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50代のハイクラス転職は本当に厳しいのか?狙い目の職種や業界、成功のポイントを解説

50代のハイクラス転職は本当に厳しいのか?狙い目の職種や業界、成功のポイントを解説

50代は組織内でベテランの立ち位置となり、役割を後進へ託しはじめる年代でもあります。だからこそ、「もう一度仕事に情熱を傾けられる環境を探したい」「自分の経験を社会のために生かしたい」という方もいらっしゃることでしょう。一方で、「50代からのハイクラス転職は厳しい」と考え、二の足を踏んでいる方が多いのも事実です。

そこで今回は、50代のハイクラス転職にまつわる現状を紹介します。また50代がハイクラス転職を成功させるために狙うべき職種や業界、意識すべきポイントも分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

50代のハイクラス転職は厳しい?実態を解説

「50代の転職は厳しい」という情報を目にすることがあったかもしれません。実際のところ、50代のハイクラス転職の難易度はどのくらいなのでしょうか。ここでは、転職市場の実態や転職成功に向けたヒントを紹介します。

50代は書類選考の難易度が高い

50代の転職活動は書類選考の通過率が低い傾向にあり、パソナキャリアの実績でも5〜10%程度です。ただし、ハイクラス層かミドル層かなど、対象層によって通過率は大きく異なります。

ただ、書類選考後の一次面接では30%、二次・最終面接では40〜50%と選考を進むにつれて通過率が上がっていく傾向があります。1社の内定を得るためには、単純計算でも30〜40社への応募(エントリー)が目安となる覚悟が必要です。ただし、ハイクラス転職ではマッチング精度が重要なため、闇雲に大量応募するのではなく、自分の強みと企業ニーズが合致する求人を見極めて積極的に応募する姿勢で臨みましょう。

近年50代向けの求人は増加中

50代の転職活動は厳しい傾向にあった一方で、ここ数年は50代向けの求人数が増加しています。

理由の一つは、特定領域の即戦力を求める企業が増えているためです。コロナ禍を経て社会情勢の変化はさらに加速し、DX推進や事業再構築といった領域で、豊富な経験を持つ人材への需要が高まっています。その結果、採用ターゲットの年齢幅が広がる傾向が見られます。

さらに、人手不足や特定スキル人材の希少化を背景に、採用する年齢レンジが広がったことも理由の一つです。

50代の転職活動期間は人それぞれ

転職成功までの期間は、その方の経歴にもよりますが、ご縁やタイミングによっても変わってきます。パソナキャリアで支援してきた方の中にも、想定以上に早く決まった方もいれば、じっくりと時間をかけて転職活動をされた方もいます。

特に管理職や幹部などのハイクラス転職では、スキルだけでなく人柄と社風のマッチ度も重視される傾向にあります。そのため、不採用が続いた場合でも過度に落ち込む必要はありません。ただし、職務経歴書の内容や面接での自己PR、希望年収の妥当性など、改善できるポイントがないかを振り返ることも大切です。

50代のハイクラス転職で求められるスキル・資質とは?

50代のハイクラス転職では、経歴や成果を羅列するだけでは不十分です。応募先企業の課題に対して、どう力を発揮できるのか具体的に提示できるかどうかが採用の分かれ目になります。ここでは、50代に期待されているスキル・資質を大きく5つ紹介します。

豊富な経験

若手にはない経験の豊富さ・幅広さは、50代の大きな強みです。さまざまな難局を乗り越えてきたからこそ得られた洞察力や課題解決力、社会人としての安定感は、大きなアドバンテージです。例えば、組織基盤が発展途上にある新興ベンチャーなどで、こうした経験が評価されるケースもあります。

ちなみに過去の経験のうち、どの実績が企業から評価されるかは応募先次第です。中には、短期間しか在籍しなかった部署での経験が意外な高評価を受けることもあります。経験の棚卸しは必ず行いましょう。

高い専門性

50代のハイクラス転職では、高度な専門性を求められることがほとんどです。市場価値の高い技術を保有していれば、年齢は関係ないという企業もあります。専門性をアピールする際は、企業の採用ニーズと合致していることが重要です。そのため、応募先の事業内容や募集背景を理解したうえで、アピールする内容を決めましょう。

マネジメント能力

50代のハイクラス転職では経営に近いポジションを任されることも多いため、マネジメント能力も不可欠です。例えば、「どのくらいの規模の組織を管理したか」「チームとしてどのような成果を出したか」「事業の部門長になった経験はあるか」などが問われます。また、管理職の経験がない場合でも、企画やプロジェクトを牽引した経験があれば、マネジメントの実績として高く評価されます。定量的な実績も含めて、アピールできるように準備しておきましょう。

