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転勤を理由に退職できる?退職・転職するメリットとリスクを解説

転勤を理由に退職できる?退職・転職するメリットとリスクを解説

会社員として、辞令に従わなければならないと理解しつつも、転勤を告げられたことをきっかけに退職したいと思う人も多いのではないでしょうか。
転勤は、今までの生活を大きく変えなければなりません。
特に家族がいる場合は、難しい判断を迫られるかと思います。
 ここでは、転勤をきっかけに退職・転職するメリットとリスクを紹介します。
記事を参考の上、自分自身の納得できるキャリアの在り方を考えてみてください。

 

転勤を理由に退職を考えるのはよくあること

転勤を理由に退職するなんて「働いている企業に対して失礼なのではないか」責任感の強い人であれば、そう思い悩んでしまうかもしれません。
しかし、転勤の内示を受けたことをきっかけに転職を検討するという人は、非常に多く見られます。
 
就職活動のときは、全国どこでも転勤も辞さない思いで、がむしゃらに自己アピールしたものの、実際に転勤という事実が目の前に迫ると、二の足を踏んでしまうのは仕方がないことでしょう。
暮らし慣れた街を離れなければならず、新たな人間関係を構築しなければならないのは相当な労力が必要です。
また、家族がいる場合は、単身赴任にすべきか、家族全員で引っ越すべきかという問題もあります。
このように、転勤は自身のライフスタイルやキャリアに大きく影響する局面となりますので、このタイミングをきっかけに今後のキャリアを見直すことはいいことだといえるでしょう。

 

転勤を理由に退職・転職するメリット

転勤するか転職するか、どちらも人生において大きな選択になります。実際に転勤を理由に退職・転職した場合、どのようなことが起こりうるのでしょうか。
まずは、転勤を理由にした退職・転職による具体的なメリットをご紹介します。

転勤のストレスから解放される

退職して、転勤が発生しない企業に転職すれば、いつ転勤させられるかということに不安を抱き続ける必要がなくなり、大きな精神的ストレスから解放されます。
 自分の住みたい場所を自由に選び、長期間安定して住み続けるということもできるので、家族がいる人でも、安心して将来像を描けるはずです。
実際に転勤するかしないかにかかわらず、突然住む場所を変えなければならないという可能性があることが嫌だという人は、ストレスを抱えないためにも、転職することはメリットとなります。

新しいキャリアを築くきっかけにもなる

転勤が嫌だという理由で転職した場合でも、新しいキャリアを築くきっかけになります。
 今までの経験を活かしてキャリアアップ転職するのもいいですし、憧れの職種にキャリアチェンジ転職するのも良いでしょう。
不満を抱えたまま転勤し、以前の職場に戻るまで、消化試合のように過ごすことは、決して健全なことではありません。
このまま働き続けるよりも、理想とするキャリアを歩める可能性があることは、転職のポジティブな面といえます。

 

転勤を理由に退職・転職するリスク

転職を理由に退職・転職する場合のリスクもあります。退職・転職するメリットや、自分の価値観、状況を天秤にかけて、どうするのがベストなのか検討してみてください。

自己都合退職扱いになる

転勤を理由に退職した場合、会社都合ではなく自己都合による退職となります。
在籍する企業によっては、退職金の支給額が減額されてしまう場合があります。
また、自己都合の退職の場合は、失業保険が給付されるまでに最短で3ヵ月かかり、さらに受給期間も会社都合の場合に比べ、短くなってしまいます。
退職後の資金面は、会社都合の退職よりも苦しいものとなるので、計画的に転職しなければ金銭面に不安が生じてしまうかもしれません。

転職で条件が悪くなる可能性がある

転職活動によっては、今まで以上の待遇の企業に転職できるかもしれませんし、今までよりも条件が悪くなるかもしれません。世間の経済状況や社会環境、自分自身のスキルから、必ず今よりもいい条件の企業に転職できるというわけではありませんので、その点はしっかりと理解しておく必要があります。
このようなリスクがあることも考慮した上で、転職活動に臨むことをおすすめします。

 

転勤を理由に退職・転職する際の注意点

転勤を理由に退職・転職する場合、通常の転職活動とは異なる点にも配慮する必要があります。
退職・転職のタイミングや上司への伝え方、転職活動における心構えといった、知っておくべき退職・転職する際の注意点について紹介します。

転勤後すぐに退職・転職するのは避ける

転勤してすぐに退職・転職すると、会社に大きな迷惑をかけてしまいます。
転勤先での人員配置や今後の売上予測など、転勤は経営戦略にも関わる問題です。
また、引越し費用の援助や転勤手当など、直接的なコストも発生する場合が多くあります。
これらを無駄にすることは、責任ある社会人として避けるべきです。
そのため、転勤の内示を受けた段階で上司に相談するなど、転勤を受け入れる前に何らかの対処ができるよう努力したほうがいいでしょう。

冷静に転職活動する

転勤をきっかけに突然転職を考える場合は、早く次の企業を決めなければならないと、焦って転職活動をしてしまいがちです。
しかし、深く検討せず転職先を決めてしまうと、ミスマッチにより本来の実力を発揮できなかったりして、転職が失敗となる可能性が高まります。
そのため、どのような状態でも冷静さを忘れずに転職活動をしなければなりません。
求人情報や採用サイトをよく読み、リアルな情報は転職エージェントから仕入れたりするのもよいでしょう。
せっかく転職を決意したのですから、自分らしいキャリアを歩めるよう、納得できる企業を見つけたいものです。

上司には誠実に考えを伝える

転勤が嫌だから転職するというのは、よくある退職理由のひとつです。
しかし、「転勤したくないから会社を辞めます」と伝えることは、やめましょう。
その奥にある本当の理由、例えば「マイホームを購入したばかりで家族といっしょに暮らしたい」や「自分のキャリアを見つめ直して、新しい業界にチャレンジしたい」といった具体的な理由を、上司に誠実に伝えることをおすすめします。
 転勤は環境が大きく変わるものなので、真摯に伝えれば上司にも思いが伝わるはずです。

 

転職する際は冷静、ポジティブに

転勤が嫌だという理由で転職を検討することは問題ありません。
これからのキャリアを改めて見つめ直し、自分にぴったりのキャリアを描いていきましょう。
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パソナキャリアならではのリアルな情報も多数所有していますので、転職の際はお気軽にご相談ください。

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