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面接に向けて、日頃から準備・意識すること

面接に向けて、日頃から準備・意識すること

「面接もまだ決まっていない中ではありますが……何か準備することはありますか?」と面談の際にご相談を受けることがあります。まだ始まったばかりの転職活動、でも事前に事前に準備できる事は出来る限り準備しておきたい。それはとても自然なお気持ちかと思います。面接ではたいてい1時間前後で、ご自分をPRしなければなりません。短時間で的確に伝えたいことを伝え、かつ良い印象を持ってもらうにはどうすればいいのでしょうか?私たち転職エージェントが日頃から面接対策等を通じ、よくアドバイスしている項目をお伝えします。

日頃からの会話の癖を意識してみましょう。

人と話すことは苦手ではありません。そうおっしゃる方でも必ずしも会話の癖は様々なところに現れます。日々のご自身の会話する姿を振り返り、また会話している際にも少し意識をしてみましょう。

営業職のようにお客さんとの商談や打ち合わせが多い職種でも、複数の人から一方的に視線が集まることはなかなか無いかと思います。また、プレゼンテーションのように一方的に話す訳ではなく、あくまでも面接官との対話の場が、面接です。

面接の場で気を付けたい事は、まずは当然相手の目をしっかり見てお話すること、相手が複数であればしっかりと全員に目配せをすることは必須です。
人によっては考え事をしたり言葉に詰まった際に、斜め上を見たり下を見たり、知らず知らずとっている行動もあると思います。
座り姿勢で背筋は伸びていますか?話すときに無意識に口に手を当てていませんか?決まったフレーズを繰り返していませんか?
また、会話や姿勢の癖は直前でなかなか治るものではありません。日頃の会話をご自身でも意識し、時には人からどのように見えているのかを思い切って聞いてみるのも良いかもしれません。

話す内容には「タイトル」をつけましょう。

「結論からご回答下さい。」というアドバイスは面接対策においてによく耳にするかと思います。では何故結論からの回答が良いのでしょうか?

面接官からの質問に対する回答で大切な事は、内容の説得力はもちろんですが、何より"印象に残る事"です。
しかしながら、予め事前準備をしているとどうしても回答は文章になりがちです。また日本語の特徴として、語順で結論が最後に来ることは、ご存じかと思います。
例えば「あなたの強みは?」という質問に対して、「私は○○を何年経験し、そこで○○の業務を……」という回答をした場合、質問者としては、その最後に来るであろう"キーワード"を探すために、最後まで集中して聞き耳を立てなくてはなりません。これでは正直あまり印象に残らず、また最後にキーワードが分かったところで、前半のエピソードの印象が薄れてしまいます。
意識していただくべきは、「簡潔」に答える事、またはまず「単語」で思い浮かべるのも良いかと思います。回答としては「私の強みは○○です。(一言)なぜなら……(背景としては……)」という語順がいいでしょう。面接官としても最初に"タイトル"となるキーワードを置いて、その後安心して、理由や詳細を聞く事ができます。
面接官がもし手元にメモでも持っていれば、書きとめておきやすく、相手目線に立ったコミュニケーションと言えるかと思います。

具体的に話す、とは?

結論から話す事に次いで、「具体的に話す」というスキルは非常に重要です。ではどのように伝えることが果たして"具体的"と言えるのでしょうか。

日頃の会話で、「大きい・小さい」「多い・少ない」等、程度や量を表す形容詞をよく使っているかと思います。これはあくまで自分自身の基準で「大きい」「少ない」等の判断をし、表現しているにすぎません。
日頃話す相手が良く自分を知った仲の方であれば、曖昧な表現でもそのニュアンスや温度感は伝わるかもしれません。しかし、面接でお会いする面接官の方はもちろん初対面の人物です。日頃の自分の中での基準や常識が通用しない分、より客観的な情報を用いて、相手にイメージを伝える必要があります。
その時に有効なのが、定量的に数字や比較対象を用いて説明することです。例えば、このような例が挙げられます。

社内成績を自己PRで伝える場合「トップ3に入りました」と「200名中のトップ3に入りました」では重みが違ってきます。また「営業実績の達成率90%」と未達成と見られがちなところを「営業実績90%です。営業社員は50名で社内平均は75%前後です」も随分と印象が変わると思います。(これは職務経歴書作成の際にも非常に有効です。)
数値等の尺度があれば分かりやすいですが、日頃持っている自分の中での基準やイメージを取り払い、数字以外の面でも相手目線に立ったイメージしやすい言葉選びを意識してみましょう。

いかがでしょうか?読んで頂いて分かるように、日常の仕事ではある意味常識的なことです。上司の方への報告、プレゼンの際のPR、お客様への提案等々、知らず知らずに意識している事は多々あるのではないでしょうか。あくまで上記でお伝えしているのは"テクニック"に過ぎません。これらを駆使して、面接官の方々との円滑なコミュニケーションを図り、いかに心の距離を近づけるかという事が何より重要ではないかと思います。日頃のマナーや自身のビジネススキル向上も兼ねて、面接対策を含めて今一度、日頃のご自身の対応を見直してみましょう。

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