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会社のトイレで昼寝が横行?仕事中にウトウトしない睡眠習慣

会社のトイレで昼寝が横行?仕事中にウトウトしない睡眠習慣

午後2時ごろ、ふとトイレに立ち寄ると、男性トイレの個室が全部使用中なんてシーンに出くわしたことはないだろうか。しばらく待ってみても、誰も出てこない。これって絶対、なかで寝ているよね……(苦笑)。

トイレでの昼寝は褒められたものではないが、仕事中の睡魔に襲わる経験は誰にでもあるはず。就業中に眠くならないようにするには、一体どうすればいいのだろうか。『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)の著者であり、快眠セラピストの三橋美穂さんに、昼間に眠くならない睡眠習慣について話を伺った。

「そもそも、みなさんは睡眠時間を確保できているでしょうか。睡眠不足であれば眠いのは当たり前。デキるビジネスマンは、自分のベストパフォーマンスが出せる睡眠時間を知っているものです。20〜30代は6〜7時間の睡眠が必要といわれています。また、眠るまでには10〜20分が必要なので、その余裕を持ってベッドに入るようにしてください」

とはいえ、忙しいビジネスパーソンは、仕事が立て込んでいたり飲み会に参加したりして、深夜1時に帰宅……なんてこともある。やはり4〜5時間だと睡眠時間が足りないのだろうか?

「必要な睡眠時間は、疲労回復に必要な成長ホルモンの分泌に関係します。これは、就寝直後の3時間に深い睡眠をとることでまとめて分泌されますから、もちろんその3時間だけ眠ればいいわけではありません。分泌された成長ホルモンが体中をめぐる時間が必要なので、最低でも合計6時間は眠らないと疲れがとれず、翌日も眠くなってしまいます。また、記憶を整理するレム睡眠は睡眠後半に増えるため、睡眠が短すぎると頭がスッキリしないのです」

ただ、早めにベッドに入ったものの、なかなか寝付けないこともある。寝付きを良くするにはどうすれば……。

「就寝前にスローテンポな音楽を聞くと、呼吸のリズムが整って寝付きがよくなります。鳥の声、川のせせらぎなど、自然音が含まれる音楽を選ぶといいでしょう。また、就寝前の1時間には部屋の照明を暗くしておくことで、体が眠りの準備に入ります。夕日のようなオレンジ色の光はリラックス効果があるので、おすすめですよ」

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理想の睡眠習慣はよくわかったが、実践できるか自信のほどは微妙かも……。6〜7時間の睡眠時間を確保しようと思ったら、遅くとも0時くらいにはベッドに入らないといけない。深夜番組を見たりスマホをダラダラいじったり、そういった習慣を改める必要がありそうだ。

「『とにかく寝る』と決意して、0時になったらすべてをストップしましょう。こういった習慣や意思決定によって、限られた時間で物事を取捨選択する判断力も身に付きます。今までの意識の延長線上で物事に取り組むと、多少効果があってもそこそこになってしまうので、これを期に抜本的に変える強い意志をもってください。睡眠習慣を変えると、睡眠も人生も質がぐーんと上がりますよ!」

「睡眠は器を大きくするもの」と、三橋さん。睡眠をおそろかにすると器が小さくなり、どれだけ努力しても小さい器に見合った成果しか出ないという。デキるビジネスパーソンへの第一歩は、自分の睡眠時間をマネジメントすることから始まるのかもしれない。

 

(朽木誠一郎/ノオト)

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