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経理の平均残業時間って多いの?繁忙期と閑散期の状況も解説

経理の平均残業時間って多いの?繁忙期と閑散期の状況も解説

経理の仕事をされている方の中には「経理の平均残業時間ってどれくらいなんだろう」「企業によって違いはあるのだろうか」など、残業について気になっている方もいるのではないでしょうか。
どんな職種・業種にも残業がともなうことはありますが、ご自身の今後のキャリアや働き方を考えると、残業がどのくらいあるのかは、重要な点だといえるでしょう。
今回は、経理の平均残業時間、繁忙期と閑散期での違い、業界による違いを解説します。ご自身の現在の業務の状況と重ね合わせてみて、今後のキャリア形成やご転職の参考にしてみてください。

パソナでは無料の転職サポートを行っております。経理のキャリアに関するご相談や転職市場の情報提供も可能ですので、お気軽にご相談ください。

経理の平均残業時間はどれくらいか?

基本的に経理は残業が少なめで、月平均20時間から30時間程度と言われています。もちろん会社の規模や部署体制、担当業務などによっても変わりますが、経理は日次・月次・年次で対応するスケジュールがおおよそ決まっています。そのため、自分の采配で業務量や残業時間を調整しやすく、工夫次第ではほとんど残業をせずに帰宅される方もいらっしゃるでしょう。
ただし、経理の仕事にも繁忙期と閑散期があります。繁忙期である月末や月初、決算期などは業務が集中しやすいので、残業するケースも多々見られます。経理は繁忙期と閑散期の業務量の差が大きいため、フレックス制度を導入している企業もあります。繁忙期と閑散期の業務量に合わせて勤務時間をコントロールできるようになれば、ワークライフバランスのとれた働き方もできるでしょう。

「繁忙期」と「閑散期」の経理の残業時間は?

経理の仕事には、繁忙期と閑散期があります。繁忙期は仕事が集中するため月次・年次ともに業務に追われますが、閑散期は比較的業務が落ち着くため、残業の心配はありません。以下は、繁忙期と閑散期の業務内容です。

繁忙期

月次
→月末・月初
月次業務があるため、月末から月初にかけては繁忙期にあたります。とくに月初は業務量が多く、月末締めの処理業務を行う必要があります。月次業務は、以下のとおりです。
・取引先からの入金確認
・前月末締めの売上や支出、請求書のチェック
・経費精算
・試算表、帳簿の締め切り
・月次決算書作成(月次報告)
・源泉所得税の納付(毎月10日) など
こうした業務を月初の第1〜第10営業日に行う他、給与計算を行っている場合は、給与の締め日から支払日まで多忙を極めます。
年次(3月決算の場合)
→3月~4月、12月

年度末から年度始めは、経理業務が集中します。とくに3〜4月は一年で一番忙しい時期ですし、上場企業の場合は6月の株主総会の時期まで忙しさが続くこともあります。

税理士法人やアウトソーサーなどで業務を請け負っている場合、12月は、年末調整関連の業務が集中するため、個々の作業が増えます。例えば、控除関連の書類を手配・回収したり、過不足分の精算を行ったり、賞与の支払い処理を行ったりします。
これらは平常業務と並行して行うため、繁忙期は残業が増える可能性があります。

閑散期

月次
→月の中旬
月末や月初は繁忙期にあたるため業務量は多いですが、月の中旬は比較的落ち着いています。
年次(3月決算の場合)
→8月~10月
7月までは慌ただしいですが、8月〜10月は1年のうち最も業務量が落ち着いています。勤務時間の調整や休暇の申請、繁忙期との業務量・業務時間を調整する方もいます。
なお、中間決算がある企業の場合、上半期の決算月(9月〜10月)も忙しいこともあります。

経理の仕事についてやキャリアアップに役立つ資格に関して、詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。経理に向いている人の特徴を自分と重ねてみて選考でのアピールにしたり、転職の際に資格をアピールしたり、転職の際の武器になるでしょう。

残業が多い企業の特徴とは

残業時間は企業規模によっても異なりますが、業界によっても差があります。売上処理や経費計算などを行う経理は、事業部を支えるサポート部隊です。そのため、経理の忙しさは事業部の忙しさに比例するでしょう。 経理のマンパワー不足や業務効率化が進んでいない企業に加え、企業や新規事業の立上げ等で業務フローを構築するフェーズでは業務負荷が高くなり、残業も増える事が想定されます。 この負荷を改善する為に中途採用を行う企業もありますし、業務フローの構築は経理としてのスキルアップにもつながりますので、大変な時期を乗り越える価値もあるかもしれませんね。

経理のキャリアや年収に関して、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

経理は比較的、残業が少ないといわれていますが、決してゼロではありません。繁忙期と閑散期では忙しさは異なるため、自身で業務量や勤務時間のコントロールを行うことが必要です。経理としてのキャリアや転職を考える上で、自身の現在の残業時間が適切なのか見直すことも必要でしょう。
企業規模や組織体制、業界の性質によって、残業時間は異なるため、残業する理由は妥当か、自分のペースで調整できるかなど、自分が納得できる働き方ができるか情報収集をするとよいでしょう。

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