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職務経歴書の日付の正しい書き方は?記入例や注意点を解説

職務経歴書の日付の正しい書き方は?記入例や注意点を解説

職務経歴書には、日付記入欄が複数あります。「いつの日付を書くべき?」「書き方にルールはある?」など、悩んでしまうこともあるでしょう。

誤った書き方でマイナス評価を受けることのないよう、基本的なルールやマナーを把握しておくことは大切です。

そこで今回は、職務経歴書の日付について、正しい書き方の具体例やポイント、注意点などを解説します。ぜひ参考にしてください。

職務経歴書には日付の記入が必要

職務経歴書のタイトル部分には、履歴書と同じように「作成時期を示す日付」を記入する必要があります。日付がなければ、どの時点における情報が記載されているのか、採用担当者には判断できないためです。

古い日付で提出すると、「ほかの企業に提出した職務経歴書を使いまわしているのでは?」と疑われてしまう恐れがあります。正確な日付を記入することが大切です。

職務経歴書の日付の書き方【記載例あり】

職務経歴書で日付を記入する箇所は、主に次の3つです。

  1. 1.書類作成日
  2. 2.職務経歴・在職期間
  3. 3.資格取得日

それぞれの日付の正しい書き方を、記入例とともに紹介します。

書類作成日:提出日を記入する

職務経歴書のタイトル部分(書類作成日)には、「職務経歴書を提出する日」を記入します。提出方法ごとの提出日の判断基準は、次のとおりです。

  • ● 郵送する場合:投函日
  • ● メール送信する場合:送信日
  • ● 採用面接日に手渡しする場合:面接日

日付を記入する場所は、以下の記入例のように「タイトル下の右端、氏名の上」が基本です。

【記入例】

職務経歴書

20XX年XX月XX日現在
パソナ 太郎

職務経歴・在職期間:職務に従事していた期間を記入する

職務経歴や在職期間の記入欄は、「いつから、いつまで在籍していたのか」が分かるように書くことがポイントです。月単位まで記入すれば、日にちはなくても問題ありません。

【記入例】

■職務経歴
〇〇〇株式会社(20XX年XX月~20XX年XX月)
事業内容:〇〇〇〇〇〇
上場区分:東証一部上場 従業員:〇〇〇名 資本金:〇億〇〇〇万円 売上:〇億円 雇用形態:正社員


■期間
20XX年XX月~20XX年XX月まで

資格取得日:合格証に記載された年月を記入する

資格取得日は、受験日や合格証が届いた年月ではなく、合格証に記載された年月を記入することが一般的です。
合格証が手元になく日付が不明な場合は、資格を認定する協会などに問い合わせてみましょう。

【記入例】

■資格取得
20XX年XX月 普通自動車第一種運転免許 取得
20XX年XX月 TOEIC 840点

職務経歴書の日付で注意すべき5つのポイント

職務経歴書の日付の書き方が採用合否に直結する可能性は低いでしょう。ただし、マナー違反はマイナスイメージにつながりかねません。特にハイクラス転職では、細かい部分まで配慮しておきたいところです。

ここでは、職務経歴書の日付に関する注意点を5つ解説します。

【ポイント①】履歴書や送付状の日付と合わせる

職務経歴書の日付は、一緒に提出する「履歴書」や「送付状」に記入する日付と合わせる必要があります。

日付記入欄 職務経歴書 履歴書 送付状
書類作成日 「書類提出日」で統一
職歴 記載年月を統一  
資格取得日 記載年月を統一  

提出日が確定してから各書類の書類作成日を一括記入すれば、「職務経歴書と履歴書・送付状の日付が違う」という事態を防げます。ただし、日付を書き忘れたまま提出することのないよう注意してください。

【ポイント②】和暦・西暦の表記をそろえる

職務経歴書の日付は、和暦(例:令和6年1月1日)・西暦(例:2024年1月1日)のどちらを使用しても構いません。ただし、表記は提出書類全体を通して統一すべきです。

和暦と西暦のどちらで記入するか迷ったときは、採用担当者が年数を計算しやすい「西暦」を選びましょう。

【ポイント③】算用数字を使う

職務経歴書の日付は、原則として算用数字で統一します。横書きの場合、漢数字は一般的ではありません。採用担当者にとって読みにくいため、漢数字の使用は避けたほうがよいでしょう。

【OK例】2024年1月1日
【NG例】二〇二四年一月一日

【ポイント④】間違えたら新しい用紙に書き直す

職務経歴書の日付を間違えてしまったら、新しい用紙に書き直しましょう。
どうしても提出までに修正が間に合わない場合を除き、「二重線を引き訂正印を押す」という対応は避けるべきです。

また、修正液や修正テープによる修正は改ざんを疑われるため、ビジネスマナーとしてNG行為にあたります。

 

【ポイント⑤】手書き・PC入力は統一する

職務経歴書は、手書き・PCのどちらで作成しても構いません。ただし、「PC作成の職務経歴書に、後から手書きで書類作成日を追記する」といった、統一感のない対応は避けるべきです。手書き・PC入力のどちらかでそろえましょう。

職務経歴書の日付に関するよくある質問

職務経歴書の日付についてよくある質問とその回答を、Q&A形式で紹介します。

職務経歴書の提出後に日付のミスに気づいたら、どうすればよい?

採用担当者に許可を得たうえで、正しい職務経歴書を再送することがベターです。

再提出が間に合わなければ、面接時にお詫びしましょう。

過去の入退社の日付を思い出せない場合、どうすればよい?

過去の在籍企業における入退社日の主な確認方法は、以下の4つです。

  1. 1. 年金事務所・ねんきんネットで確認
  2. 2. ハローワークで確認
  3. 3. 銀行口座を確認
  4. 4. 過去の勤務先に確認

1つめは、厚生年金加入者に有効な方法です。保険資格加入日と喪失日から、入社日や退職日が分かります。

2つめは、雇用保険加入者に有効な方法です。ハローワークで「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」を提出すれば、保険加入日と喪失日が分かります。ただし、派遣・パート・アルバイトの場合、入社日=保険加入日ではないケースもあるため注意が必要です。

厚生年金・雇用保険のいずれにも加入していなかった場合、給与が振り込まれていた銀行口座をチェックする方法もあります。

過去の勤務先に直接確認することも、ひとつの手段です。派遣として働いていた方は、派遣先ではなく「派遣会社」に確認しましょう。

職務経歴書は日付欄にも気を配ろう

職務経歴書には、書類作成日・職務経歴・在職期間・資格取得日などの日付記入欄があります。採用担当者に正確な情報を伝えるために、適切な日付を記入することが大切です。書き方のマナーやルールを守れていない場合、マイナス評価につながる恐れもあります。職務経歴書を作成する際は、本記事で紹介したポイントを意識しながら、日付欄も丁寧に記入しましょう。

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この記事の監修者
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近田知営業統括本部マネージャー

管理部門(経理財務・法務・経営企画等)ハイクラス領域専門部署にてキャリアコンサルティングに従事。現在はハイクラス・管理職向けのセミナー・イベントを通じて転職後のキャリア構築をお手伝いしています。

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