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面接で退職理由を聞かれた時の答え方 例文付きで解説

転職をするということは、当然のことながら、それまで勤めた企業を退職することを意味します。
「もっと自分の能力を活かせる仕事がしたい」という前向きな理由もあれば、人間関係でのトラブルや上司への不満、給料などの待遇面の不満など、退職理由は人それぞれ。
ですが、その伝え方によっては、面接官に不安を抱かせたり、選考結果にも影響が出たりします。
失敗しない退職理由の答え方、伝え方、例文付きで解説します。

<目次>

  • 1. 退職理由はなぜ聞かれるのか?何を見られているのか?
  • 2. 退職理由の答え方 大切な3つのポイント
  • 3. 前向き回答に落とし穴 うっかり使うと失敗するキーワードとは?
  • 4. ずばり、給料に不満だった。そんな時、なんて答えるのが正解?
  • 5. 上司のパワハラ、同僚との人間関係が理由の場合
  • 6. 1か月、3ヵ月、短期間でやめた場合の退職理由
  • 7. 会社都合、早期退職など会社の事情で退職する場合
  • 8. 答えにくい退職理由もある。その場合は正直に語るか、嘘をつくか

退職理由はなぜ聞かれるのか?何を見られているのか?

退職理由はなぜ聞かれるのでしょうか?面接官はどこを見ているのでしょうか?

退職理由から仕事に対する考え方を知る

転職希望者の退職理由から、その人が「働く上で重視していること」「仕事に対する考え」といったことがわかります。

  • 転職希望者の大事にしていることが、自社の中で叶えることができるのか?
  • あるいは、同じ理由で離職してしまう可能性が高いのか

退職理由から仕事への考え方を確認することで、自社の条件や、社風に合った人材かどうかを判断しているのです。

仕事や社内での役割に責任を持って臨めるか

新卒採用の面接で行われる、圧迫面接。これには「ストレス耐性を見る」という意図があります。
中途採用の面接では、あからさまな圧迫面接は少ないですが、退職理由という、ともすればネガティブになりやすい、答えにくいことを直接聞くというのは、ある意味ストレス耐性を確認しているともいえます。
答え方によっては、「希望通りにならないと同じようにすぐ辞めてしまうのでは?」という不安を与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
前の職場が悪い、人のせい、など周りの誰かのせいととらえて、被害者気分でいないか。
自分ごととしてどう対処した結果、退職したのか。
退職理由を聞くことで、仕事や社内での役割に責任を持って取り組めるかを見ているのです。

では、退職理由をどのように伝えていけばよいでしょうか?

退職理由の答え方 大切な3つのポイント

押さえておきたい基本のポイントは3つ。

1内容は前向きに、変換する

転職を考える理由には、少なからず前職に対する不満があると思います。
しかし、それをそのまま伝えてしまっては、面接官に「後ろ向きタイプでは?」「当社に入社しても不平不満を言うのでは?」と受け取られる心配があります。
退職理由を回答する際は、なによりポジティブな内容に変換することが大切。
不平不満をありのままに伝えるのではなく、それらを解消して、入社後に取り組んでいきたい仕事内容を具体的に伝えるなど、前向きなアピールとなるよう心掛けましょう。

2志望動機や入社意欲へつなげる

「仕事内容が合わなかった」「キャリアアップできない環境だった」といった理由の場合、それだけを伝えるのはただの不平不満です。
例えば、企画職に就きたいという意向があって、「異動を希望したが受け入れられなかった」というように、自分なりの対策をしたが、改善が見込めなかったといった具体的な話をするようにしましょう。

そこから、なぜ企画部の仕事をしたいのか、志望する企業の企画部でどんな仕事をしたいと考えているかなども併せて伝えられれば、立派な志望動機にもなり、「御社でぜひ企画の仕事をしたい」という入社意欲のアピールにもなります。

3自信をもって、ハキハキと丁寧に話す

背筋を伸ばして、ハキハキと話すことは、それだけで自信があるように見えます。
退職理由についてボソボソと小さな声で話すと、せっかくポジティブな内容に変換しても、「本当は他に言いにくい事情があるのでは?」と思われてしまいます。

転職を考えた理由、転職希望先の企業を選んだ理由を、真剣な表情でハッキリと話すことで、面接官の印象も確実にアップします。

前向き回答に落とし穴 うっかり使うと失敗するキーワードとは?

退職理由という、答えにくい回答を伝えるときでも、やる気や意欲を伝えたい。
そんなつもりでポジティブと思われる用語を多用する人がいます。でもちょっと注意!
使い方次第で、あれ?という落とし穴にはまることがあります。

「キャリアチェンジ」

「キャリアチェンジ」。響きの良い言葉ですが、使う前に注意が必要です。

それは、チェンジしようとしているキャリアの実績と達成状況。

今の職種、仕事場で充分に力を発揮し、これ以上のステップアップ、展開が見込めないと判断した。だから新しいキャリアを積みたい、と言える自負があれば使っても良いでしょう。
一方、道半ばでのキャリアチェンジは、ともすると「挫折」「中途半端」という印象を与えてしまいます。その場合は、キャリアチェンジという言葉を使わず、「目指す新しい職種で、今まで得た経験・キャリアを活かすことができる」という伝え方の方が良さそうです。

「ステップアップ」「スキルアップ」

自分のスキルや能力を上げるために、御社に入りたい。そういう期待ができる会社だと褒めているように見えますが、違う見方をすると、「自分のため」というスタンスになります。
もちろん、自己実現、自己研鑽は必要ですが、「ステップアップ」「スキルアップ」したその先に、「会社・社会へ利益を還元する」という視点を忘れないようにしましょう。

