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管理職が転職で求められるスキルとは?スキルを棚卸しする方法も分かりやすく紹介!

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管理職として転職を検討しているものの、「企業からどのようなスキルを求められるのか分からない」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に管理職は企業によって役割が大きく異なるため、スキルの伝え方が難しい傾向にあります。だからこそ、現職で習得したスキルを丁寧に言語化し、応募先企業ごとにアピール内容を考えておく必要があるでしょう。
そこで今回は、「管理職に求められる主なスキル」や「管理職がスキルを棚卸しする方法」などについて分かりやすく解説します。また、「応募先から求められるスキル」を把握する方法についても紹介しますので、参考にしてみてください。

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管理職の主な役割とは?

管理職に必要なスキルは、管理職の役割から逆算して考えるとおのずと見えてきます。そこで本章では、管理職が担う「4つ」の役割について解説します。

(1)目標設定とフィードバック

管理職は企業全体の業績拡大に向けて、「自組織の目標」を達成することを目指す役職です。そのため、管理職は部署全体の目標を立てたうえで、部下一人ひとりの最適な個人目標設定を指導する役割を持っています。また、定期的に部下の進捗を振り返り、評価やフィードバックを実施することも重要な役目です。部下の強みやキャリアビジョンを踏まえてフィードバックすることで、部下の動機づけ、目標達成に向けての行動を後押しします

(2)部下の育成と指導

組織目標を達成するには、部下一人ひとりの成長が欠かせません。そのため、部下の能力開発に向け、育成や指導をするのも管理職の重要な仕事です。例えば、OJTを通じて専門的なスキルやノウハウを教示します。また、企業によってはプレイングマネージャーとして部下にお手本を見せ、部下の成長を促進する必要もあるでしょう。

(3)組織内の労務管理

部下一人ひとりのパフォーマンスを最大化できるよう、組織内の労務管理をするのも管理職の役目です。例えば、部下の健康やストレスを日々チェックしたり、勤務時間や残業時間を適正に管理したりします。近年はリモートワークで部下の意欲が低下してしまうケースも多いため、管理職の積極的な声がけや心くばりが欠かせません

(4)経営層と現場の橋渡し

管理職は経営層と現場をつなぐ存在として、経営層の意向を部下に伝える役目もあります。例えば、経営方針の内容をかみ砕いて部下に説明したり、企業理念に沿った行動を促したりするのも重要な役割です。また、逆に部下からの意見を上層部に伝え、人事制度や経営戦略の改善に向けて働きかけることも必要でしょう。管理職が上層部と現場をうまく橋渡しすることで、組織全体の一体感が生まれ、企業としてさらなる成長を実現できます。

管理職が求められる主なスキルとは?

管理職は選考において、企業からどのようなスキルを求められることが多いのでしょうか。ここでは、管理職が転職の際に必要とされる代表的な「5つ」のスキルを紹介します。

(1)対人関係スキル

対人関係スキルは、管理職にとってすべての基本となるスキルです。というのも、管理職は普段の業務で経営層や部下、他部署のマネジメント層、人事、クライアントといったさまざまな人とコミュニケーションを取ります。その際、相手の言葉を傾聴し、相手の気持ちを理解したうえで質問や発言ができる能力は不可欠だからです。対人関係スキルの高い管理職は、部下とのやり取りも円滑になるため、強固なチームワークを築きやすいでしょう。

(2)業務遂行スキル

業務遂行スキルとは、テクニカルスキルとも呼ばれ、業務に必要な専門スキルのことをいいます。例えば、営業職なら「商材の知識」や「クロージングのスキル」、「顧客の事業モデルを理解する力」などが必要です。近年は人材不足の影響で、管理職が管理業務に専念することは少なく、プレイングマネージャーとして成果を求められる場合もあります。その意味で、管掌する職種・分野の業務遂行スキルはある程度備えておくことが肝心です。

(3)コーチングスキル

コーチングスキルとは、部下と対話を重ね、目標達成に向けて動機づける能力を指します。具体的には、部下の悩みを傾聴し、課題を発見できるよう質問や助言をするスキルです。コーチングスキルは、ノウハウを一方的に教える「ティーチングスキル」と異なり、部下の自律性を育てることが本質といえます。コーチングスキルの高い管理職は部下の潜在的な意欲を引き出し、パフォーマンスを高められるので、企業から重宝されやすいのです。

