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管理職は転職の志望動機をどう書くべき?必ず押さえたい“3つ”の要素とポイントを解説!

管理職は転職の志望動機をどう書くべき?必ず押さえたい“3つ”の要素とポイントを解説!

管理職の経験を生かして転職を検討しているものの、「志望動機の書き方に迷っている」という方も多いのではないでしょうか。管理職は今までの経験やスキルが多岐にわたるため、志望動機で何をどのようにアピールすべきか戸惑ってしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、管理職の転職における志望動機の書き方について、例文も交えながらわかりやすく解説します。「志望動機ではどのような要素を押さえればよいのか」「企業は志望動機から何を判断しているのか」などについても説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも志望動機とは?

志望動機とは、 「なぜその企業へ入社したいのか」を端的に表現する項目です。具体的には、「なぜその企業に興味を持ったのか」「なぜ自分なら活躍できると思うのか」を記載し、企業理解の深さや志望度の強さをアピールします。文字数に決まりはありませんが、長くなりすぎないよう200~250字程度で簡潔に書くことが大切です。

また、似た項目に「自己PR」があります。自己PRとは、自分の経歴や実績、スキルをアピールする項目です。 志望動機では「入社したい理由」、自己PRでは「自分の強み」に焦点を当てると書き分けやすくなるでしょう。

企業は管理職の志望動機から何を判断している?

企業は管理職の志望動機を読んで、どのようなことを判断しているのでしょうか。ここでは、企業が管理職の志望動機を確認する際、チェックしている「3つ」のことについて解説します。

企業や業界について理解しているか

管理職は経営層に近い視点を持ち、事業戦略を現場社員へわかりやすく伝える役目があります。そのため、自社のポジショニングや経営戦略、業界の市場動向などを詳しく理解していることが不可欠です。だからこそ、新たに応募してくる管理職に対しても、「企業理解の深さ」が求められます。特に志望動機には「どのような理由で自社を選んだのか」という内容が含まれるため、応募先に対する理解の深さが色濃く表れやすいのです。

管理職として即戦力かどうか

管理職は組織の中核を担う重要なポジションだからこそ、基本的に「即戦力」として採用されます。そのため、管理職の志望動機はマネジメントスキルの判断材料としても活用されやすいでしょう。また、管理職の役割は企業の経営方針によって大きく異なるため、求められる能力も一様ではありません。企業は管理職の志望動機を読んで、応募者が「自社から期待されている能力」を正しく理解しているかどうかも判断しています。

社風との相性が良いか

管理職は経営層と現場をつなぐ存在として、企業理念を部下へ浸透させる役割も担います。こうした背景から、管理職は応募先との強いカルチャーマッチを求められやすいのです。そのため、管理職は志望動機を通じて社風の理解度や経営方針への共感度も確認されやすいでしょう。社風との相性が良い管理職ほど、「入社後すぐに組織になじんで活躍してくれそう」「経営層や部下とのあつれきが起こりにくそう」といった評価につながります。

管理職が転職の志望動機で押さえるべき3つの要素とは?

管理職が転職の志望動機を書く際には、【応募理由】【強み】【貢献性】の3点を順に押さえることが大切です。ここでは、3つの要素についてそれぞれの重要性や書き方を解説します。

(1)【応募理由】なぜその企業を選んだのか

まずは、「数ある企業の中からなぜこの企業を選んだのか」を端的に述べましょう。例えば、「○○な社風に共感したから」「○○な経営方針に感銘を受けたから」などの内容が挙げられます。この項目で伝えたいのは、応募先に対する理解度の深さです。特に管理職は、経営戦略への深い洞察や社風との相性が求められます。そのため、企業ホームページや社長ブログ、IR情報、業界ニュースなどを入念に調べたうえで応募理由をまとめましょう。

(2)【強み】どのような能力・経験を生かせるのか

続いては、「応募先で自社のどのような能力・経験を生かせるのか」を説明しましょう。例えば、「前職で部下○○名の組織をマネジメントした」「前職で新規の○○プロジェクトを管理して黒字化させた」といった内容が挙げられます。この項目で伝えたいのは、管理職としての即戦力性です。応募先で求められている管理職の役割や仕事内容を正しく理解したうえで、できるだけそれと関連の深い実績やスキルをアピールするようにしましょう。

(3)【貢献性】入社後どのように活躍したいのか

最後は、「入社後にどのような形で活躍できるのか」を前向きに伝えましょう。例えば、「○○という経営目標の達成に貢献したい」「○○のような成果を出せる組織にしたい」といった内容が挙げられます。この項目で伝えたいのは、企業にとっての採用メリットです。特に管理職は、経営に対するより強い貢献性を求められます。「自分を採用することによる具体的な利益・好影響」を企業目線でアピールできれば、好印象につながるでしょう。

管理職が転職で志望動機を書くポイントとは?

