スマートフォン版はこちら

株式会社三菱UFJ銀行の特集

金融の信頼を守る、その最前線へ。世界規模で挑む金融犯罪対策の仕事

※本記事は、2026/7/21公開です。所属・役職含めて取材時の内容は公開時点のものとなりますのでご了承ください。

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、国内外に広がるネットワークを強みに、多様な金融サービスを展開する世界有数の総合金融グループです。金融システムの健全性を支える重要な使命のもと、マネー・ローンダリングやテロ資金供与、経済制裁違反などの金融犯罪リスクへの対応をグループ一体で推進しています。

中でも三菱UFJ銀行は、グループ最大規模の事業基盤を有する中核企業として、グローバル水準の金融犯罪対策を実践し、安全・安心な金融サービスの提供を支えています。今回は、その最前線で活躍する3人の次長にインタビューを実施。業務内容や仕事のやりがい、使命感などについて、それぞれの視点から語っていただきました。

  • グローバル金融犯罪対策部 オペレーションGr IT D&D (Design and Development) 次長
    對馬 晃自氏(つしま こうじ)
  • グローバル金融犯罪対策部 オペレーションGr HQs Tokyo 次長
    田中 正紀氏(たなか まさき)
  • グローバル金融犯罪対策部 テスティングGr 次長
    プルウォノ エディー氏

MUFGの金融犯罪対策を支える、業務とITの最前線

- 皆さんの部署では、どのような業務を担当されているのでしょうか。

對馬:MUFGでは、グループ全体で一貫したグローバル金融犯罪リスク管理の統制を定め、その実施を監督する組織としてMUFGグローバル金融犯罪対策部(GFCD)を設置しています。三菱UFJ銀行のグローバル金融犯罪対策部はこのグループ方針のもと、AML(アンチ・マネー・ローンダリング)や経済制裁対応をはじめとする金融犯罪対策について、ポリシー・業務プロセス・体制整備などを通じ、銀行全体のリスク管理を担っています。

そして私は、三菱UFJ銀行のグローバル金融犯罪対策を支えるITシステムを所管し、システムの要件定義・開発から運用・改善まで幅広く行い、金融犯罪対策業務やオペレーションの高度化を推進しています。対象は日本のみならず、欧米やアジアを含むグローバルな金融犯罪対策業務全般に渡ります。

金融犯罪対策の実務担当者とITの専門家をつなぎ、現場業務とIT技術の双方を理解しながら、課題やニーズを整理し、実現可能な形へ落とし込むことが求められます。金融規制や地政学リスク、AIをはじめとする技術の進化など変化の激しい環境の中、関係者と共に最適な解決策を描き、プロジェクトを動かしています。

田中:私はグローバル金融犯罪対策領域で、主に企画や要件定義などの上流工程を担当し、施策やシステムの構想立案、要件整理、関係者との合意形成、経営層の意思決定支援など幅広い業務に携わっています。金融犯罪の手口が高度化する中、専門部門が分析したリスクに対し「どのようなデータやシステムが必要か」を整理し、業務とITの両面から最適な形を企画しています。また、米国NYの本部と連携し、世界規模で金融犯罪対策の高度化に取り組んでいます。

エディー:私は当領域のテスティンググループに所属しています。いわゆるシステムテスターとは異なり、企画・構築された仕組みが意図どおりに機能しているかを独立した立場で検証しています。

金融犯罪対策は構築して終わりではなく、変化する社会情勢や犯罪手口に対応しながら継続的に強化しなくてはなりません。そのため、仕組みの設計と運用が有効に機能しているかを客観的に確認する「有効性検証」を行っています。当グループはシステムの有効性検証を行っており、例えば、システムに必要なデータが正しく連携されているか、検知ルールが適切に機能しているかなどを検証します。企画・構築・運用・検証のサイクルの中で、金融犯罪対策の実効性を支える最後の砦として、組織やシステムの信頼性向上に貢献しています。

 

金融の信頼を支え、世界規模の犯罪に挑み続ける

- この仕事を通じて得られる“やりがい”について教えていただけますか。

田中:大きく二つあって、一つはこの仕事が金融システムの信頼を支えていることです。お客さまが安心してサービスを利用できるのは、金融犯罪対策が適切に機能しているからこそ。私たちは専門担当者の判断を支えるデータやシステムの整備を通じて、金融システムの安全性向上に貢献しています。