(4)アセスメントスキル

アセスメントスキルとは、部下一人ひとりの適性を見抜き、評価する能力のことです。アセスメントスキルの高い管理職は、部下の適性を理解したうえで、最適な目標を設定したり、仕事を割り振ったりできます。結果的に人材が適正に配置されるため、組織全体の成果アップにもつなげられるのです。近年は人材不足で「いかに限られた人材を有効活用するか」が企業の課題だからこそ、管理職には特にアセスメントスキルが求められています。

(5)課題解決スキル

課題解決スキルとは、組織内の課題を発見し、解決策を企画・実行する能力のことです。例えば、生産性が高くなるよう業務フローを改善したり、新しいツールを選定して業務に取り入れたりする能力を指します。特に近年は社会の変化が激しく、前例主義の組織では時代に取り残されてしまう可能性が高いです。だからこそ、管理職には課題解決スキルを発揮し、業務の効率化や改善を目的とした省人化、新規事業の発案などに取り組む姿勢が求められています。

管理職がスキルを棚卸しする方法とは?

過去の業務内容や実績を振り返り、自分のスキルをあらためて整理することを「スキルの棚卸し」といいます。管理職は企業から求められるスキルが多岐にわたるため、選考でアピールしやすいようスキルの棚卸しをしておくことが大切です。ここでは、管理職がスキルの棚卸しをする際の方法を、「4つ」のステップで解説します。

STEP1:日々の業務内容を書き出す

まずは、普段対応している業務内容を一つひとつ書き出す作業から始めます。例えば、「部下との1on1ミーティング」「経営層との定例会議」「部下の商談に同行」などが挙げられるでしょう。また、自身のテクニカルスキルを把握したい場合は、管理職時代だけではなくプレイヤー時代の業務も振り返って列挙しておくことが大切です。

STEP2:それぞれに実績と姿勢を書く

続いては業務内容それぞれに、「実績」と「取り組む姿勢」を書いていきます。例えば、「部下の商談に同行」であれば、「過去同行した案件で20件の受注を獲得(実績)」「部下主導で商談させて自分はサポートに徹する(姿勢)」といった内容です。業務を具体的に振り返ることで、自分の強みやマネジメントスタイルも見えてきます

STEP3:各経験から学んだこと・身についたことを書く

次はそれぞれの業務内容において、「学んだこと」や「身についたこと」を書いていきましょう。例えば、「部下との1on1ミーティング」であれば、「一方的に指示するよりも、部下の話を傾聴し、本人の自律性を育てることが大事だと学んだ」「部下の適性に沿って動機づけられるコーチングスキルが身についた」といった具合です。

STEP4:アピールできるよう整理する

最後に、STEP1~3で列挙した内容を整理して1枚の紙にまとめておきます。すると、業務内容それぞれのエピソードとともに、習得したスキルをスムーズに話せるようになるでしょう。管理職に求められるスキルは企業の規模や経営状況などによっても違うため、応募先企業ごとにアピールするスキルを柔軟に変えることも大切です。

管理職が「転職先で必要なスキル」を把握する方法とは?

管理職に求められるスキルは、企業によって大きく異なります。管理職はどのようにして、応募先企業で求められるスキルを把握すればよいのでしょうか。ここでは、必要なスキルを知るための主な方法を2つ紹介します。

求人の内容を細かく読み込む

求人の各項目を細かく読み込むことで、求められるスキルをある程度把握することが可能です。例えば、「応募資格」には必須スキルや歓迎スキル、「仕事内容」には業務の種類や管掌範囲、「募集背景」には任される役割などが書かれています。こうした情報をもとに、「プレイングマネージャーだから業務遂行スキルが特に必要だろう」「部署の人数が多いため、コーチングスキルは重宝されるはず」のように判断することもできるでしょう。

転職エージェントから情報を得る

求人の内容だけでは、経営層の考え方や社風、部署内の人間関係までは把握できないのが実情です。そのため、転職エージェントを活用し、応募先の詳しい情報を教えてもらうのも一つの方法でしょう。転職エージェントは企業と頻繁にやり取りしているため、「新しい人材に求めるスキル」や「一緒に働く部下の特徴」などの細かい情報まで把握しています。こうした情報を事前に得ることで、選考でも最適なスキルをアピールできるでしょう。

まとめ

管理職が転職で適切にスキルをアピールするためには、自身のスキルを事前に棚卸しし、言語化しておくことが大切です。加えて、「応募先で求められる役割」についても理解しておくことで、各企業の特徴に応じて柔軟にスキルをアピールできるでしょう。応募先から必要とされるスキルに関しては、求人の内容だけで把握するのが難しいケースもあります。そのため、転職エージェントを活用し、詳しい情報を得ることも有効です。

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