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<目次>
そもそもなぜ職務経歴書に書くことがないと感じてしまうのでしょうか。職務経歴書作成で悩みやすい人の特徴を4つ紹介します。
大学卒業後に就職活動をしている「既卒」や、新卒入社から3年未満の「第二新卒」は、職歴がまったくない、またはほとんどない状態です。そのため、「職務経歴書に書くことがない」と悩みやすい傾向にあります。
そもそも、新卒・既卒向けの求人では書類選考は履歴書のみで、職務経歴書は求められないケースが一般的です。新卒や既卒の方が中途採用に応募する場合は、応募先企業に職務経歴書をどうしたらいいのか問い合わせてみるといいでしょう。
未経験の業界・職種への転職を希望している場合も、「職務経歴書に書くことがない」と悩みやすい傾向にあります。社会人経験はあるものの、応募職種と接点のある経験・スキルが少ない状態です。経歴や実績の中から何をアピールすべきか迷ってしまい、職務経歴書の作成に難航してしまう方もいるでしょう。
スキルは、特定の職種や業界で通用する専門性の高いスキルと、どんな環境でも活かせる「ポータブルスキル」に分けられます。ポータブルスキルの代表例は、コミュニケーション能力、問題解決能力、プレゼンスキルなどです。これらのうち、応募先企業でとくに活きそうなスキルを軸とすることで、職務経歴書を書き進めやすくなるでしょう。
職務経歴書を大げさにとらえていて、「自分には職務経歴書に書くような実績がない」と思い込んでいるケースもあります。たとえば営業職のように業務を売上や目標達成度などの数字で表せる職種であれば、実績を示しやすいでしょう。一方で、事務職をはじめルーティン業務の多い職種では、実績を数字でわかりやすく表現しにくい傾向にあります。
その場合も、担当した取引先の数や、部署の人数などで仕事のスケール感を伝えることは可能です。また、期日に間に合わせるための工夫や、ミスを防ぐための取り組みなど、仕事の精度を維持するために行ってきたことも実績としてアピールできます。具体的なエピソードを交えて説得力を持たせながら伝えることで、魅力的に伝わります。
キャリアの客観視が不十分で、応募先にとって魅力的なスキルや実績に気づけていないケースもあります。「自分にはスキルなんてない」というネガティブな思い込みや、「自分のキャリアは自分が一番理解している」という固定観念を一度捨てて、いま一度仕事の棚卸をしてみてください。
スキルを示せる要素は、資格や、功績、成果だけではありません。仕事への向き合い方や、取り組んできたルーティン、上司や取引先とのコミュニケーションで行ってきた工夫なども振り返ってみてください。そうした日常的な工夫を見つけられれば、スキルとして職務経歴書でアピールできます。
「書くことがない」と悩んでいる場合、職務経歴書の役割をあらためて考えてみるのもおすすめです。
職務経歴書とは、応募者の仕事に関する経験や情報をまとめた書類です。同じく応募書類である履歴書とも似ていますが、この2つは役割がそれぞれ異なります。履歴書は端的にプロフィールを伝えるための書類です。一方で、職務経歴書はスキルや実績、人柄などをアピールして、自分を採用するメリットを伝えるための書類です。そのため、採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者が求める人物像と合致するかを判断する傾向にあります。
職務経歴書に決まったフォーマットはないものの、次の4つの項目を設けるのが一般的です。
1.職務要約
職務経歴書の要点を、箇条書きを取り入れながら3〜4行でまとめた項目です。「職務概要」と表記されることもあります。
2. 職務経歴
これまで勤めた会社の会社概要・担当業務・実績などをまとめます。職務経歴の構成は、編年体式・逆編年体式・キャリア式の3パターンのうちのいずれかを選ぶケースが一般的です。
3. 保有資格・免許
応募職種と関連性の高いスキルをリストアップします。履歴書に記載する資格・免許にくわえて、履歴書には入り切らなかった資格や、PCスキルのように資格はないものの応募先で活かせるスキルも記載してください。
4. 自己PR
これまで積み重ねてきた実績やスキルを応募先でどう活かせるのかを伝えることで、採用するメリットを感じてもらうための項目です。
これにくわえて、志望動機や転職理由などの項目を付け足すこともあります。
職務経歴書づくりで悩んだときに、手を動かすための具体的なアイデアを6つ紹介します。
職歴がまったくない、またはほとんどない場合は、ほかの項目のボリュームを増やすのが一般的です。資格・免許や自己PRだけでなく、志望動機、転職理由といった項目を設けることで、応募先にさまざまな角度からアピールできます。
職務経歴書に書く内容が思いつかない場合、まずは転職理由や、応募先企業で実現したいことなど、キャリアビジョンにつながる内容を書き出してみてください。そうすることで転職活動の軸が見つかり、どんな要素をアピールしたらいいのかという方向性が見えてくるでしょう。
社会人経験が短い場合やまったくない場合は、正社員としての経歴に限定せず、応用できそうなものを見つけて掘り下げても構いません。
正社員以外の経歴には、たとえば次のようなものがあります。
仕事へのこだわりや、努力する姿勢などが伝わる経験をピックアップして、職務経歴書に記載してみてください。
自分の経験・スキルと、応募先企業が求めている人材の特徴との共通点を探してみるのもおすすめです。募集要項の内容が充実していたり、採用サイトを設けていたりする企業であれば、求める人物像や社風を把握しやすいでしょう。もし、限られた情報しかないもののどうしても応募したい企業がある場合は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。企業と綿密にやり取りする担当者から直接情報を聞けるので、企業研究がスムーズに進みます。