もう一つは、グローバル規模で変革を推進できることです。現在は世界各地域で共通の業務プロセスやシステムの導入を進めていますが、国や地域で法律や規制、業務実施体制など事情は異なります。そのため、単にグローバル共通の業務プロセスやシステムを押し付けるのではなく、また、現場からの要望を無条件に受け入れるのでもなく、事情や背景を理解したうえで最適な解決策を検討しています。私たちの役割は、一方的に方針を決めることではなく、関係者との対話を通じて納得感のある変革を実現することでもあります。多様なメンバーと協働しながらグローバルな変革を形にできるのも、この仕事の大きな魅力です。

對馬:一番のやりがいは、仕事の成果が三菱UFJ銀行という大きな組織を通じて、社会へ影響を与えられることでしょうか。自分たちの仕事が金融インフラを通じて社会全体を支えている実感があります。海外でもMUFGの存在感は大きく、自分たちの仕事が世界とつながっていることを実感できます。一方で責任も大きく、システム開発では小さな変更でも大きな影響を及ぼすことがあります。しかし多層的なチェック体制が整っているため、一人で責任を抱え込むことなく挑戦できるのはありがたいですね。

常に少し背伸びが必要な業務に挑戦する機会があり、1つのプロジェクトをやり遂げるたびに成長を実感できました。現在は、自分が経験してきた成長の機会を後輩たちにつないでいくことも大切な役割だと考えています。

エディー:現在の金融犯罪対策領域では「有効性検証」が重要なテーマです。体制を整備する段階から、その仕組みが本当に機能しているかを継続的に検証する段階へと移行しています。有効性検証には明確な正解がないので、自らリスクを特定し評価するリスクベース・アプローチが求められます。よって、自分たちで最適な方法を考えながら取り組める面白さがありますね。

またGFCDのテスティング業務では、顧客向けシステムからマネー・ローンダリング対策システムまで、金融犯罪対策全体を俯瞰して評価できます。幅広い知識や視点が求められる一方、全体最適を考えながら組織の実効性向上に貢献できる点に大きなやりがいを感じています。

多様なキャリアが集い、グローバル規模で挑戦できる

- なぜ三菱UFJ銀行を選ばれたのでしょうか。

田中:就職活動では「商売に関わる仕事がしたい」と、さまざまな業界や企業を調べました。当初は銀行に対して「堅い」「ルールに縛られている」という印象がありました。しかし三菱UFJ銀行の選考を受ける中で行員の方々と接すると、枠組みの中で創意工夫を重ねながら新しいことに挑戦している姿に驚いたのです。特に印象的だったのは、発想力が豊かで多様な価値観を持つ先輩方の存在でした。「この人たちと一緒に働きたい」という思いが高まり、入行の意思を固めました。

對馬:私が就職活動をしていた2002年ごろは、金融ビッグバンを経て業界が大きな転換期を迎えていた時期でした。決して追い風とは言えない環境でしたが、グローバルな舞台で働きたいという思いと、金融が経済を支える重要なインフラであるという認識から、この業界を志望しました。中でも都市銀行は、日本経済を支えながら世界で事業を展開していて、自分が挑戦したいフィールドと重なりました。銀行が旧来ビジネスからの脱却を迫られた時代に、変革の最前線に身を置き、その一員として挑戦したかったのです。

エディー:私は前職の大手SIerで約10年間、システム開発に携わりました。その中で、お客さまと近い立場で要件を検討する経験を通じ「なぜそのシステムが必要なのか」「どの課題を解決するのか」といった上流工程に関わる面白さを実感しました。また、インドネシア出身の私にとって“グローバル”は以前から大切なテーマでした。次のキャリアでは、事業会社で上流工程に携わることに加え、グローバルな環境で活躍できることが必須条件だったのです。前職で培った金融機関向けシステム開発の経験を生かせる金融業界を中心に転職先を検討する中、三菱UFJ銀行の圧倒的なグローバルネットワークに魅力を感じました。グローバルな環境と事業に近い立場で価値を生み出せる環境の両方を実現できると考え、入行を決意しました。

 

