ人は注文したらすぐに出て来ないと嫌。すぐに食べて、すぐに帰る。待つのが嫌いなんです」とのこと。
「出てくるのが早いから、限られた昼休みの時間を有効に使える」と小峯さん。そのスピード感は、この店と料理がお気に入りの理由のひとつのようだ。
また小峯さんは、このガパオが好物である理由として、アジアの調味料「魚醤」を挙げる。その偏愛っぷりは「ガパオを食べにきているというより、魚醤を食べてきている感じ(笑)」と語るほど。好みの分かれる魚醤だが、ややクセのある香りがさらに食欲を引き立てる。肉とスパイスの香りの奥に、魚醤がほどよい自己主張をし、脳内を異国の地へと誘うのだ。
ガパオは単品でも注文可能だが、ランチセットなら1000円で、さらにタイヌードルとドリンクがついてくる。ボリュームも満点だ。
「ヌードルにも魚醤が使われていて、魚醤好きにはたまらない組み合わせなんです」(小峯さん)
小峯さんは、ランチタイムはあえて外に出て食事をしているそうだ。エンジニア業は、どうしても室内にいる時間が長くなるもの。しかし、外に出ることで「季節や街の人の空気を直に感じ、クリエイティブに活かせる」と、小峯さんは話す。
エンジニア歴15年はすでにベテランの領域だ。この職業に就いた理由を聞くと、実に意外なきっかけだった。
小峯さんは、高校生の頃に興味を抱いたDNAの塩基配列や生物の進化論などを学ぶため、大学ではライフサイエンスを専攻する。研究者の道を考えていたこともあったが、当時の小峯さんには1つの大きな夢があった。それは、バイクで世界中を旅しながら、その記録をウェブで公開していくというものだ。
「ブロガー」というジャンルが確立される以前の話。バイクが大好きだった小峯さんは、まだインターネットも普及しはじめたばかりの頃に、そんな夢を抱き大学生活を送っていた。
しかし、そんな小峯青年を大きなアクシデントが襲う。バイク事故を起こし、生死をさまようほどの大怪我をしたのだ。2カ月ほどの入院期間を経て退院するも、身体は以前と同じ状態とはいかず、長時間立ち続けること、バイクにのることが難しくなってしまう。
明るい未来を描いた大学時代に、絶たれた夢。しかしそんな時、友人の1人がシステムインテグレーターの会社でエンジニアの仕事を始めた。それを聞き、「エンジニアなら身体への負担も少ない。エンジニアは、パソコンの世界の職人だ。これからはその職業が伸びるかもしれない」と考え、エンジニア業の門を叩くことになった。
エンジニアとして、数社を渡り歩いてきた小峯さんは、次第に新規コンテンツを1から作りたいと考え始める。当時、位置情報などと紐付けて周辺情報を提供する「ロコサーチ」などと呼ばれる技術に興味を持っていた。そんなタイミングでロコサーチの技術も保有し、新規事業開発にも意欲的であった株式会社デザインワン・ジャパンの存在を知り、2014年4月に入社した。
現在はプロジェクトマネージャーとして、ここ半年で3つの新規メディアを立ち上げるなど、意欲的に働いている。同社の魅力は「やりたいことに、チャレンジさせてくれる社風」だと語る。
ここで前回登場してくれた、株式会社鎌倉新書の田坂さんから預かった質問をぶつけてみた。
Q.カメラが趣味で、かなり本格的な機材も揃えているそうですが、エンジニアの仕事と共通点はありますか?
「今はマネージャーとして、“管理をする側”の仕事も増えました。そのため、事業が軌道に乗るためにはどうしたらいいのかなど、先のことまで考えるようになったんです。写真は撮影する瞬間が勝負。カメラを握り、シャッターを押すカメラマンにすべての権限があります。
しかしそれは同時に、すべての責任がカメラマンにあるということです。構図やピントなどが失敗すれば、それは誰のせいでもなく、全てカメラマンのせい。そうした権限と責任の両方を握り、瞬時に判断することが、今の仕事との共通点だと思います。攻めるも守るも自分次第。カメラを通して学べることはとても大きいですね」
ここまで、波乱の人生を歩んできた小峯さん。将来についてはどのように考えているのだろうか。
「ずっとエンジニアでいなければならない、とは思っていません。エンジニアとして培ってきた技術を活かせるのが、エンジニアというだけ。職種にこだわらずに、いろいろな経験を積んでいきたいと考えています。魚醤が好きだからガパオが好き。でも、魚醤はガパオじゃない料理にも活かせる。それと同じです」
最後に小峯さんは、上司として、先輩として、若手エンジニアに向けて、大切なメッセージを残してくれた。
「新卒で入ってきた若い子たちは、良い大学を出ていて、みんな頭がいいんです。彼らの技術力はとても素晴らしい。けれど、組織におけるプログラミングなどは、彼らがこれまで経験できなかったことです。それを学ぶのが会社という現場。だからこそ、怒られることを恐れずに、もっと挑戦をしてほしいと思っています。上司を信頼して、もっと冒険してほしい」
ピリッと舌を伝う香辛料、鼻を突き抜ける魚醤の香り。いくつもの挫折を乗り越えながら、常に物事の本質に目を向ける小峯さんの「挑戦」への姿勢は、ラックタイペンロイの「ガパオ」のように、これからも刺激的かつ本格派であり続けるだろう。
■紹介したお店
ラックタイペンロイ西五反田店
★エキテンでお店のクチコミを見る
住所:東京都品川区西五反田1-24-4 タキゲンビル1F
電話番号:03-3493-3644
(黒宮丈治+ノオト)
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