具体的な退職理由と回答例をいくつかご紹介します。

ずばり、給料に不満だった。そんな時の正解例文

給与や待遇に不満があって退職した場合、残念ながら、理由をそのまま伝えるのはリスクが高いです。報酬がアップすればどこでも良いのでは?という不安を面接官に抱かせてしまいます。
給料への不満は、裏を返せば自分の仕事ぶりに自信があり、それを正当に評価して欲しいという気持ちがあるということです。
「正当な評価が、より良い仕事につながる」という思いを持っていて、そうした企業の風土に共感している、という気持ちを伝えるようにしましょう。

例文:

「前職では、営業で新規顧客の開拓を担当しており、月間売上トップも経験しました。しかし、年功序列の企業風土だったため、成果が評価につながりにくいという状況でした。営業職は自分の努力が成果につながる仕事だと思っております。年齢だけでなく、実力、実績を評価してもらえる御社で仕事に邁進したいという考えから、転職を決意いたしました。」

上司のパワハラ、同僚との人間関係が理由の回答例

人間関係を退職理由としてそのまま伝えるのも得策ではありません。面接官は、「当社でまた同じことを繰り返すのでは?」と感じてしまいます。
人間関係の悪さが原因ということは、逆に言えば「もっと周囲と協力して仕事を進めたい、チームワークを活かして働きたい」という思いを持っているということ。
「コミュニケーションをもっと活発に行いながら仕事をしたい」「チームとして力を合わせて成果を上げたい」など、前向きな志望動機として伝えましょう。

例文:

「前職も営業職でしたが、個人主義が徹底しており、個々に成果を上げることを求められる風土だったため、情報共有や協力体制の構築が難しい環境でした。私は周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるのが好きなタイプですが、競争を過度に推奨する雰囲気が壁となり、もどかしい思いを抱えていました。御社の組織営業力の強さは非常に有名です。私もその中で活発にコミュニケーションを取り、『個人の力をチームで活かして仕事がしたい』という考えから、転職を決意いたしました。」

残業が多い、休日が少ない 勤務待遇に不満で退職する場合

勤務時間の超過や、なかなか休日が取れないなど、超過労働が理由で退職するケースの場合、伝え方を間違えると、勤務意欲が低い、責任感が薄い、などの悪い印象を与えてしまうことがあります。
ですが、休暇をしっかり取り、リフレッシュすることは、仕事のクオリティーを上げ、仕事への意欲を高めることにもつながります。
仕事の効率化をはかり、生産性を高めることで得た余暇の時間を使って、自己研鑽をし、会社に貢献できると考えている、という意思を伝えましょう。

例文:

「前職では、月の残業時間が100時間を超え、休日出勤も多く、業務の効率化をはかったり、自己研鑽を重ねたりといった、スキルアップにあてる時間が取れない状況でした。ただ仕事をこなすのではなく、余暇時間などを利用して自らも成長しながら仕事を進め、会社や社会に貢献できるようになりたいと考え、退職を決意いたしました。」

1ヶ月、3ヶ月、短期間で退職したときの例文

多くの企業は、雇用する人材に対し、できるだけ長期間籍を置き、より多く会社の利益や次のビジネス・人材の育成に貢献してほしいと考えています。
短期間での転職履歴は、採用担当者に「すぐ辞めてしまうのでは?」という不安を抱かせてしまう恐れも。

嘘の理由を述べるのはNGですが、例えば、入社後に採用時の条件との違いや、希望した配属先への道がないことが判明したなどの場合は、その事実とそのために行った自分なりの努力を伝え、新しい仕事への意欲と自信を伝える必要があります。

例文:

「企画職採用で入社いたしましたが、実際の配属先は営業部門でした。お客様と直接向き合い、お客様のニーズを知る良い機会を得られましたが、企画職を希望して入社したこともあり、上長に転属を願い出ました。しかし会社方針として、営業強化を進めており、企画職への転属は難しいとのことでしたので、この度退職を決意いたしました。」

会社都合、早期退職など会社事情の退職での例文

会社の業績悪化による早期退職募集など、会社都合での退職。ここも伝え方が大事になります。
仕事に就かなくてはいけないから「仕方なく」「取り急ぎ」応募しているのでは?と思わせないために、会社都合による意図してなかった退職をチャンスに変えるバイタリティを伝えていきましょう。

例文:

「会社の業績が悪化し、希望退職募集があり、前職の立場では劇的に業績回復に貢献できるポジションにはなかったこともあり、退職する決意をいたしました。この機会を、かねてより興味を持っていた職種に就くチャンスと考え、スキルアップを重ね、これまで以上に会社に貢献できる人材となれるよう努力していきたいと考えています。」

自身の体調や、家族の介護などが理由の場合

自分の体調不良や、家族の介護などの事情で、退職を余儀なくされることはあります。その後の転職活動で大事なことは、自身の体調不良の場合なら、今は完治していて問題ない、あるいは業務に支障がない、ということをきちんと伝えること。家族の介護などの場合は、業務に支障が出ない範囲で対応できる、あるいは対策ができていることを伝える必要があります。

答えにくい退職理由もある。嘘をついてもいい?

採用担当者は多くの人の面接を行っています。嘘は必ず見抜かれると思っていて、間違いないでしょう。
あなたの退職理由は、見方を変えれば、別のとらえ方、言い方をすることができます。

退職理由をポジティブに表現し、志望意欲につなげることで自信を持って伝えることができ、その姿勢によって採用担当者を安心させることが可能です。

こうした視点の切り替えは、今後仕事の上においても、役に立つでしょう。

退職理由をポジティブにとらえなおして、面接に臨んでください。

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