変化の先を見据え、自ら未来を切り拓く力が必要

- では、皆さんが一緒に働きたい人物像について具体的に教えてください。

田中:私の仕事は「何を実現するのか」そして「なぜそれが必要なのか」を考える、企画・上流工程が中心です。そのため、自ら問いを立てて考え、挑戦を楽しめる方と一緒に働きたいですね。また国内外の多様な関係者と協働するため、他者の意見を受け入れながら円滑にコミュニケーションを取ることも重要です。

よって高度なエンジニアリングスキルよりも、テクノロジーやツールを理解し、課題解決に活用できる力を重視します。入行いただく方には①テクノロジーへの知見 ②プロジェクトマネジメント ③企画・調整力 ④業務分析・業務設計力を期待しています。最初から全てを備えている必要はなく、何か1つ強みを持ち、新たな領域に挑戦しながら成長したいという意欲を持った方に仲間になっていただきたいです。

對馬:現在活躍中のメンバーに共通しているのは「好奇心」と「使命感」です。変化の激しい事業環境やテクノロジーの中では、新しいことに興味を持ち、自ら学び続ける姿勢が欠かせません。誰かに言われるのではなく、自ら先を見据えて行動できる方は、大きく成長できるでしょう。そして、難しい課題に直面しても諦めず、何とかやり遂げるという強い意志と使命感を持って取り組める方です。

エディー:テスティング業務では、システム仕様を理解したうえでテストを設計・実施し、あらゆる手法を用いて品質や有効性を評価します。ただ、扱うシステムは非常に多岐にわたるため、全てを完璧に理解することは現実的ではありません。そのため、必要な情報を自ら調べたり周囲に相談したりしながら理解を深める姿勢が大切です。また、学ぶことを楽しめる好奇心や、強い課題意識も求められます。システムの有効性やリスクを評価するだけでなく、自身のテスト手法や業務プロセスも継続的に見直し、改善を重ねながらより高い品質を追求できる方が活躍できます。

変化を原動力に、鉄壁を目指して金融犯罪対策に挑む ――最後に今後の目標を教えていただけますか。

田中:最終的には「鉄壁」と呼べる金融犯罪対策の実現を目指しています。規制で求められる水準を満たすだけでなく、我々が業界の新基準となるようなレベルを追求したい。実現は容易ではありませんが、グローバル標準化を土台に、今後はより高度でスピーディーに取り組んでいきたい。一つひとつの課題と真摯に向き合い、実効性の高い金融犯罪対策を実現したいです。

對馬:私自身は、過去には特定のゴールを見据えて仕事をしていた時期もありました。しかし、自分の想像力が追い付かないほど金融ビジネスやテクノロジーは常に変化し、時代ごとに求められるテーマも大きく変わってきたと実感します。だからこそ大切なのは、その時々で銀行として解決すべき課題を見極め、全力で向き合うことだと今では考えています。また、次の世代が挑戦し成果を出せる組織をつくることも、今の私の重要な役割です。メンバーが前向きに挑戦できる環境を整え、組織全体で成長していけるよう努めていきます。

エディー:当部署の業務には完成形がありません。システムやサービス、そして金融犯罪の手口が変化する中で、有効性検証の手法や観点も進化させる必要があります。そのため、理想的な有効性検証とは何かを常に考えながら、より効率的で効果的な検証のあり方を追求しています。私たちの役割は、リリースされたシステムや仕組みが本当に期待どおりに機能しているかを、第三者の立場から客観的に確認すること。品質と有効性を見極める“番人”として、変化を前向きに捉えながら改善を積み重ね、より強固な金融犯罪対策の実現に貢献したいですね。

求人情報

CHECK!

株式会社三菱UFJ銀行の求人情報を見る

株式会社三菱UFJ銀行が募集中の求人をご紹介します。

年収800万円以上、年収アップ率61.7%

ハイキャリアの転職に特化したコンサルタントが、最適なポストを提案します 

仕事のやりがいは何ですか?
今の仕事で満足な点と変えたい点はありますか?
あなたにとってのワークライフバランスとは?
パソナキャリアはあなたのキャリアを相談できるパートナーです。キャリアカウンセリングを通じてご経験・ご希望に応じた最適な求人情報をご案内します。