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<目次>
2020年3月時点では求人企業数の大幅な低下は見られませんでしたが、4月に入ると減少傾向が見えはじめ、4月下旬時点で減少幅は3月を超える結果となりました。
しかし、比率としては大多数の企業の採用意欲はコロナ禍以前と変わらず、衰えていない状況だと考えられます。また、採用企業では、従来実施していなかったWEB面接なども積極的に取り入れており、転職希望者にとっての利便性が向上している状況にあります。
求人数も求人企業数と同様に、2020年3月時点では大幅な求人数の低下は見られませんでしたが、4月に入ると減少傾向が見えはじめ、4月下旬時点での減少幅は3月を超えていました。
新規求人数についても鈍化傾向が見られるものの、継続的に一定規模の新規求人があるため、積極的な採用活動を行っている企業は多い状況です。
前述の通り、全体的には求人数が減少傾向にはあるものの、積極的に採用活動を行っている意欲的な企業も存在しています。減少傾向は転職市場全ての業種や職種に共通したトレンドではなく、それぞれのマーケットごとにトレンドが大きく異なっています。
2020年5月現在、「コンサルティング業界、IT業界、メディカル業界」では求人数の減少幅が比較的に小さく好調な状況だと言えます。一方で、求人数の減少幅の大きい業種は「サービス業」となっています。
また、政府の「緊急事態宣言」発令の前後では製造業での求人数が減少傾向にありましたが、現在は一段落している状況です。
職種別に目を移してみると、IT技術者の求人は堅調です。5G対応やDX推進の大きな流れはコロナ禍でも変わらず、パソナキャリアでもIT技術者の求人は昨対117%となっています。同様に比較的影響を受けにくいのが、ハイキャリア求人です。通常時通り、もしくはそれ以上に事業や経営課題解決をリードする人材が必要不可欠となっているためです。
一方で、減少傾向が見て取れるのが「営業、管理部門の求人」ですが、業種や細かな職種の内訳によってはトレンドが異なる場合もあります。
その他、エリア別にみると近畿地方、企業規模別では従業員数1,000名以上の規模感の企業などは求人数が堅調に推移しています。
この状況下でも採用活動を続けている企業は一定数あります。強い財政基盤を有し、以前と変わらずに中途採用に力を入れている企業や、外的要因に左右されず増員・欠員補充などの高い採用意欲がある企業などです。さらには、競合他社が採用を抑制している今が採用のチャンスと捉えて、戦略的に攻めの採用活動を行っている企業などもあります。
求人数が大幅に減っていない業種・職種については、ご自身のタイミングを優先して転職活動を始めることをオススメしています。以前は業務に追われてなかなか転職活動の時間が取れなかったものの、リモートワークで時間に余裕のある今だからこそこれからのキャリアについて考えることができて、活動を始められたという方もいらっしゃいます。
求人数が減少している業種・職種への転職を希望されている場合も、ご自身のキャリアの棚卸しをしたり、応募書類をあらかじめ作成したりしておくと、いざ活動を本格化する際にスムーズに転職活動を始めることができるでしょう。これからの市場感や書類作成について転職エージェントに話を聞いておくというのもオススメです。
パソナキャリアでは面談はWEBや電話で行い、メールやLINEでもサポートさせていただいておりますので、ご安心ください。
2020年5月現在、企業面接も基本的にはWEBで行われるようになっております(場合によっては最終面接のみ事態の終息後に対面で対応するというケースが多くなっています)。不安に感じることがございましたら、実施時期や面接形式について企業と調整いたしますので、いつでもご相談ください。
転職はご自身にとって大事なライフイベントです。企業や求人との出会いのタイミングもありますので、まずはWEBや電話で転職エージェントから最新の転職動向を聞いて情報を積極的に収集しておくと良いでしょう。
新型コロナウイルスの終息時期は、未だに分からない状況です。
もちろん、終息後に求人を出す企業はありますが、反対に欠員補充や事業強化などコロナ禍の今、求人を強化している企業もございます。
