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【IT・Web業界】SEを目指すための志望動機の書き方のコツ

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SE(システムエンジニア)は、主にシステムの設計や開発などを行う技術職です。ITの発展・普及に伴い、SEは企業や官公庁などさまざまな業界で必要とされています。近年は、ITとは異なる業界からSEへの転職を目指す人もいます。この記事では、SEを目指して転職を考えている人に向けて、SEの仕事内容や魅力、履歴書に記載する志望動機の例文などをご紹介します。

<目次>

  • 1. SEの種類と仕事内容
  • 2. SEの魅力
  • 3. SEを目指す際の志望動機のポイント
  • 4. SEを目指すための志望動機例文
  • 5. 高い専門性と勉強熱心さをアピールしよう

SEの種類と仕事内容

SEはコンピューターの上流工程を担う職種で、ユーザーの要望をヒアリングしてシステムを設計し、開発・テストを手掛けるのが主な仕事です。SEが作成した仕様書などをもとに、プログラマーが実際にシステムを作ります。

SEの仕事は大きく二種類に分かれます。一つは顧客のシステムを開発する「受託開発」、もう一つは自社のシステムを取り扱う「社内SE」です。

●受託開発

クライアントが求めているシステムの概要をヒアリングして、システムの設計・開発を行うのが主な業務です。クライアントとの打ち合わせや仕様書の作成、仕様変更の対応、システムの動作確認などを行います。納期までに仕事を完了させるための工程やスケジュールを考え、プログラマーなどに指示を出します。クライアントの職場に常駐してシステム開発を行うこともあります。

●社内SE

自社の情報システムを企画し、安定的に運用するのが主な業務です。各部署が求めるシステムを企画・開発したり、既存のシステムをリニューアルしたり、新規事業に関するシステムの設計・開発などに携わったりします。また、社内で発生したシステムエラーへの対応のほか、社員のPCトラブルの解決役としての役割も担います。

SEの魅力

SEにはさまざまな魅力があり、やりがいやスキルアップ、待遇の良さなどを求めて他業種からSEへの転職を希望する人もいます。では、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。

●受託開発の魅力

<自分のアイデアが反映される>

クライアントからの要望に沿ったシステムを開発するなかで、個人やチームのアイデアがシステムに反映されるチャンスがあります。つまり、クライアントの要望どおりに開発するだけでなく、自分の提案でクライアントの問題を解決し、クライアントが気付いていなかった点を改善するお手伝いができるということです。自ら設計・開発したシステムがクライアントに評価され、実際に運用されることは、やりがいとして感じられるでしょう。

<最先端のIT技術を提案できる>

IT技術は日々進化し、新しいトレンドが生まれています。そのため、従来のシステムや前例にとらわれない画期的な新技術の提案が可能です。単なるルーチンワークとは異なり、技術の進化を常にキャッチアップしながら、自身のクリエイティブな発想を設計・開発に活かすこともできるので、楽しさを感じられるでしょう。

●社内SEの魅力

<残業が少ない>

社内SEは受託開発の仕事に比べると、残業が少ない傾向にあります。受託開発の仕事はクライアントへの納期が設定されているため、想定外の事態やトラブルが発生した際に、納期を守るために残業して対応することがあります。
社内SEも、連携して開発を行う外部の会社とのやりとりなどはありますが、基本的には自社内のシステムを対象にした業務のため、納期に融通が利き、残業は少なめです。

<仕事の成果が見えやすい>

社内SEが開発するのは、主に自社で利用するシステムのため、導入後に率直な意見や感想をダイレクトに得ることができ、指摘された改善点を反映させるのが比較的容易です。評価を肌で感じることで、「さらに良いシステムを開発しよう」という励みになり、モチベーションアップにつながるでしょう。

<仕事の幅が広い>

社内SEは、社内の業務を効率化するために、従来のシステムを改善するのはもちろん、設計・開発・構築・保守運用など、幅広い工程を経験できます。ときには、経営面に関する会社の基幹システムに携わる機会もあるでしょう。

