スマートフォン版はこちら

仕事の人間関係が辛い。ストレスレベル別対処方法

human_relations1.png

厚生労働省が平成29年に実施した調査では、仕事の質や量、失敗などに並んで、職場での人間関係がうまくいかないことが、ストレス要因の上位に入るという結果が出ています。職場で何かしら人間関係に悩んだ経験を持つ方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、仕事で人間関係のどんなところにストレスを感じる要因があるのか、またストレスのレベル感について、具体的な対処方法などを紹介します。

仕事における人間関係は避けては通れないもの

多くの職種では、人間関係無くして仕事をすることは難しいでしょう。
しかし、色々な立場や考えの人が集まるのが職場。気持ち良く仕事をしたくても、人間関係で何かしらの問題や悩みを抱えることも多いです。

自分で改善しようと試みても、一緒に仕事をする相手や職場の環境もさまざまで、どうにもならずストレスが溜まる一方。退職理由として人間関係を挙げる人も少なくありません。

問題の本質はどこにあるのか。人それとも職場の雰囲気?

仕事の人間関係における問題の根本はどこにあるのでしょうか。
会社はいわば、さまざまな人たちの集合体。職場の雰囲気なのか、派閥や上下関係といった会社の文化・社風によることなのか、単純に馴染めないからなのか、また特定の人に対して苦手意識を持っているといったことなのか。
本質的な問題がどこにあるのかをまずは整理して考えてみましょう。

そもそも人付き合いが苦手

性格上、人付き合いが苦手な人もいます。内向的な性格だったり、人に合わせることが苦手だったり、またコミュニケーションを積極的に取るのが苦手という場合もあるでしょう。

しかし、仕事上そうとばかりも言ってはいられないですよね。強いストレスを感じながらも、どうにか仕事をこなしている人も多いのかもしれません。

仕事における人間関係の辛さ、ストレスはどのレベル?

20代後半から30代は、プロジェクトリーダーに任命されたり、社内異動があったり、立場や環境の変化が起きやすくなる時期。環境の変化によって人間関係も変わり、辛さやストレスを感じることも多くなります。
ストレスの感じ方は人それぞれですが、ストレスをそのままにしておくと、次第に蓄積してしまいます。
まずは、今のストレスがどのレベルなのかを調べてみましょう。

レベル1:職場の人間関係にイライラ、モヤモヤ、疲れる

いつも人間関係のことでイライラしたり、モヤモヤしてしまう。仕事に集中できず、精神的に疲れてしまう場合は、まずどこに原因があるのか探ってみましょう。
原因がわかれば、気晴らしの方法や対処の仕方が見つかるかもしれません。

レベル2:なんとかしたいのに、うまくいかない

なぜ人間関係がうまくいかないのかわからない。状況を理解し、良くなるように働きかけて努力しているのに、コミュニケーションがスムーズに取れない。仕事もうまくいかず、行き詰ってしまい辛く感じる。
そんな時は、一度冷静になってからこれまでとは違った視点から相手に働きかけてみてはいかがでしょうか。解決の糸口が見つかるかもしれません。

レベル3:仕事における人間関係が最悪、辛い、限界だと感じる

仕事をする上で、自分に対して、あるいはほかのスタッフに対しての接し方に、何らかのハラスメントを常々感じて辛い。ただの八つ当たりのように感じてしまい、理解できずそろそろ限界だ。このように感じている場合は、一人で抱え込まないこと。一度、周囲の人に相談してみましょう。
相談が難しい場合は、会社の人事や窓口に連絡して部署異動を希望するなど、対応を求めましょう。

レベル4:うんざり、どうでもいい、面倒くさい、無気力状態に

継続的に辛い状況が続き、うんざり、どうでもいい、面倒くさいなど、無気力な状況に陥ってしまっている場合は、思い切って休暇を取って、旅行に行き、仕事から自分を一度切り離してみましょう。

リフレッシュして、これも仕事と割り切れるのであれば、それも対処法の一つです。蓄積したストレスを一度リフレッシュしてから冷静に考える時間を取ることも必要です。

レベル5:職場に行けない、怖いと感じる

自分自身の気持ちをごまかし、我慢し続けていると、やがて病気になってしまう可能性もあります。
朝起きて、会社に行こうとすると足がすくんでしまう、頭痛や吐き気など体調に変化を感じるという場合は、無理をせず医療機関で治療を受ける、休職をするなど、自分自身の心と体を休めることが最優先です。

仕事の人間関係、うまくいく方法は?