例として、現在ウイルスから身を守るために「免疫力を高めたい」といった健康への意識が高まっています。ヘルスケア商材を扱っている企業では、健康需要の増加から販売網を拡大するための営業人員の増員、外出自粛要請により対面での販売が減っているのでECサイトを使いやすくするためのIT技術者の増員、ECサイトから購入されるお客様をサポートするカスタマーサービスの人員強化などが考えられます。
また新型コロナウイルスをきっかけに仕事内容や個人の価値観が変化し、キャリアを見直す方もいらっしゃいます。そうした転職予備軍の方々が新型コロナウイルス終息後に一気に活動を始めると転職競争が激化することも予想されるため、早々に準備しておいた方が有利と言えます。
WEB面接とはインターネット経由で、PCの画面越しで行う面接のことです。
主にZoom、Microsoft Teams、Whereby、Google Meetなどが使われています。PCとインターネット回線さえあれば、WEB面接で利用するツールをインストールしておくだけで面接を受けることができます。PCがない場合でも、アプリをダウンロードしてタブレットやスマホで面接をするケースも多いです。PCの場合は、インターネットの回線速度に注意が必要で、高速で途切れにくい光ファイバーなどの固定回線の方が望ましいです。
現職でリモートワーク勤務中であれば、積極的にオンラインMTGを行い、ツールの使い方やコツをつかんでおくと良いでしょう。
対面式で相手の表情を見ながら面接を行うことができるため、WEB面接は急速に普及しています。しかし、環境面で従来の対面式の面接とは異なる点も多く、WEB面接ならではの注意点が大きく2つあります。それは「見え方(映像)」と「聞こえ方(音声)」です。
まず「見え方」について、部屋は明るい方が良いでしょう。カメラのレンズを通すと全体が暗く映りがちなので、逆光などにも注意が必要です。また後ろに映り込むものが面接の場に不適切ではないかも確認しましょう。服装はラフになりすぎないように、コントラストの効いた服(紺や黒のスーツに白いワイシャツなど)がオススメです。相手側から顔がハッキリと映ります。
カメラの位置を目線の高さに合わせることも重要です。ただ机の上にPCやスマホを置くだけだと伏し目がちに映り、暗い印象になってしまいます。机の上に本を重ね、その上にPCを置くなどして高さを調整しましょう。面接中は画面ではなくカメラを見ながら、受け答えをすることも忘れずに。また、相手に表示されるツールのIDやアカウント名はビジネスでの利用に適したものにしておきましょう。
次に「聞こえ方」についてです。マイクが不要な雑音を拾うことのないように、落ち着ける静かな場所を用意しましょう。画面越しだと、直接対面するよりも感情が伝わりにくいため、表情やリアクションは普段よりも大きく、声は抑揚をつけてワントーン高くすることを意識してみてください。
また、急に音声が途絶えるなどのトラブルに備えて「現在、音が聞こえておりません」という紙を手元に準備し、音が聞こえない際に意思表示する手段を持っておくと安心です。
最後に、WEB面接は慣れも必要です。面接はただでさえ緊張するものなので、安心して臨めるよう、事前に試してみることをオススメしています。パソナキャリアではWEB面接の個別面接対策も行っていますので、ぜひ担当アドバイザーにご相談ください。
新型コロナウイルスの影響を受け、世の中全体がなんとなく沈んでいるような印象を持っている方も多いようですが、全ての企業が採用を控えているわけではありません。今、積極採用をしている企業は、前向きな理由で企業活動を行っていると考えられます。新型コロナウイルスの終息が予測できない中で転職活動をするべきかどうか、迷われている方はまずは転職市場や情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。非公開求人も多数あるため、もしご不明な点やご質問などありましたらお気軽にパソナキャリアのキャリアアドバイザーまでご相談ください。
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