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【一次面接のポイントと対策】第一印象とビジネスマナーに要注意

【一次面接のポイントと対策】第一印象とビジネスマナーに要注意

一次面接は書類選考から一歩前進し、転職希望先の会社の人と初めて顔を合わせる重要な場です。履歴書や職務経歴書に書かれた内容の信憑性を確認されるだけでなく、ビジネスマナーなど社会人としての基本事項が身に付いているかどうかについても見られます。では、面接官は具体的に、転職希望者のどのような点を評価して合格・不合格を決めているのでしょうか。一次面接の目的やポイントをしっかりと押さえて対策を立てておきましょう。

一次面接で見られているのは基本事項

書類選考を通過すると、一次面接に呼ばれます。一次面接の面接官を務めるのは、人事部の採用担当者や配属予定となる部署の社員などが一般的です。そのため、深く掘り下げた質問をされるというよりは、履歴書や職務経歴書に書かれている内容の確認や転職理由、今後のキャリアプランといった基本事項を中心に聞かれることがほとんどです。

一次面接で面接官がまずチェックするのは、「最低限、社会人として備えておいてほしい振舞い方・スキルが備わっているかどうか」です。挨拶や言葉遣い、自然な笑顔、髪型や服装などの身だしなみのほか、仕事に対する意欲、即戦力として働けるかどうかなども見ています。

一次面接で次に重要なのは、「会話のキャッチボールがスムーズに続くこと」です。相手の目を見て、理知的で論理的な会話を心掛けましょう。面接官の発言を遮るような言動は避け、ひとつの質問から会話が盛り上がり、自然に次の質問へとつながるような回答をするのがベストです。

一次面接は第一印象が勝負

一次面接を通過するには、見た目が与える第一印象も重要なポイントです。限られた時間のなかで好印象を与えるために気をつけておきたい点をご紹介します。

●挨拶、言葉遣い

面接では、最初のひと言が大切です。明るくハキハキとした受け答えができる人は、前向きで積極的な印象を与えられます。質問に回答するときはもちろん、面接会場に入室する際の「失礼します」「よろしくお願いします」などの挨拶も元気よく行いましょう。
また、言葉遣いが悪いと、面接官に良くない印象を与えてしまいます。話し方には十分に気をつけ、相手に興味をもって聞いてもらえるような工夫をしましょう。質問に対して的確に回答できたとしても、自分の話に耳を傾けてもらえなければ意味がありません。

●身だしなみ

身だしなみは、社会人であれば基本中の基本。シワのあるスーツや、ボサボサの髪型は不衛生でだらしない印象を与えてしまいます。清潔感を意識し、身だしなみを整えたうえで面接に臨みましょう。
また、転職の場合は必ずしもリクルートスーツを着なければならないというわけではなく、応募する業種や職種に合ったスーツやジャケットを着用するのが良いでしょう。

●笑顔、雰囲気

面接官は、応募者が自社の社員とうまくやっていけるか、話しやすい雰囲気かどうかについても一次面接で見極めています。口角を上げて自然な笑顔を心掛け、面接官とのやりとりでは明るい表情を見せましょう。

一次面接で不合格になりやすい理由

書類選考は通過するのに一次面接に合格しないという人は、不合格となりやすい共通点があります。以下の3点が自分に当てはまっていないかどうかを確認してみましょう。

●転職理由があいまい

中途採用の場合、面接で必ず聞かれるのが転職理由です。転職理由があいまいな人は、面接官に「ネガティブな理由だから答えられないのでは?」「うちの会社でもそうなるのでは?」と思われがちなため、不合格となってしまう可能性があります。
面接官が転職理由を聞くのは、自社で長く勤められるか、採用後すぐに辞めないかなどを確認するのが目的のひとつです。転職理由は具体的に答えられるように準備しておきましょう。

●求めている人材と一致しない

一次面接の面接官は応募者の履歴書や職務経歴書を見ながら、自社が求めている応募条件を満たしているか、即戦力として活躍できるスキルを持っているかなどを確認しています。そのため、前職で高い評価を得ていたとしても、企業が求める人材と一致しない場合は、一次面接で不合格になる可能性が高いでしょう。
また、企業のビジョンや会社の雰囲気に合わないと判断された場合も、一次面接を通過することは難しくなります。

●社会人としてのスキル不足

社会人として一定レベル以上のスキルをもっていない人は、一次面接を通過することは難しいでしょう。新卒採用では応募者のポテンシャルが重視されますが、中途採用の場合は、未経験者可と書かれている専門知識を求められていない求人であっても、仕事をするうえで最低限のスキルを身に付けていることは必須です。

一次面接で重視すべきポイントと対策

一次面接を通過するためには、基本事項をチェックしたうえで、あらかじめ対策を立てておくことが大切です。一次面接に臨む前に準備しておきたい点をまとめました。

●基本を重視して減点を避ける

一次面接を通過するためには、社会人として必要な基本事項をきちんと守り、減点を避けることを心掛けましょう。特に社会人としての経験を積んでいる転職者は、ビジネスマナーができていなかったり、コミュニケーション能力が低いと判断されたりすると、どんなに優れたキャリアを持っていても、マイナスポイントとなります。基本項目で減点が重なると二次面接に進める可能性は低くなると考えておきましょう。
一次面接を受ける前に、自分の第一印象や基本事項が守れているかを見直しておくことをおすすめします。

●会話のキャッチボールを重視する

面接で柔軟性のある会話のキャッチボールを心がけると、コミュニケーション能力のアピールにつながります。会話は社会人としての経験が現れやすい項目のひとつです。質問の表面的な意味だけでなく、面接官が知りたがっていることは何かを汲み取る姿勢を見せることで、「誠意のある、優れたコミュニケーション能力をもつ人材だ」と好印象を与えられるでしょう。
面接官との会話を盛り上げるには、企業研究を十分に行い、情報収集をしておくことが大切です。応募先企業に関する話題を用意しておくと、次の質問へとスムーズにつなげることができます。

●逆質問で自分をアピール

面接の最後には大抵、面接官から「何か質問はありますか?」と「逆質問」の機会が与えられます。その際は「特にありません」と回答するのではなく、応募先企業への興味の高さや自分の長所をアピールするチャンスと捉え、あらかじめいくつか質問を用意しておきましょう。質問の内容は、自身の姿勢が前向きであることを印象づけるようなものや、自分が働くことを相手がイメージできるようなものを用意しておくと好印象です。
たとえば、「私は業務改善に関して前職でも積極的に提案を行ってきたのですが、そうしたアイデアを提案できるような場はありますか?」などと質問すれば、仕事に対する強い意欲と前職で働いていたときの姿勢を伝えられます。

基本事項をしっかりと押さえて一次面接に臨みましょう

中途採用での一次面接は、社会人としてのビジネスマナーやスキルが身に付いている前提で進められます。職務経歴や志望動機が立派でも、基本事項ができていなければ減点につながり、不合格になる可能性が高くなります。ビジネスマナーや身だしなみは、鏡などを使って自分でチェックすることはもちろん、第三者に確認してもらうのも効果的です。 経歴やスキルのアピールだけでなく、企業研究や逆質問の準備もしっかりと行ったうえで一次面接に臨みましょう。

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