コミュニケーション能力

50代に求められるコミュニケーション能力は、若手から同世代まで立場や価値観の異なる人がいる組織を、前に進めるための調整力・巻き込み力です。「応募先企業の成長を加速できるか」という観点でコミュニケーション能力をアピールすることで、高く評価されるでしょう。例えば、「事業部全体の売上が前年比80%に低迷していたため、営業プロセスを見直し、週次の進捗共有と1on1を導入。3ヶ月で売上を前年比110%まで回復させました」のように、課題→行動→結果の流れで語ると、説得力が格段に増します。

人脈の広さ・深さ

ハイクラス転職では、50代の人材に「人脈」の広さや深さを求める企業もあります。特に事業や部門の立ち上げフェーズにある企業では、顧客や提携先を開拓するためにベテランならではの人的ネットワークを持っていると重宝されます。そのため、業界内に信頼関係を築いてきた実績がある場合には、アピール材料になるでしょう。

50代のハイクラス転職、採用意欲が高い会社の特徴とは?

50代がハイクラス転職を成功させるためには、自分の強みを踏まえつつ、ミドル・シニア人材の需要が高い会社を選ぶことも重要です。ここでは、50代が必要とされやすい会社の特徴について解説します。

組織体制を整えたい「中小企業」

特に採用意欲が高い傾向にあるのは、企業の核になる40〜50代の社員が少ない中小企業でしょう。後継者の育成が進んでいないため外部から優秀な人材を招き入れるケースもあれば、第二創業期を迎えて体制を整えるために中核メンバーを増強するケースもあります。こうした企業にとって、マネジメント経験が豊富で人間的な成熟も備えた50代は、経営幹部候補として期待されることもあるでしょう。

ベテランが必要な「新興ベンチャー」

成長フェーズにある新興ベンチャー企業でも、50代の経験が求められるケースがあります。若手人材が中心のベンチャー企業が、中核人材として50代を迎え入れることもあります。例えば、ハイクラス向けの転職エージェントやヘッドハンティング、リファラル経由の採用が多いのですが、財務のトップとして予算管理や資金調達を担う「CFO」、技術・開発部門の責任者である「CTO」として採用される例が挙げられます。未整備の部分が多い環境だからこそ、豊富な経験が重宝されるでしょう。

実力主義の「外資系企業」

外資系企業では、「ジョブ型雇用」と呼ばれる雇用制度を採用しているケースが多く見られます。職務内容を明確に定義したうえで中途採用し、成果に基づく評価が中心となる傾向があります。そのため、応募先企業が提示する入社基準を満たしていれば、年齢にかかわらず活躍できる可能性があります。特に金融業界・コンサルティング業界・製薬業界などに外資系企業が多く、採用も活発です。

専門人材が不足する「IT業界」

IT業界では近年、 DXの活発化に伴って人材が不足している状況が続いています。そのため、採用のすそ野を若年層からミドル・シニア層まで広げる動きも加速しています。特に大規模な開発プロジェクトの経験が豊富な50代のSEは、プロジェクトマネージャーなどの上流工程への転職が視野に入ります。

異業界人材の受け入れが盛んな「コンサルティング業界」

コンサルティングファームや監査法人では、幅広い業界の顧客に課題解決を提案するというビジネス柄、多様な業界の専門人材が必要です。そのため、高度な専門性があれば、専門領域のエキスパート(アドバイザー)として迎え入れられるケースもあります。実力主義の社風のため、成果に応じて高水準な報酬を得ることも可能です。

50代のハイクラス転職を成功させるポイントとは?

50代がハイクラス転職を成功させるためには、転職活動でどのようなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは、転職成功のポイントを6つ紹介します。

中長期的な目線で活動する

ハイクラス転職において、50代は40代の人材と競合する場面もあるため、書類選考の通過率が低くなる可能性があります。そのため、長期的な目線で粘り強く企業探しを続ける姿勢が重要です。また人生100年時代といわれる今だからこそ、定年後のキャリア・過ごし方も想定しながら、自分に合う企業を見つけることも大切でしょう。

家族の理解を得る

転職することで、自分だけでなく家族の生活も変わる可能性があるため、家族の理解が不可欠です。50代は住宅ローンや教育費など、家計の支出が大きい時期と重なる場合もあるため、ご家族から慎重な意見が出るケースも珍しくありません。パソナキャリアが支援してきた方の中で、特に家族からの反対が大きいのは大企業からベンチャー企業に転職するケースです。

内定が出た後に、決定事項として転職の意向を家族に伝えると不満が出やすいため注意が必要です。選考中から転職の目的や想い、転職後の伸びしろなどを伝えるように心掛けて、家族の理解を得ながら転職活動を進めましょう。

パソナキャリアでも、ご家族の状況をヒアリングしたうえで、理解を得るためのアドバイスを提供しています。ご家族の反応が気になる方は、お気軽にご相談ください。

企業の採用ニーズを深く理解する

自身の経歴やスキルをPRする際には、採用ニーズを深く理解しておくことも重要です。例えば、同じマネジメント業務でも、「俯瞰的に部下を見守るタイプ」と「プレイングマネージャーとして最前線で目標を追うタイプ」では必要な能力が異なります。応募先の企業で求められる役割を理解し、最適な強みをアピールしましょう。

