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飲んだ後は「シメパフェ」? ほっとひと息つける夜パフェ専門店「Parfaiteria beL」に行ってきた

飲んだ後は「シメパフェ」? ほっとひと息つける夜パフェ専門店「Parfaiteria beL」に行ってきた

気心知れた仲間との飲み会や仕事終わりの一人飲みなど、ビジネスパーソンのストレスをうまく緩和するお酒の席。それが終わったあとに欲しくなるのは、やはり「シメ」の一品ではないだろうか。

 

ラーメンのような塩辛いものからアイスのような甘いものまで、人によってシメの一品は違う。ちなみに筆者は甘党だが、頭の芯がジンジンと火照るほど酔っぱらった後に食べる甘味は、なんともいえない気持ちよさがある。

 

そんな甘党にうってつけな店「夜パフェ専門店 Parfaiteria beL」が渋谷にオープンしたという情報を入手。なんでも、お酒を飲んだあとのシメに食べる“夜パフェ”をコンセプトにしているという。これはぜひ試してみなければ……と、早速現地へと向かった。

 

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カラオケや飲み屋など、さまざまな店が集まる渋谷駅道玄坂エリア。薄暗くなった街に“夜パフェ”の文字が蛍光看板に煌々と踊る。ビルのエレベーターに乗り込み、3階まで上がってみると……。

 

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19時の時点で店の前には行列ができていたほど。 すでに大勢のお客さんでにぎわう店内は、こぢんまりとした内装がかわいらしく、外の喧騒からは想像できないほど落ち着いてシックな印象だ。

 

「シメにパフェ? アイスなどの軽めのものならわかるが、飲んだ後にパフェは少し重すぎるのではないか」……そう思いながら、注文したパフェを待つ。

 

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注文したのは「ピスタチオとプラリネ」(1,400円)。ザクザクとした食感のプラリネをアイスとミックスし、濃厚なピスタチオをアイスとプリンにあしらったお店の定番メニューだ。店名の「beL」が書かれたクッキーがとってもキュート。

 

店ではパフェといっしょにお酒を楽しむことができる。店員さんのおすすめは、ウイスキーとのマリアージュ。ウイスキーは樽に入れて香り付けをしたものを提供しているそうだ。スプーンを手に取り、まずは1番上のプラリネアイスから食べていく。

 

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あっさりとしたバニラアイスに、プラリネのザクザクとした食感が小気味よく、さらにその下に控えるピスタチオアイスの濃厚さがたまらない。やはりパフェのおいしさは、上から順にスプーンで食べ進めていく構造の妙にあるのではないか。ひとつの味が突出していても、全体がうまく調和していなければどこか物足りなさを感じてしまう。その点、こちらのパフェはすっきりとまとまり互いに味を引き立て合っている。

 

パフェというと、生クリームがどっさりと乗ったものを想像しがちだが、これなら外でお酒を楽しんだあとでも十分食べられるだろう。

 

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というわけで、たまらず2品目を注文。こちらは「巨峰とピパーツ」(1,400円)。大粒の巨峰がふんだんに使われたフルーツパフェである。ちなみにピパーツとは沖縄特産の胡椒だ。スパークリングワインと合わせていただこう。

 

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巨峰のみずみずしさがたまらない。ゴテっとしたくどい甘みではなく、舌の上でさっとたなびいて消える軽い甘み。ミルク感が強いソフトクリームとマスカルポーネクリームの濃厚さ、時折感じる胡椒のスパイシーさが全体をびしっとまとめてくれる。飲んだ後に限らず、ふらっと立ち寄ってパフェを楽しんでみてもよさそうだ。

 

この店のオープンの経緯と味のこだわりについて、店長の河口典剛さんにお話を伺った。

 

札幌の「シメパフェ」ブームを東京に

 

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――パフェ、とてもおいしかったです! かなり珍しい業態だと思いますが、どうしてこのようなスタイルの店を出店されたのでしょうか。

 

もともと札幌で夜パフェのお店を出していたんです。実は札幌では、3〜4年前から飲んだ後の締めくくりにパフェを食べる「シメパフェ」ムーブメントが起こっており、現地では夜パフェを出す店が増えてきました。そこで今回、東京にそういった文化を輸出できないかと考えて出店しました。店名には東京に“夜パフェ”の鐘(BELLE)を鳴らすという意味を込め、看板のマスコットキャラクターには北海道の動物「エゾフクロウ」を採用しています。

 

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――そんなムーブメントがあったなんて初めて知りました! 甘党にはたまらないですよね。味のこだわりを教えていただければ!

 

基本的に季節のフルーツや旬の食材などを使い、素材の味を生かすことを心がけています。僕は甘いものが好きなのですが、喫茶店などで出てくるパフェは生クリームがどっさり乗っていて、大味なことが多いじゃないですか。ですので、飲んだ後でも食べられる、軽やかな甘みを意識しました。パフェに使うアイスクリームやジェラートは自家製なので、好みに応じて調整もできます。

 

――確かに、食後も胃のもったり感がないですね。ちなみに、お店にはどんな方が来店しているのでしょうか。

 

やはり若い女性の方が多いですね。ただ、1人で来る男性もチラホラいらっしゃいます。スイーツ屋さんって、男性1人ではなかなか行きにくいですよね。私たちのお店は「飲んだあとに食べるパフェ」をコンセプトにしているので、その分ハードルが下がって来店しやすいのかもしれません。

 

――ありがとうございました。それでは最後に、「仕事帰りにここに訪れたい!」という人に向けて、ひとこといただけますか。

 

甘いものを食べると心がほっとすると思うんです。どんなに疲れていても、1日の終わりにここでパフェを食べて「今日もいい1日だったな」と感じてもらえれば、こんなにうれしいことはありません。週末は深夜2時までお店を開けているので、仕事終わりや飲んだ帰りにも、立ち寄っていってください。

 

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高いところから守り神のように店内を見下ろすフクロウ。遅い時間になっても客足は衰えることなく、次から次へと新しいお客さんがやってくる。1日の終わりにおいしいパフェを食べて、頑張った自分を労ってみてもいいかもしれない。明日の仕事への活力になるはずだ。

 

 

(文・取材:神田 匠/ノオト)

 

 

取材協力:夜パフェ専門店 Parfaiteria beL

東京都渋谷区道玄坂1-7-10 新大宗ソシアルビル3F

Twitter:@Parfaiteria_beL

TEL 03-6427-8538

営業時間:17:00~24:00、金・土・祝前日 17:00~26:00

定休日:無休

※季節のフルーツを使っているため、メニューは季節ごとに変わる

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