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時間の余裕を持って出発したはずなのに、目的地の最寄り駅に到着したのはなぜかギリギリ。遅刻を回避するために、慌ててダッシュ……そんな経験はないだろうか? このように、時間の見込みが甘い人は、どうしていつもギリギリになってしまうのか。その答えは、その道のプロに尋ねれば、明らかになるかもしれない。
そこで、乗換案内アプリ「駅すぱあと」(運営:ヴァル研究所)の中の人集団“乗換BIG4”から、コンテンツ開発部鉄道制作チームの三上雄平さん、開発部開発チームの廣戸晶さんに話を聞いてみた。
左が三上さん、右が廣戸さん
「まず、電車移動をする場合に遅刻ギリギリにならないようにするためには、移動の行程を(1)出発地点から乗車駅まで、 (2)駅構内の移動、(3)電車の乗り換え、(4)降車駅から目的地までの4つに分けて考えましょう。その上で何よりも重要なのは、事前のシミュレーションです」と話すのは三上さん。具体的には、前もってどのような段取りをしておけばよいのか。
廣戸さんによれば「このうち、(2)で道に迷ってしまう場合が意外と多い」そうだ。このロスは、電車の乗り換えの行程に大きな影響を与えてしまう。そこで廣戸さんがおすすめする心構えは、あらかじめ次に乗る電車の運転間隔を調べておき、“1本くらい乗り逃しても余裕のある時間”を設定することだ。
例えば、運転間隔が3分程の路線であれば、1本乗り逃したところでその差は少ない。しかし、次の電車まで運転間隔が10分ある場合、仮に10分前行動をしていても到着はギリギリになる。このように、1本乗り逃した場合を想定し、事前に乗換アプリで時間を調べた上で予定に組み込んでおけば、もしもの時に備えることができるのだ。
しかし、そもそも大人のたしなみとしては、駅構内で時間をロスしないことも必要だろう。そのためには「前もって乗り換えをする駅の構内図を確認しておくべき」と三上さん。迷う可能性があるくらい大きな駅には、公式サイトなどに構内図がある。それに目を通しておくだけで、時間をロスするリスクを大幅に下げることができるというわけだ。
乗換案内の所要時間は、調査員が実際に歩いて計測。計測するときは、なるべくゆっくり歩くことを意識しつつ、できるだけ周囲の歩行者の流れを妨げないようなスピードを保っているという。つまり、迷いさえしなければ、本来は余裕のある所要時間とも言えるのだ。三上さんは「やはり、事前のシミュレーションが大事」と繰り返す。
「特に副都心線の渋谷駅や大江戸線の新宿駅は、地下深くにあり迷いやすい。これらは頻繁に工事をしている駅なので、出口を間違えやすく、降車駅から目的地までの行程に影響することも。ぜひ、事前にルートをチェックしましょう。また、移動距離も長く、エスカレーターなどが混雑しがちなことにも注意が必要です」(廣戸さん)
駅構内で迷ったり、エスカレーターが混雑したりというアクシデントは、乗換案内アプリが対応しきれていない領域だろう。たしかに、筆者もダンジョンと化した新宿駅や出勤・退勤ラッシュ時の永田町駅で思うように進めずに、何度も涙を呑んだ経験がある。自信がない・予測がつかない場合は、2倍くらいの時間を見込むくらいが安心かもしれない。
また、「目的地まで一本で行けるルートが最短とは限りません。重視するべきは“どの路線が狙った出口に近いか”です」と三上さん。「よく言われるのは、湘南新宿ラインや埼京線の渋谷駅。ホームが構内の外れにあるため、渋谷の市街地に行きたいなら、1つ手前の恵比寿駅で山手線に乗り換えた方が結果的に速いこともあります」(廣戸さん)
地下鉄など、より出口が多く、構内が入り組んでいる駅はなおさらだろう。例えば前述の永田町駅なら、半蔵門線・有楽町線・南北線が乗り入れており、出口は12カ所ある。さらに、隣接する丸ノ内線の赤坂見附駅にも出口が4カ所。「目的地の最寄りの出口がどこか調べた上で、それに近い路線を選ぶ」のも、移動時間を短縮するテクニックの1つだ。
さらに、乗換案内アプリの使い方でもう一工夫できることも。「○号車に乗れば出口やエスカレーターが近い」といった情報を教えてくれるのはうれしい機能だが、出口やエスカレーターに人が集まってしまってからでは手遅れ。そのため、混雑が予想できる時間帯は、できるだけドア近くに立つようにするという心構えも大切になりそうだ。
「ただ、これは乗り換えに慣れてくると誰でもわかることなので、ドア付近で達人同士の競争が起きてしまうこともあり得ます。周囲の人の安全を脅かすことがないように配慮しながら、賢くアプリを使っていただければ。日々の電車移動がよりスムーズになることで、空いた時間をもっと活用できるのではないでしょうか」(三上さん)
そんな三上さんと廣戸さんは、やはりと言うべきか、かなりの鉄道マニアである。特に廣戸さんは、全国のJRの路線の99%を制覇しているという。好きになるのは、一番の上達方法なのだ。読者のみなさんも、遅刻を避けるために一定の準備をすればするほど、乗り換え&鉄道の魅力に取り憑かれてしまうかも?
(朽木誠一郎/ノオト)
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