経歴やスキルのボリュームを増やしにくい場合は、応募への熱意や意欲をアピールするための要素を具体的に挙げてみてください。たとえば、これまでの実務に直接関係しなくても、転職に向けて自分で学習して習得したスキルなどもアピールできます。目標に向けた計画実行力も同時にアピールできるため、ぜひ取り入れてみてください。
Webで公開されている職種別の職務経歴書テンプレートを参考にしながら、作成するのもおすすめのアイデアです。パソナキャリアでも職種別のテンプレートを60種類公開していますので、ぜひチェックしてみてください。
「職務経歴書に書くことがない」と悩んだとしても、以下のような対応は絶対に避けてください。
職務経歴書の提出が求められているのにもかかわらず、自分で判断して提出しないのは絶対にやめてください。新卒や既卒、または病気・出産・介護などのやむをえない事情などで職歴がない場合は、応募先企業に問い合わせてみるといいでしょう。
職務経歴書には読みやすくするために、余白は必要です。しかし、ほとんど白紙に近い状態で提出すると、応募への意欲が低いと判断されかねません。箇条書きを活用しつつ、文章のボリュームが少なく見えないようレイアウトを工夫してみてください。
書くことがないからといって、事実とは異なるような誇大表現をしたり、嘘を書いたりするのは避けてください。もし内定が決まったとしても、経歴詐称としてトラブルになる可能性があります。自分の適性にあった転職先を見つけるためにも、職務経歴書は正直に記載しましょう。
職務経歴書を書くポイントと、職務要約の例文を職種ごとに紹介します。
職務経歴では商材や営業スタイルを明記したうえで、売上や目標達成度などの具体的な数字を使って実績をアピールしましょう。自己PRには、コミュニケーションスキルや顧客理解など、取引先との折衝に必要な要素を選ぶのがおすすめです。
<営業職の職務要約例>
現職では介護業界向けSaaSの営業を担当。現場目線の顧客に寄り添った提案を心がけ、成約率は全社平均を上回る40%を達成。上司や他部署とのコミュニケーションも積極的に図りながら、円滑なチームワークを図れるよう邁進。
● 介護現場で使われる情報共有ツールの営業経験(新規獲得・既存顧客のフォロー)
● ITパスポートや介護職員初任者研修など、IT業界・介護業界の基礎を学べる資格を取得
事務といっても業務範囲は多岐にわたるため、職務経歴で具体的な業務内容を挙げてください。また、所属する部署の人数や担当する取引先の数などを記載することで、実績をアピールできます。これまでに業務効率化やコストカットのために取り組んだ経験がある場合は、自己PRで取り上げましょう。
<事務職の職務要約例>
運送会社の一般事務として、書類作成や庶務を担当。パートスタッフの指導も担当し、センター全体の業務が円滑に進むようサポートしています。
● データ入力や伝票・見積書・請求書などの作成、勤怠管理、備品管理、来客対応などを担当
● Excelでの書類作成、PowerPointを使った資料作成を経験
ITエンジニアの職務経歴フォーマットは、プロジェクトごとにまとめられるキャリア式を採用するのが一般的です。また、ITエンジニアは実績を重視される職種だからこそ、実務経験のあるOS・言語などをスキルシートとして表にまとめると採用担当者から把握してもらいやすくなります。
<ITエンジニア職の職務要約例>
株式会社〇〇に入社し、サーバーエンジニアとして金融業界のサーバー運用監視を○年担当。業務と並行してORACLE MASTER資格やCisco認定資格などのインフラ・データベース分野の資格取得を通して、スキルアップに努めました。
これまでの職歴で、スタッフのマネジメントや研修、売上管理をはじめとする事務業務などの経験があれば、積極的にアピールしてください。実績は、売上や目標達成度などの数字で伝えられます。
職務経歴書へ書く内容に悩む人に、とくに気をつけてほしいポイントを2つ紹介します。
職務経歴書に書くことがないからといって、思いついた内容をなんでも書けばいいわけではありません。雑多な印象になり、採用担当者にとってわかりにくい職務経歴書になってしまうことが理由です。アピール内容の軸を据えて、具体化する要素を選んで記入していきましょう。
ケアレスミスがあると、採用担当者から「仕事でも不注意が多いのでは」とマイナスな印象を抱かれるリスクがあります。提出前に誤字脱字や間違いがないか、しっかり確認するようにしてください。
今回は「職務経歴書に書くことがない」と悩んだ場合の対処法について紹介しました。社会人経験の浅い人や、未経験の職種・業界に転職する人、自分のキャリアに自信がない人などはとくに職務経歴書づくりに悩みやすいでしょう。しかし、職務経歴書を提出しなかったり、空欄が多いまま提出してしまったりすると採用担当者にマイナスな印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。今回紹介した方法を実践してみながら、自分にあった職務経歴書になるよう取り組んでみてください。
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主に、IT/Web業界担当として法人営業、キャリアコンサルタントの経験を経て、現在は法人マーケティングに従事。
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