「相手が変わってくれたらな」と何もせずに待っていても、状況が良くなることはありません。
「本来なら相手がこうするべきなのに」とも思ってしますが、状況を改善させるためには、まず自分から変わることが重要です。自分の変化を相手に見せて働きかけることで、相手の態度や対応を徐々に変えていけるかもしれません。

仕事だと割り切って、気にしすぎない

「本当はこう思っているんじゃないか」と深読みしたり、裏読みしたりせずに、仕事をしていく上で必要なコミュニケーションを中心に取るよう意識しましょう。

ある程度「仕事だから」と割りきって、気にしすぎないことで、気持ちが軽くなることもあります。仕事はしっかりとこなしつつも、それ以上何かを気にかけたり、気を回したりしないこと。

仕事に集中することで気分転換となり、気にし過ぎていた自分にふと気付けるかもしれません。また、対応が変われば、相手の態度も変わり、関係が改善されることもあるかもしれません。

相手の悪いところばかりに目を向けない

誰でも気に入らないことがあると、悪いところにばかり目がいってしまうものです。そうしたマイナスの観点から負のループに陥っていないかを思い返してみましょう。

一度悪い印象を持ってしまうと、全てが悪く見えてしまい、良いところを見つけることは難しいかもしれませんが、冷静になって視点を変えることで相手に対しての見方や思いが変化することもあります。

自分が改善すべきところについて考える

相手にばかり目がいきがちになっていますが、自分自身を見つめ直してみると、コミュニケーションの取り方など、改善するところがあるかもしれません。
人間関係は双方の問題で、どちらか片方だけに問題があるということは少ないです。
うまくいっている人との関係性を思い返し、相手にも応用できそうなことをピックアップして取り入れる、改善できそうなことから始めてみて、あとは悩み過ぎないようにしましょう。

職場の文化や雰囲気に馴染めない、合わない

会社は性別、年代、立場、価値観などがそれぞれ違う人たちの集合体です。
一方で、その企業の理念やサービス、ブランドに魅力を感じて働いている人たちという、ある意味、同じ目的をもった人が集まっていることが多いのも事実です。

職場の文化や雰囲気は、入社してからしばらく仕事をしてみないと見えてこない部分でもあります。
自分には合わないと感じた場合、自分自身が合わせていくのか、雰囲気を変えるための働きかけをしなければなりません。
どちらも難しい場合は、新しい環境を探したほうが良さそうです。

仕事における人間関係の悩みは、誰に相談すればいい?

仕事における人間関係の悩みは尽きないもの。「仕事だから割り切れ」と言われても、それができないから困っているのに…という人も多いでしょう。

そんな時は、誰かに相談することで、気持ちを理解してもらえたり、状況を変えるサポートをしてもらえたり、あるいは話をすることで自分の頭の中が整理されたりと、自分一人ではどうにもならなかったことが、好転していくこともあります。一人で抱え込まずに、まずは身近な人や信頼できる上司に相談してみてはいかがでしょうか。

気持ちを理解してほしいときは、親しい友人や家族

率直に今の気持ちや状況を打ち明けて理解してもらいたいのなら、親しい友人や家族に相談してみましょう。あなた自身を良く知るからこそ、話を聞いてくれて、気持ちを軽くしてくれるかもしれません。わかってくれている人がいるだけで、精神的にも楽になります。

状況を積極的に変えていくなら、上司や人事に

どうにもならない現在の状況をどうにか変えたい!積極的に変化を望むなら、人事や信頼できる上司に相談して、部署異動を検討してもらいましょう。
異動後は、新しく人間関係を築くことになりますが、今まで抱えていた悩みからは解放されるはずです。

組織によっては簡単には異動ができない場合もあります。その場合は、我慢して今の仕事を継続するのか、 新たな環境を求めて転職活動をするのか判断をしなければなりません。

「もう辞めたい」 転職も一つの解決策

「これ以上無理!」「努力したけれど、状況は変わらない」と思ったら、今の仕事や会社を離れるために、転職するのも解決策の一つです。

人間関係が面倒くさくない仕事はあるのか?

仕事である以上、職場での人間関係を築かなくてはなりません。
常に人間関係が、良好かつ円滑に進められる職場を見つけるのはなかなか難しいものです。しかし、同じ目標や価値観を持つ人が集まる会社であれば、目標達成に向けて人間関係を円滑に進めることができるかもしれません。

転職活動時は、企業に採用されるためだけではなく、自分自身も会社の雰囲気や文化をチェックしてより自分の価値観に合う企業を選ぶという視点が必要です。

企業の仕事内容や、文化をできる限り調べる

企業研究をする際に、気になる企業の経営方針や職務内容、スタッフの雰囲気など、求人票やコーポレートサイト、クチコミサイトなどを使ってできる限り、情報収集をしてください。
その情報を書き出して、自分がそこで働いているイメージができるのか想像してみましょう。

面接で聞かれる退職理由の伝え方

面接時に、退職理由を「人間関係の悪さ」として伝えてしまうと、「あなたに自身にも問題があるのではないか」「同じことがあった時に、すぐに辞めてしまうのではないか」といった悪印象を与えかねません。
伝え方によって印象は変わるものです。退職理由は前向きに捉えて答えることが大切です。
こちらの記事で、面接時に退職理由を問われた時の正しい答え方を解説していますので、しっかりポイントをつかんで面接に臨んでください。

より良い職場環境を目指して

転職をするなら、より良い職場環境を目指したいもの。そのためにはしっかりとした準備、情報収集や企業研究、面接対策などが重要です。

詳しい企業情報や、他の人から見た自分の見え方など、第三者視点からのアドバイスを受けたい方は、転職エージェントに登録をおすすめします。キャリアアドバイザーが面談を重ねながら、あなたに合った企業への転職を支援してくれます。

出典:厚生労働省 平成29年労働安全衛生調査(実態調査)