【職務内容】■CAR-T細胞等の遺伝子細胞治療薬の創薬研究を遂行する。一連のフローとしては,標的探索,CAR構造の設計・最適化,T細胞等へのCAR遺伝子導入,そして,CAR-T等細胞産物のin vitroでの評価を経て,in vivoへの薬効試験へと進める。■特に,CAR構造の設計・最適化に関しては,分子生物学・遺伝子工学的手法を用いてライブラリー等を構築し,多様なパラメータを測定できるin vitroアッセイ系を構築し,最適のCAR-T細胞等を表現型スクリーニングにて同定する。このスクリーニングは,wet(実験)とdry(in silico)の双方のアプローチで実施する。■あるいは,CAR-T細胞等のプロセス開発研究を遂行する。具体的には,目指す医薬品のプロファイル(TPP)から,QTTP (quality target product profile)とCQA (critical quality attribute)を設定する。次に,CQAを保証すべき,CPP (critical process parameter)をDoE (design of experiment)等の手法で決定し,そのDS (design space)を設定する。CPPがDS内に収まるかをモニターし,コントロールするPAT (process analytical technology)等のIPC (in process control)システムを導入し,プロセス開発検証を行う。