はたラボ

昨年と同じでもOK? ハズさないお歳暮選びのポイント

 

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そろそろ年の瀬。日頃お世話になっている相手に感謝の気持ちを表すために、お歳暮を贈ることはビジネスパーソンのマナーのひとつだ。しかし、いざお歳暮を贈るとなった時、何を選べばいいのか悩んでしまう人も少なくないだろう。

 

そんな疑問に、「ハズレがないのは長期保存が効くものや、賞味期限が長いもの」と教えてくれたのは、マナー講師の福山真由美さん。しかし、贈る相手が目上の人物なのか、同僚や友人なのかで、金額の目安が微妙に変わるなど、覚えておくべきポイントも多いという。

 

「身内や同僚、友人であれば3000円くらい、上司や取引先などには5000円くらいが金額の目安です。お中元も贈っている場合は、少し豪華にして、お中元の2~3割増の金額にするといいでしょう。お歳暮には1年間のお礼の意味もあるため、印象に残りやすいです」

 

3000~5000円くらいで、長期保存が効くか、賞味期限の長いもの……。すぐには思いつかないが、具体的には何を贈ればよいのだろうか。特に相手の好みが分からない場合は悩ましい問題だ。「これを贈れば間違いない」というものは?

 

「年末は大掃除などが控えているため、洗剤や掃除用品の詰め合わせは、安定して喜ばれます。長期保存も効くので、受け取る側ももらって困ることが少ないでしょう。タオルセットもよい選択です。相手の趣味嗜好を邪魔しない、ホテル仕様の真っ白なものを選びましょう。『自分のイメージカラーだから赤を』といったように、好みを押し付けるのは避けるべきです」

 

もらったお歳暮を自分で使わない場合でも、身内などに譲りやすいものは「もらって困る」といった事態にならないため、おすすめとのこと。

 

「上司には、ハムやビールが定番です。年末年始は親戚・家族と過ごす方も多く、その際に重宝されるでしょう。特にビールは、相手が会社であっても、小分けしやすく使い勝手のよいお歳暮です。部署の人数がはっきりしている場合は、それを想定した個数を目安に贈ると気配りや気遣いが伝わります。さらにお酒が飲めない人や、女性が多い職場に贈る場合は、100%果汁ジュースにするのもひとつの選択です」

 

毎年同じものを贈っている場合は、受け取る側がそれを期待しているケースもあり、同じものを送り続けるのもいい。お馴染みのアノCMのように、「ハムの人だ」と呼ばれるようになるのもアリだろう。

 

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最近はSNSなどで受け取ったものを、写真にアップする人も増えている。福山さんによれば「具材の種類が豊富な鍋ものセットや、産地直送フルーツの盛り合わせなどは、見た目がカラフルで目立つため、喜ばれる傾向にある」とのこと。逆に、お歳暮で贈ってはいけないものもあるのだろうか?

 

「新年を迎えるための贈り物なので、黒っぽいものは避けたほうがよいでしょう。ただし、『お正月の準備にお使いください』という意味で、黒豆や昆布を贈るのはOKです。靴や靴下のような足元にまつわるものは『相手を踏みつける』という意味になるため避けましょう。意外なところでは、万年筆のような文具は『勉強しなさい』という意味になり、上から目線の印象を与えてしまうこともあります」

 

最近は持参して渡すよりも、デパートやネットショップから発送するのが一般的だが、福山さんは「さらにワンランク上を目指すなら」とアドバイスをくれた。

 

「ひと手間加えて、手書きのハガキで『季節のご挨拶に、こころばかりの品を贈らせていただきました。今年もお世話になりました』と挨拶状を出すと、心遣いがより伝わります。また、デパートに持参すれば同送してくれる場合もあります」

 

お歳暮を贈る時期の目安は、「お互い忙しい時期でもあるため、12月20日前後まで」と福山さん。準備がまだの人は、ちょっと急いだ方がよさそうだ。「お歳暮は元々、お正月に先祖の霊を迎えるためのお供え物として、本家に里帰りする際に持ち寄ったもの」(福山さん)。商品や値段、時期よりも重要なのは、相手への気配りや心遣いのようだ。

 

(黒宮 丈治)

 

<取材協力>

マナー講師・パーソナルスタイリスト 福山真由美

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