管理職が転職活動において志望動機を書く際には、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは、管理職が志望動機を書くときの主なポイントについて解説します。

企業と自身の「接点」を見つける

管理職は、応募先の組織風土や考え方との「相性」が問われます。だからこそ、志望動機を書く際は、応募先と自身の接点がどこにあるかを意識することが重要です。例えば、「経営戦略に共感した」という方向性の志望動機であれば、「前職で大切にしていた価値観と通ずるから」「前職で得た能力を生かせるから」という内容も組み合わせます。このように応募先と自分の共通項を提示することで、志望の必然性を感じてもらいやすいでしょう。

求められる役割を正しく把握する

管理職は志望先の事業フェーズや企業文化によって、ミッションが大きく異なります。そのため、求められる役割を求人から正しく把握したうえで、志望動機を考えることが大切です。例えば、「新規事業の責任者候補」であれば、特に「部署をゼロから立ち上げた経験」や「事業を黒字化させた実績」は重宝されやすいはずです。このように期待されている実績・経験を意識してアピールすると、応募先との相性の良さも伝わりやすくなります

「学ばせてほしい」を強調しない

ポテンシャルが重視される求人の場合は、志望動機に「ぜひ御社で新しいスキルを学ばせてほしい」「今後積極的に成長していきたい」といった内容を書くこともあるかもしれません。しかし、管理職は基本的に即戦力が求められているため、必要なスキル・ノウハウは入社時点で持っていることが前提となるケースがほとんどです。そのため、志望動機では学習意欲を前面に出すのではなく、今時点で備えている能力について詳しくアピールするようにしましょう。

他者にチェックしてもらう

管理職は培った経験やスキルが多岐にわたるケースも多いため、アピールすべき内容に迷うこともあると思います。その際は、一度他者に志望動機をチェックしてもらい、アドバイスをもらうことも有効です。特に転職エージェントのように履歴書・職務経歴書の添削に慣れた専門家に相談すると、志望動機の魅力的な伝え方も教示してもらえます。客観的な意見を踏まえて志望動機を書くことで、より自信を持って応募先へ提出できるでしょう。

管理職の転職における志望動機の例を紹介!

管理職は実際の志望動機をどのように書けばよいのでしょうか。ここでは、「営業部の部長」と「Webデザイナーの責任者」を志望するケースを例に挙げ、それぞれについて志望動機の例文を紹介します。

【例文1】「営業職の部長」を志望するケース

貴社は業界シェア2位の立場に甘んじることなく、徹底した成果主義で業績を3期連続で拡大されています。成果主義は日本人には向かないと言われますが、私は明確な評価基準のもと社員のモチベーションを向上し、このように「目標必達」を旗印として成長されている貴社の経営方針に共感しました。私も前職では営業部長として部下に独自の能力開発シートを作成し、目標達成に向け動機づけを図ってきました。年次の浅い部署ながら、全社1位の業績も記録しました。この経験を生かし、業界1位を目指す貴社の原動力になりたい所存です。

【例文2】「Webデザイナーの責任者」を志望するケース

Webデザインの業界はトレンドの変化が早く常に新しい知識の習得が必要ですが、デザインへの理解度が高い職場は決して多くはないと考えています。貴社は独自の社内賞を設け、四半期で最も成果につながったWebデザインを表彰されています。こうしてクリエイターのスキル向上に積極的に取り組まれている貴社の社風に、大変共感いたしました。私も前職では制作部の責任者として毎週チーム内で事例の共有会やミニコンテストを実施し、部下であるWebデザイナーのスキルアップを支援してきました。前職の経験を生かし、貴社の強みであるデザイン力の向上に尽力したい考えです。

志望動機の書き方に迷ったら、転職エージェントに相談を

管理職が志望動機を考える際には、企業から期待されている働きや能力を事前に深く理解しておくことが大切です。求人情報や企業ホームページを入念に読み込んだうえで、最適な内容をアピールするようにしましょう。

また、志望動機を考える際には、転職エージェントに相談することも有効な方法です。転職エージェントから応募先に関する詳しい情報を教えてもらうことで、より応募先の実態に即した志望動機を書くことができ、選考を有利に進められるでしょう。

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