SEを目指す際の志望動機のポイント

志望動機は内容だけでなく、論理の組み立て方や表現の仕方も評価されています。SEを目指す人が転職活動を行う際に意識しておきたい、志望動機のポイントをご紹介します。

●ロジカルシンキングは大前提

SEには、システムを論理的に設計する能力が求められます。そのため、志望動機を書くときも、「持ち前の粘り強さと熱意で業務に取り組み、クライアントに喜ばれるシステムを開発したい」といった感覚的な表現はNGです。筋道を立てて物事を考え、なぜSEの仕事をしたいのか、なぜその会社への転職を希望するのかを論理的に伝えましょう。

●コミュニケーション力が重要

コミュニケーション力は、受託開発SEと社内SEの双方に求められる重要なスキルです。システムの設計・開発にあたっては、クライアント・自社を問わず、「どのようなシステムを求めているのか」「どのような点を改善したいのか」といった点を的確にヒアリングする必要があります。
社内SEの場合は特に、システムやPCについてあまり詳しくない相手に対しても、理解できるようにわかりやすく説明することが大切です。志望動機では、周囲と適切なコミュニケーションを取って円滑な関係を築きながら、業務を遂行する能力がある点を伝えましょう。

●会社の方向性とマッチングしていることをアピール

ITに関する需要は高く、SEは売り手市場の状況が続いています。多くの企業では、採用後のミスマッチに伴う離職を防ぐため、選考時に「長く働けるかどうか」を重視しています。志望動機では、自分が目指すキャリアプランと会社の方向性がマッチングしており、自分のスキルを活かせると考えていることを伝えましょう。

SEを目指すための志望動機例文

志望動機を書く際のポイントを参考に、自分の経験やキャリアプランを入れて、具体的な志望動機を考えてみましょう。SE未経験者と経験者の志望動機例文をそれぞれご紹介します。

<例文1>同業界のSE未経験者の志望動機

私がソフトウェア開発業界でSEを目指している理由は、新卒で入社した会社から従事してきたプログラマーの仕事を通して、クライアントの業務にもっと貢献するためにシステムの企画や設計を自分で手掛けたいと考えたためです。私は、自社開発のシステムがクライアントの売り上げを伸ばし、企業の成長につながる成果をもたらすことに、大きなやりがいと価値を感じています。貴社は、物流・販売・人事など、幅広い業界に向けてオーダーメイドでシステムを設計・開発していることに魅力を感じ、志望いたしました。今後はSEという立場でクライアントの要望を汲み取り、システムの企画から設計、完成後のフォローとサービスまでを一貫して受け持つことで、自身のキャリアを高めていきたいと考えております。

<例文2>SE経験者(応募する業界は未経験)の志望動機

私は現在、通信業界で社内SEとして勤務しており、社内システムの運営、業務ソフトや新規事業システムの開発、社内のPCトラブルに関する対応などを担当しています。これまで、社内のさまざまな人と意思疎通を図りながらシステムを改善することに達成感を感じていました。しかし、今後のキャリアを考えたときに、他の業界で異なる環境のもと、SEとしてより多くの経験を積みたいと希望するようになりました。 日本では少子高齢化がさらに進むため、貴社のような介護業界でのITシステムの活用は必要不可欠です。自身のスキルを活かして貴社のシステム開発に携わり、医療と介護の連携がスムーズに実現できるシステムを設計して、社会に深く貢献できるSEになりたいと考えております。

高い専門性と勉強熱心さをアピールしよう

SEは専門性が高いうえ、技術は日々進化していますので、積極的に勉強して最新のトレンドをキャッチアップしていく努力が必要です。履歴書の志望動機を記載する際、SE経験者の場合は、即戦力として働けること、自身が望むキャリアの道筋が転職を希望する会社の方向性と合致していることなどを書きましょう。未経験者の場合も、SEの勉強を継続的に行っていて、技術の習得に熱心である点をアピールすることが大切です。いずれも、なぜその業界・会社でSEを志望するのか、論理的に説明できる文章の作成を心掛けましょう。