ただし、自力でリサーチする場合は、調べられる情報の深さに限度があります。転職エージェントを利用すると、企業と直接やりとりしている担当者が、採用の背景や組織の体制など、働くイメージを具体化できる情報を伝えてくれます。さらに、面接官や上司となる方の人柄に加えて、過去にどのような応募者が通過したのかなどが分かるケースもあります。企業研究における情報の量・質を共に高められるため、転職成功に役立ちます。

自己分析を入念に行う

50代になると経験が豊富な分、逆に自分の強みが分かりにくくなる場合もあります。また、過去の実績を一方的に語るだけでは、応募先企業に響くアピールにはなりません。そのため、一度自身のキャリアを自己分析し、できること・できないことを明らかにしておくことも欠かせません。その際、転職エージェントを活用することで、転職コンサルタントに相談に乗ってもらいながらより客観的な市場価値を把握できるでしょう。

自己分析の結果として分かったアピールポイントは、頭の中で考えるだけでなく書き出したうえで、面接本番に備えて声に出して練習してみることも大切です。誰かに聞いてもらってフィードバックをもらうのが理想的ですが、難しい場合は、スマートフォンで録画しご自身で確認するだけでも効果があります。面接で話す際の時間配分もチェックできるうえ、話し方を客観視できるので、より精度を高められます。

非公開求人を活用する

50代向けのハイクラス求人は経営に近いポストが多いこともあり、企業の経営戦略と深くかかわります。そのため、競合に知られないよう転職エージェントで「非公開求人」として登録者にだけ紹介されているケースが多い傾向にあります。加えて、採用担当者から「こんな方がいたらいいのですが」と口頭で相談されるような、まだ求人化される前の潜在的なニーズが転職エージェントに届くこともあります。

ハイクラス転職を有利に進めるためには、転職エージェントを活用し、できるだけ多くの求人に触れる姿勢も重要です。自分にマッチした求人を紹介してもらうためには、転職エージェントに日頃から本音で話すように心掛けてください。ネガティブな転職理由も含めて、正直に仕事や働き方について話すことで、よりニーズにあった求人を紹介されやすくなります。入社後のミスマッチを防ぎ、長期的に活躍できる企業と出会える可能性が高まるでしょう。

面接練習に取り組む

面接の成否は、事前準備で大きく左右されます。面接に向けてどれほど準備してきたかは、質問への受け答えで面接官に伝わります。

よくあるのが、質問に対して即答できなかったり、定番質問を深掘りされて回答できなくなったりといったケースです。パソナキャリアで支援してきた方の中にも、現職で面接官を務めていて「何度も面接しているから自信がある」とおっしゃる方がいらっしゃいました。ただし、面接は「する側」と「される側」で変わってくるため、いざ「される側」になると思い描いていたほど上手く答えられないことが多いでしょう。入念な準備が重要です。

面接練習で特に重視したいポイントは2つあります。1つは結論から話すこと、もう1つは深掘り質問にもよどみなく答えられるほど自分の考えを深めておくことです。毎日の練習や考えの整理のためにAIを活用する方法もありますが、専門家と一対一で模擬面接をすることで、さらに的確なアドバイスを得られるでしょう。

パソナキャリアでは、担当者が応募先企業に合わせて丁寧に模擬面接を実施するため、効果的に面接準備を進められます。特に現職の業務と並行しながら転職活動を進める方にとっては、プロを頼ることでより効率的に改善サイクルを回していけるでしょう。

まとめ

50代のハイクラス転職では、書類選考や面接のハードルが高くなりがちです。厳しい通過率であっても労を惜しまず準備を積み重ねていくことで、他の候補者から一歩先を行く存在としてアピールできるでしょう。

その際、転職エージェントを活用することで、転職コンサルタントのサポートを受けながら転職活動を効率的に進められます。履歴書添削や面接対策などで通過率アップも期待できますし、応募先企業との面接日程調整などもスムーズに対応してもらえます。年収など、より良い待遇を目指す場合は、転職エージェントに企業との条件交渉を依頼することで、希望に近い条件を引き出せる可能性があります。

パソナキャリアでは、これまでも50代のハイクラス転職を数多くご支援してきました。50代の転職コンサルタントも数多く在籍していますので、「転職しようか迷っているけど家族にどう相談したらいいか分からない」「入社後に活躍できるか不安」といったお悩みにも寄り添います。

50代の転職は大きな決断になる分、孤独になりがちなものです。パソナキャリアでは、転職するかどうかの悩みのご相談から、入社後の活躍支援まで一気通貫で親身にサポートします。転職をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
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パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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